絶版文庫書誌集成
新潮文庫 【あ】
会津 八一 (あいづやいち)
「自註鹿鳴集」 (じちゅうろくめいしゅう)
青木 冨貴子 (あおきふきこ)
「占領史追跡 ニューズウィーク東京支局長パケナム記者の諜報日記」 (せんりょうしついせき)
赤瀬川 原平 (あかせがわげんぺい)
「櫻画報大全」 (さくらがほうたいぜん)
阿川 弘之 (あがわひろゆき)
「水の上の会話」 (みずのうえのかいわ)
秋尾 沙戸子 (あきおさとこ)
「ワシントンハイツ GHQが東京に刻んだ戦後」
秋山 駿 (あきやましゅん)
「信長」 (のぶなが)
阿久 悠 (あくゆう)
「歌謡曲の時代 ― 歌もよう人もよう」 (かようきょくのじだい)
芥川 龍之介 (あくたがわりゅうのすけ)
「煙草と惡魔」 (たばことあくま)
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*129頁 / 発行 昭和24年 / 旧仮名旧字体
*目次
ひよつとこ
野呂松人形
煙草と惡魔
煙管
MENSRA ZOILI
道祖問答
さまよへる猶太人
二つの手紙
片戀
解説 瀧井孝作
朝日新聞社会部 (あさひしんぶんしゃかいぶ)
「神田川」 (かんだがわ)
安部 公房 (あべこうぼう)
「死に急ぐ鯨たち」 (しにいそぐくじらたち)
阿部 知二 (あべともじ)
「冬の宿」 (ふゆのやど)
嵐山 光三郎編著 (あらしやまこうざぶろう)
「インスタントラーメン読本」 (いんすたんとらーめんどくほん)
嵐山 光三郎 (あらしやまこうざぶろう)
「口笛の歌が聴こえる」 (くちぶえのうたがきこえる)
*カバー・安西水丸
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*465頁 / 発行 1988年
*カバー文
いたるところでブルドーザーがうなりをあげ、ついでに若者の頭の中も工事中だった東京、60年代。サルトルを片手に女の子をくどき、路地裏でチンピラと乱闘、就職試験トレーニングの合い間に火炎ビンを投げていたあの頃。唐十郎、三島由紀夫、安西水丸など数百人の実名オールスター・キャストで、オリンピックと安田講堂の東京を再現する、嵐山光三郎初の自伝的大河青春小説。
*目次
東京の街は、どこも港町のようだった。 一九六四年冬。 口笛が風に舞う港町。
実存主義とは何か。 サルトル学者、シンポジウムに登場し、 「われこそサルトル印ブランドだ」と丁丁発止の論戦。
闇の徒党「東京薔薇色社交会」が密議する 寺山修司飼育計画とは何か。
町はいずこも工事中だ。 工事中であることが、 町が生きている証なのだった。
大学祭の統一テーマはやたらと長い 入試の倍率に比例して 永く難解だ。
文部省中央教育審議会の 〈期待される人間僧〉第十条は、 「消費文化におぼれてはいけない」
さよならタンメン袋小路 ── 恋文横丁、一夜にして焼亡。 英介、焼け焦げた街を検屍する。
セップンとウンコが人間を動かす ── 精神分析の授業そのままに、 英介、金粉ショーの死の淵をかいま見る。
一九六五年夏。 ベトナム北爆のさなか、学生は就職戦線の日常だ。 夏の昼下がり、渋谷ではウィンチェスター銃の市街戦。
周造、暴漢に胸を撃たれて死す。 「涙の連絡船」を聴きながらの通夜。
平凡社は無頼の館だ。 奇人・変人・旗本・学者・詩人・ダダイスト入り乱れて 書物の砦に隠棲する。
無届け無許可の野外公演。 唐十郎の「腰巻お仙」戸山ハイツを騒がす。
ジャズバー・CATで、 英介、ハクイ女(スケ)に出喰わす。 難波律郎経営の「北ホテル」へ
上石神井の壇一雄邸には昨夜の酒のにおいがたれこめていた。 英介、壇一雄を巨人戦へ連れ出す。
三島由紀夫、死へ向かう突撃の美学。 いつか自己の「芯」を見せてやると、 ボディビルセンターで宣言した。
新宿にフーテン族出現。 都市の地下沼から湧いてくる 新アブク民族だ。
唐十郎の紅天幕が新宿花園神社に出現した。 客は汗に糸をひきあい、汗の納豆地獄となる。
ラブミー農場の深沢七郎、 「うまいものはみんなウンコの匂いがする」と泰然自若。 時代の地殻変動もどこ吹く風だ。
一九六八年一月、円谷幸吉が自殺した。 金嬉老事件。リボンとの別離。 英介二十六歳、その日暮らし。
東大全共闘、安田講堂を占拠。 英介、武闘派の雄・大村秋人を トリスで陣中見舞する。
横尾忠則、やるせない時代のヒーロー。 稼業は股倉絵師、 その圧倒的な俗悪さ。
新宿炎上、10・21国際反戦デー。 山手線・中央線はストップし、騒乱罪が適用される。
三億円強奪事件は、 時代の気分へ芯を通した無鉄砲な爽快感があった。 英介、犯人へ拍手をおくる。
英介、新宿ビレッジ・バンガードで永山則夫と出喰わす。 生気のない曇りガラスの目の男だ。 永山、すでに四人殺している。
東大安田講堂落城する。 列品館の炎上、こいつは気分がいい活劇だ。
さらば新宿、さらばヤツデ荘、さらば口笛の街。さらばトミー。 涙が出てきてとまらない。 燃えろ野良犬の街。
時代テーブル'64〜'69 / 虚実登場人物索引 / 解説・唐十郎
*新風舎文庫版(サイト内リンク)
嵐山 光三郎 (あらしやまこうざぶろう)
「追悼の達人」 (ついとうのたつじん)
有栖川 有栖編 (ありすがわありす)
「大阪ラビリンス」 (おおさかlabyrinth)
アルフレッド・コルトオ著 河上 徹太郎訳 (ASPECT DE CHOPIN / かわかみてつたろう)
「ショパン」 (Alfred Cortot)
安西 水丸 (あんざいみずまる)
「青山の青空」 (あおやまのあおぞら)
安西 水丸・和田 誠 (あんざいみずまる・わだまこと)
「青豆とうふ」 (あおまめとうふ)
アンドレ・ジッド著 辰野隆他訳 (たつのゆたか)
「秋の斷想」 (あきのだんそう)
アンドレ・ジッド著 生島 遼一訳
「法王庁の抜穴」 (ほうおうちょうのぬけあな)
アンドレ・マルロー著 滝田 文彦訳 (たきたふみひこ)
「王道」 (おうどう)
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*219頁
*発行 昭和45年
*カバー画像・平成6年発行「新潮文庫の復刊」版カバー
*カバー文
インドシナへ向う船中で青年考古学者クロードは、何かに憑かれたような冒険家ペルケンと出会う。二人は密林の中にかつての王道を探る探検の旅を共にし、艱難辛苦の末、見事なクメールの彫刻を発掘するが……。不条理に絶望しながらも力への意思に取り憑かれた人間を強烈に描く。
アンドレ・モロワ著・鈴木福一訳 (すずきふくいち)
「アメリカ史(上下)」 (あめりかし)
アンドレ・モロワ著 水野 成夫・小林 正訳 (みずのしげお・こばやしただし)
「英国史」〔上〕 (えいこくし)
安野 光雅 (あんのみつまさ)
「手品師の帽子」 (てじなしのぼうし)
安野 光雅 三木 卓 (あんのみつまさ みきたく)
「らんぷと水鉄砲」 (らんぷとみずでっぽう)
アンリ・ド・モンテルラン著 (Henry de Montherlant) 堀口 大學訳 (ほりぐちだいがく)
「闘牛士」 (とうぎゅうし)