絶版文庫書誌集成
角川文庫 【う】
ウージェーヌ・シュー著 (Eugene Sue) / 小林龍雄訳 (こばやしたつお)
「さまよえるユダヤ人(上下巻)」 (Le Juif Errant)
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*上363頁・下319頁
*発行 昭和26年
*カバー画像・平成元年刊「リバイバルコレクション」版カバー
カバーデザイン・鈴木一誌
*カバー文
かつてパリを沸騰させた新聞連載小説の世界的先駆。一八四四〜一八四五年に連載され、新聞社の前には小説の筋の運びを待ちかねた愛読者の群れが押し寄せたという。五枚のメダルをめぐる雄大かつ複雑怪奇な波瀾万丈の物語。【全二冊】
ヴァレリー著 堀口 大學訳
「ヴァレリー文学論」 (ヴぁれりーぶんがくろん)
ヴァーツヤーヤナ / リチャード・バートン英訳・大場 正史邦訳 (おおばまさふみ)
「バートン版 カーマ・スートラ」(旧版)
宇井 無愁 (ういむしゅう)
「笑辞典 落語の根多」 (しょうじてんらくごのねた)
上田 正昭 (うえだまさあき)
「日本の原像 ― 国つ神のいのち」 (にほんのげんぞう)
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*233頁 / 発行 昭和50年
*カバー文
古代史には、謎の扉に閉ざされた知られざる部分が多い。だが、史料を欠く歴史過程のみが謎なのではない。書かれた歴史にしても、必ずしも、歴史の真相を映しているともいえまい。そこには往々にして時の権力者によって演出された虚構の歴史が展開されているからである。
従って、古代史論争の中には、その実、歴史の真相究明から程遠い、一種の謎解きに類した興味本位の議論が少なくない。
では如何にして、歴史の虚実を見分け、真実の歴史を浮かび上がらせることができるか。
本書は、古代史学界の第一人者が、新しい歴史認識の上に立って、独自の史観を展開し、日本古代史の空白部分に画期的な照明を当てた待望の書である。古代史ファンの必読書といえよう。
*目次
序 歴史の虚実
空白への模索 / 未知発掘 / 神話と歴史と
T 古代の黎明
神々の故郷 / 邪馬台国の謎 / 倭朝廷の軌跡 / 継体朝の命運
U まつりの伝統
祭祀と政治と / 開国原理の神々 / ヤタガラスの信仰 / 国つ神のいのち / 艮の金神の宗教 / 大教宣布と芸能復興 / 伝統行事の命脈
V 日本のたましい
鎮魂の原点 / 浄の美意識 / 恐山生き地獄 / 対馬の現像 / 万葉挽歌の周辺 / 土着性の回復
W 文化史と新国学
文化史学の課題 / 折口新国学の問題点
あとがき
*創元ライブラリ版(サイト内リンク)
梅田 英俊 (うめだひでとし)
「嘘曼陀羅」 (うそまんだら)