*カバー写真・沢村貞子氏愛用の着物地と柘植の櫛
撮影・広瀬達郎(新潮社写真部)
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*198頁 / 発行 2007年
*カバー文
美しく老いるなんてありえない、と言っていたけれど、あなたは死ぬまで美しかった ── 東京浅草下町の歌舞伎狂言作者の家に生れ、女学校を出て女優になり、名脇役で知られた沢村貞子。エッセイストとしても活躍、その暮らしぶり、生き方は多くの人の共感を集めた。潔く生きて、自分らしく終えたその人生の流儀と心を打つ老後を、長年共に過ごして最期を看取った著者が爽やかに綴る。
*目次
はじめに / マネージャーってナニ? / 仕事を決める話 / 大橋さんのこと / せっかち / おせっかい / 衝立 / 創る / 食事 / すきやき弁当 / おしゃれ / 店じまい / 家さがし / 上原の家の茶の間 / 弟・加藤大介 / 兄・沢村国太郎さんと甥たち / 姉・矢島せい子さん / 引越し / わしの鯛茶 / 鶯ととんび / 雀 / 金庫 / 富士山と夕陽 / 大橋さん逝く / 沢村さんの一日 / 写真 / 沢村さん発病 / 沢村さんの死 / 散骨の日 / あとがきにかえて / 文庫版のための付記 / 嫉いちゃ、いけないよ 早坂暁
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