絶版文庫書誌集成



Japanese Paperback archives


このサイトについて

安価で軽便な本として文庫本は数多く出版されてきました。
安価軽便であるがゆえに、その消長は激しいものです。
出版不況、活字離れ、電子書籍化などの中で、さらに文庫本の消長は激しくなって行くのかもしれません。
かつて、私たちを愉しませてくれた文庫本が消え去ってゆくことに寂しさをおぼえます。
絶版となった多くの文庫本たちを何らかの形で遺しておきたいと、このサイトを作ることにしました。
目標として1960年代から1980年代を中心とした絶版文庫8000点の収録を考えておりますが、仕事の合間での、入力作業ですのでなかなかに収録点数が増えません。
ぼちぼちとやってゆきますので、どうか、ゆるい目で見守って頂ければ幸いです。


 *2015年3月に、OCN・Page onよりさくらインターネットに移転しました。
 *2023年12月21日、sslの設定を致しました。


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2025年 11月 2日
 

関川 夏央 (せきかわなつお)
「おじさんはなぜ時代小説が好きか」
(おじさんはなぜじだいしょうせつがすきか)
集英社文庫



*カバーデザイン・日下潤一
 イラストレーション・南伸坊
(画像はクリックで拡大します)

*282頁 / 発行 2010年

*カバー文
時代小説とは何か? 司馬遼太郎、藤沢周平ら多くの作家が活躍し、名作が書かれた昭和。作品が舞台とする江戸時代。高度経済成長期の「会社」生活に一喜一憂した昭和のサラリーマン達が自らを仮託した下級武士達と、経済成長なきユートピアとしての「藩」。それぞれの時代と社会を詳細に読み解き、日本人にとって時代小説が持つ意味をわかりやすく語る。おじさんも歴女も目からウロコが落ちる必読書。

*目次
第一章 「小僧」は神様を信じない ── 山本周五郎
第二章 吉川英治の『宮本武蔵』と「修養主義」
第三章 「戦後」を問いつづけた司馬遼太郎
第四章 「海坂藩」の原風景 ── 藤沢周平
第五章 山田風太郎 ── その教養と奇想
第六章 「侠客」その孤影と集団の両像 ── 長谷川伸、村上元三など
第七章 「おじさん」はなぜ時代小説が好きか ── 森鴎外ほか
 あとがき / 参考資料 / 解説 加藤陽子


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うなさか書房
(2012 06)