絶版文庫書誌集成
中公文庫 【み】
三浦 哲郎 (みうらてつろう)
「結婚の貌」 (けっこんのかお)
三浦 雅士 (みうらまさし)
「主体の変容 ― 現代文学ノート」 (しゅたいのへんよう)
三島 由紀夫 (みしまゆきお)
「作家論」 (さっかろん)
三島 由紀夫 (みしまゆきお)
「太陽と鉄」 (たいようとてつ)
曲亭馬琴原作・三島由紀夫作 (きょくていばきん・みしまゆきお)
「椿説弓張月」 (ちんせつゆみはりづき)
三島 由紀夫 (みしまゆきお)
「癩王のテラス」 (らいおうのてらす)
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*125頁
*発行 昭和50年
*カバー・司修画
*カバー文
死は月と銀、生は太陽と金。古代カンボジアの若き英雄王が、黒い死の淵からよみがえり、永遠不朽の肉体の化身となる、三島由紀夫のユニークな美意識を舞台に展開した絢爛たるロマン。
*解説頁・宗谷真爾
水上 勉 (みずかみつとむ)
「一休文芸私抄」 (いっきゅうぶんげいししょう)
水上 勉 (みずかみつとむ)
「宇野浩二伝」〈上下巻〉 (うのこうじでん)
水上 勉 (みずかみつとむ)
「馬よ花野に眠るべし」 (うまよはなのにねむるべし)
水上 勉 (みずかみつとむ)
「てんぐさお峯」 (てんぐさおみね)
水上 勉 (みずかみつとむ)
「わが六道の闇夜」 (わがろくどうのやみよ)
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*140頁
*発行 昭和52年
*カバー・永田力画
*カバー文
私は今日も六趣の世界を手さぐりで、闇夜を生きている。仏さまも神さまもまだ見たことがない ―― 作家の心奥に根雪となって残る赤貧の幼少時、出家、破門、京都五番町遊廓の夜など、生まれながらの心魂を黒々と染めあげた遠くて近い青春の軌跡を赤裸々に綴る。
*解説頁・柳田聖山
水木 しげる (みずきしげる)
「不思議旅行」 (ふしぎりょこう)
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*206頁
*発行 昭和59年
*カバー装画・水木 しげる
*カバー文
ひっそりと隠れているもの、身近にいるのに見えないもの、見えているのに気づかない人……。お化けはさまざまな場所に、千差万別の影をとって存在している。彼らはこの世とあの世を結び、人の運命を変えてゆく。体験を中心につづる不思議旅、お化け二十二話。
*解説頁・岩川隆
ミッキー 安川 (みっきーやすかわ)
「ふうらい坊留学記 ― 50年代アメリカ、破天荒な青春」 (ふうらいぼうりゅうがくき)
水沢 周 (みずさわしゅう)
「青木周蔵 日本をプロシャにしたかった男(上中下)」 (あおきしゅうぞう)
水田 九八二郎 (みずたくわじろう)
「原爆文献を読む ― 原爆関係書2176冊」 (げんばくぶんけんをよむ)
水田 九八二郎 (みずたくわじろう)
「ヒロシマ・ナガサキへの旅 ― 原爆の碑と遺跡が語る」 (ひろしまながさきへのたび)
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*299頁
*発行 1993年
*カバー写真・原爆ドーム(水田九八二郎撮影)
*カバー文
原爆体験―、これは過去の出来事ではなく、核時代に生きる私たちの現在・未来の問題である。無惨な死者の声なき碑が、何を語りかけ、何を訴えようとしているのか。広島、長崎を訪れる人々に、命の尊さ、平和の大切さを考える〈平和学習〉の手引・資料に、主要な原爆慰霊碑・遺跡を紹介する。
三谷 一馬 (みたにかずま)
「江戸庶民風俗図絵」 (えどしょみんふうぞくずえ)
三谷 信 (みたにまこと)
「級友三島由紀夫」 (きゅうゆうみしまゆきお)
三田村 鳶魚編 朝倉 治彦校註 (みたむらえんぎょ・あさくらはるひこ)
「江戸年中行事」 (えどねんじゅうぎょうじ)
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*428頁
*発行 1981年
*目録文
「御城之年中行事」「町中年中行事」を初め、「新吉原年中行事」など代表的年中行事十五篇を収め、江戸文化と生活実態を明らかにする。
*解説頁・朝倉治彦
皆川 博子 (みながわひろこ)
「妖かし蔵殺人事件」 (あやかしぐらさつじんじけん)
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*293頁
*発行 1989年
*カバー画・作田えつ子
*カバー文
若手歌舞伎俳優が、公演中の劇場から忽然と消え、小道具商の蔵の中から死体で発見された。殺人は殺人を呼び、梨園の人間関係の複雑さを窺わせる。舞台のけれんと、トリッキーな雰囲気に満ちた本格ミステリー。
*解説頁 絵描きのひとりごと 岡田嘉夫
皆川 博子 (みながわひろこ)
「花闇」 (はなやみ)
宮尾 しげを (みやおしげを)
「旅に拾った話」 (たびにひろったはなし)
宮岡 謙二 (みやおかけんじ)
「異国遍路旅芸人始末書」 (いこくへんろたびげいにんしまつ)
宮川 寅雄 (みやがわとらお)
「秋艸道人随聞」 (しゅうそうどうじんずいぶん)
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*238頁
*発行 昭和57年
*カバー画・著者
*カバー文
孤高の詩精神をもって短歌、書道、学問に独自の境地をきずいた秋艸道人会津八一の創造と思索の軌跡と反骨の生涯とを、三十年にわたってその訓育をうけた著者が、追懐をこめてつづる珠玉エッセエ三十一篇。
宮崎 市定 (みやざきいちさだ)
「九品官人法の研究 ― 科擧前史」 (きゅうひんかんじんほうのけんきゅう)
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*634頁
*発行 1997年
*カバー文
一品から九品の等級で人を官に登用する九品官制は隋代に科挙制度が確立してもなお後世まで続いた。本書は、官吏登用制度の実態を究明すべく、門閥家の特権を認めた九品官人法の変遷を広い視野と緻密な実証で跡づけ、中国中世の貴族社会の構造を解明し、わが国が世界に誇る宮崎史学の精髄を結晶させた名著である。
*解説頁・礪波護
宮崎 市定著・礪波 護編 (みやざきいちさだ・となみまもる)
「東洋的近世」 (とうようてききんせい)
宮崎 市定 (みやざきいちさだ)
「謎の七支刀 ― 五世紀の東アジアと日本」 (なぞのしちしとう)
三好 徹 (みよしとおる)
「私説・沖田総司」 (しせつおきたそうじ)
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*247頁 / 発行 昭和56年
*カバー・三井永一
*カバー文
新選組随一の美丈夫とうたわれながら、非情の人斬りとして生きねばならなかった若者の人間像に迫る表題作など、幕末維新史を揺がせた暗殺事件の真相を推理し歴史の謎に挑む傑作4篇
*目次
私説・沖田総司
人斬り彦斎
暗殺始末
参議暗殺
あとがき
解説 武蔵野次郎
三好 徹 (みよしとおる)
「近代ジャーナリスト列伝 ― 天馬の如く〈上下〉」 (きんだいじゃーなりすとれつでん)
三好 徹 (みよしとおる)
「まむしの周六 ― 萬朝報物語」 (まむしのしゅうろく)
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*426頁・旧仮名旧字体
*発行 1979年
*カバー・三井永一
*カバー文
喰いついたら離れない「まむしの周六」と畏怖され、「萬朝報」を舞台に冨と権力の横暴に立ち向かい、また「巌窟王」や「嗚無情」の名翻訳で天下の人気をさらった明治の偉大なジャーナリスト黒岩涙香の気骨と覇気あふれる波瀾の生涯を活写する。
*解説頁・権田萬治