絶版文庫書誌集成

中公文庫 【せ】

瀬戸内 晴美 (せとうちはるみ)
「青鞜」
(せいとう)


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*562頁
*発行 昭和62年
*カバー画・長沼(高村)智恵子(『青鞜』創刊号表紙より)

*カバー文
―― 元始、女性は太陽であった ――
明治四十四年、女性だけの雑誌『青鞜(せいとう)』が生まれた。平塚らいてう、二十五歳。旧い因習のなかで激しく燃焼した、その誇り高い青春と、『青鞜』につどう生気にみちた女性たちの群像を描く長篇大作。

*解説頁・菅野昭正


ェ 容 (センロン)林 芳訳 (リンファン)
「人、中年に到るや」
(ひとちゅうねんにいたるや)


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*177頁
*発行 昭和59年
*カバー絵・胡巨ツ

*カバー文
―― これはインクではなく私自身の血と涙の一滴一滴で燻り上げられた作品だ ―― 中国文化革命の嵐の中で苦悩し、その抑圧から立ち直ろうとする眼科女医と技師夫婦の、すべてをすてて仕事にかける中年世代としてのよろこび・悲しみを通して、中国がかかえている現実を鋭く描きだした、中篇小説賞受賞の問題作。