絶版文庫書誌集成
新潮文庫 【か】
海音寺 潮五郎 (かいおんじちょうごろう)
「二本の銀杏」 (ふたもとのぎんなん)
葛西 善蔵著・山本 健吉編 (かさいぜんぞう・やまもとけんきち)
「葛西善蔵集」 (かさいぜんぞう)
金井 美恵子 (かないみえこ)
「愛の生活」 (あいのせいかつ)
嘉村 礒多著・山本 健吉編 (かむらいそた・やまもとけんきち)
「嘉村礒多集」 (かむらいそたしゅう)
河上 徹太郎 (かわかみてつたろう)
「日本のアウトサイダー」 (にほんのあうとさいだー)
川口 松太郎 (かわぐちまつたろう)
「新吾十番勝負」 (上中下) (しんごじゅうばんしょうぶ)
*カバー・成瀬数富 (画像はクリックで拡大します)
*上巻・539頁/中巻・578頁/下巻・583頁
*発行 昭和40年
*解説頁・小松伸六
*カバー文
上巻
八代将軍吉宗の御落胤・葵新吾の剣の道を描く大長編。越前鯖江藩主・松平頼方(のちの吉宗)は、習いおぼえた剣法をためしたくて行列の供先を乱した越前屋半六を無礼討ちにする。越前屋の娘お長は、許嫁の庄三郎と共に頼方とつけねらうが逆に捕えられ、頼方の寵愛をうける。お長は男児を生み美女丸と命名されるが、庄三郎は城中に忍び入って美女丸を奪い秩父の自源流道場で育てる。
中巻
青年剣士に成長した美女丸は、黒田藩士と争いを起こしたことから出生の秘密を知り、父・吉宗も美女丸の所在を知ることとなる。吉宗は美女丸との対面を望むが、美女丸がそれを拒んだため、「葵新吾」の名とともに諸国通行勝手の許可を与え、諸藩に保護をたのむ。無位無官の修行者として全国を歩ける身となった新吾は、剣の修業と正義のため、一番また一番と真剣勝負を重ねていく。
下巻
自源流「地ずりの構え」の達人となった葵新吾は、六番目の勝負で柳生流七剣士の宗田豊之進を斬り、柳生一族から狙われることになる。しかし、新吾のめざす相手はただ一人、剣の恩人・梅井多門を失明させた放生一真流の武田一真のみ。いっぽう将軍吉宗は、新吾との対面を果たすため、全国の武芸者を集めて御前試合を行うことにし、新吾はそこで一真と十番目の勝負を闘う。
川崎 洋 (かわさきひろし)
「かがやく日本語の悪態」 (かがやくにほんごのあくたい)
河竹黙阿彌 (かわたけもくあみ) / 河竹繁俊編 (かわたけしげとし)
「黙阿彌名作選」 (もくあみめいさくせん)
川端 康成 (かわばたやすなり)
「天授の子」 (てんじゅのこ)
川本 三郎 (かわもとさぶろう)
「いまも、君を想う」 (いまもきみをおもう)
河盛 好蔵 (かわもりよしぞう)
「藤村のパリ」 (とうそんのぱり)
上林 暁 (かんばやし あかつき)
「聖ヨハネ病院にて」 (せいよはねびょういんにて)