絶版文庫書誌集成
旺文社文庫・日本の著作 【た】
高井 有一 (たかいゆういち)
「少年たちの戦場」 (しょうねんたちのせんじょう)
高木 実 (たかぎみのる)
「小さな地図への旅 ― 地図切手の世界」 (ちいさなちずへのたび)
*285頁 / 発行 1985年
*目録文
六五〇〇種の地図切手を蒐集した著者が、一枚一枚の切手に秘められたドラマ・エピイソードを綴る。
高島 忠夫 (たかしまただお)
「高島忠夫の洋食劇場」 (たかしまただおのようしょくげきじょう)
*264頁 / 発行 1983年
*帯文
テレビ・ラジオで活躍中の著者の、映画・食べもの・スターのことなどおいしい話や楽しい話。
高田 敏子 (たかだとしこ)
「ひとりの午後 ― さびしさから生まれる」 (ひとりのごご)
*224頁 / 発行 1983年
*目録文
ひとり旅、手のひらだけの愛など、愛のやさしさを語る。現代女流詩人を代表する著者のエッセイ。
高橋 和巳 (たかはしかずみ)
「現代の青春 高橋和巳エッセイ集」 (げんだいのせいしゅん)
高橋 和巳 (たかはしかずみ)
「孤立無援の思想 ― 高橋和巳エッセイ集」 (こりつむえんのしそう)
滝田 ゆう (たきだゆう)
「昭和ベエゴマ奇譚 字あまりエッセー」 (しょうわべえごまきたん)
滝田 ゆう (たきだゆう)
「滝田ゆうの 昭和ながれ唄」 (たきだゆうのしょうわながれうた)
宅島 徳光 (たくしまのりみつ)
「くちなしの花 ある戦没学生の手記」 (くちなしのはな)
*230頁 / 発行 1974年
*目録文
若き時代、愛を断念し冷然と時代の情況を諦観し、死を選ぶに至った戦歿学生の遺稿。その真摯な生き方は多くの人々の共感を得るであろう。 安田宏解説
太宰 治 (だざいおさむ)
「お伽草紙 他一編」 (おとぎぞうし)
*308頁 / 発行 1974年
*目録文
こぶ取り、浦島太郎、カチカチ山、舌切雀などに、人間心理の洞察家である著者が新解釈を与えた傑作。「新釈諸国噺」を併録。 大久保典夫解説
太宰 治 (だざいおさむ)
「正義と微笑 他一編」 (せいぎとびしょう)
太宰 治 (だざいおさむ)
「人間失格」 (にんげんしっかく)
(画像拡大不可)
*298頁
*発行 1973年
*目録文
人間らしく生きんと、真実への愛と信頼を求め続けた大庭葉蔵は、ついに人間失格者となる。
太宰 治 (だざいおさむ)
「走れメロス 必読名作シリーズ」 (はしれめろす)
(画像はクリックで拡大します)
*280頁
*発行 1990年
*目録文
牧人メロスと石工セリヌンティウスの友情をみごとに謳い上げた「走れメロス」他の名短編集
*目次(収録内容)
走れメロス / 富岳百景 / 女生徒 / 新樹の言葉 / 八十八夜 / 駈込み訴え / 東京八景
太宰 治 (だざいおさむ)
「パンドラの匣」 (ぱんどらのはこ)
多田 鉄之助 (ただてつのすけ)
「郷土料理 西日本編」 (きょうどりょうりにしにほんへん)
*255頁 / 発行 1987年
*目録文
近畿・中国・四国・九州・沖縄までの郷土料理の特色、つくり方を軽妙なる筆致で描く。保存版!!
*目次
郷土の味が生まれるまで
日本の味・郷土料理―西日本編
近畿地方の味
中国地方の味
四国地方の味
九州地方の味
多田 鉄之助 (ただてつのすけ)
「郷土料理 東日本編」 (きょうどりょうりひがしにほんへん)
*237頁 / 発行 1986年
*目録文
日本全国、各都道府県別に特色ある料理の数々を紹介。北海道・東北・関東・中部地方を収録。
*目次
郷土の味が生まれるまで―風土と歴史
北海道地方の味
東北地方の味
青森県 / 岩手県 / 宮城県 / 秋田県 / 山形県 / 福島県
関東地方の味
茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 東京都 / 千葉県 / 神奈川県
中部地方の味
新潟県 / 富山県 / 石川県 / 福井県 / 山梨県 / 長野県 / 岐阜県 / 静岡県 / 愛知県
多田 鉄之助 (ただてつのすけ)
「食通ものしり読本」 (しょくつうものしりどくほん)
*カバー装丁・鳥居敬一
(画像はクリックで拡大します)
*247頁 / 発行 1986年
*カバー文
世界中、あちこち歩いてみたが、日本ほど世界の味が揃っている国はどこにもない。 現代日本人は居ながらにして世界の味を楽しんでいるのだが、それについて軽い解説的な話の一つでも知っていると、食卓はいっそう明るく楽しくなるだろう。 健康で明るい人生を持とうではないか。 それにはまず、食卓に、愉快な話題があった方がよかろう。 本書がそのお役に立つならば幸である。(「あとがき」より)
*目次
1 日本料理さまざま
日本料理の内容 / 料理とな何か / 食味の基本 / 知っておきたいこと
2 西洋料理ものしり帖
渡来はいつか / 西洋料理覚え書
3 中国料理ものしり帖
古代の料理から / 中国料理・話の種 / 中国料理のいろいろ / 中国料理の献立 / 中国酒雑話 / 茶の雑話
あとがき
文庫本刊行に寄せて 竹中碩子
多田 鉄之助 (ただてつのすけ)
「そば通ものしり読本」 (そばつうものしりどくほん)
(画像はクリックで拡大します)
*227頁
*発行 1986年
*カバー画・鳥居敬一
*カバー文
一読でそば通になる本。日本人の最も愛好するそばの起源、歴史、種類、つくり方、逸話を満載。
*目次
そばの歴史 / そばの雑学 / そばと文芸 / そば料理 / そば昔語り / そば漫筆 / 聞き書き ― 出前持ちS君見聞録 / そば談義 ― 並木「藪そば」主人との対談 / あとがき
田中 小実昌 (たなかこみまさ)
「ああ寝不足だ」 (ああねぶそくだ)
田中 小実昌 (たなかこみまさ)
「コミさんの二日酔いノート」 (こみさんのふつかよいのーと)
田中 小実昌 (たなかこみまさ)
「猫は夜中に散歩する」 (ねこはよなかにさんぽする)
*286頁 / 発行 1985年
*目録文
毎度おなじみコミさんのふらりふらりおもしろ話。翻訳のこと、アメリカの酒場事情、映画……。
田中 小実昌 (たなかこみまさ)
「ベトナム王女」 (べとなむおうじょ)
*225頁 / 発行 1985年
*目録文
表題作ほか、「島子とオレ」「二段ベッドの楽屋」「パック爆弾」など七編。ストリッパーを心優しく描く。
田中 小実昌 (たなかこみまさ)
「また横道にそれますが」 (またよこみちにそれますが)
田中 小実昌 (たなかこみまさ)
「ワインの涙はそら涙」 (わいんのなみだはそらなみだ)
田辺 茂一 (たなべもいち)
「わが町・新宿」 (わがまちしんじゅく)
(画像はクリックで拡大します)
*291頁
*発行 1981年
*カバー文
新宿に生れた著者は、昭和2年、生家の敷地の一部に間口3間の紀伊国屋書店を開業した。以来55年、同書店は常に新宿文化の中心となってきた。と同時に新宿の町も、日々新たな若者の町へと鮮やかな変貌をとげた。本書は、その新宿の移り変わりと、新宿に集い散っていった人々とを、独得の軽妙な筆にのせて活写した好随筆である。
谷内六郎 (たにうちろくろう)
「心のふるさと」 (こころのふるさと)
*187頁 / 発行 1985年
*目録文
「旅の絵本」「遠い日のうた」に続く谷内六郎のカラー版画文集。少年期の多感な世界を描く。
谷内 六郎 (たにうちろくろう)
「旅の絵本」 (たびのえほん)
(画像はクリックで拡大します)
*199頁
*発行 1980年
*カバー文
私の絵も文もすべて記憶を幻燈のように うつし出して表現します、私はその方法をより徹して行くつもりです。 谷内六郎
谷内 六郎 (たにうちろくろう)
「遠い日のうた」 (とおいひのうた)
谷崎 旭寿 (たにざきてるひさ)
「秦帝国の興亡 ― 咸陽燃ゆ」 (しんていこくのこうぼう・かんようもゆ)
*385頁 / 発行 1986年
*目録文
広大な中国を統一した秦帝国も、始皇帝死後わずか三年で滅亡する。その一代歴史ロマン全史。
谷崎 旭寿 (たにざきてるひさ)
「漢帝国の登場 ― 大風の歌」 (かんていこくのとうじょう)
*287頁 / 発行 1986年
*目録文
漢帝国の創業成る!しかし天子となった劉邦は、韓信、彭越等の創業の功臣をつぎつぎに粛正する。
谷崎 旭寿 (たにざきてるひさ)
「項羽と劉邦の決戦 ― 楚漢春秋」 (こううとりゅうほうのけっせん)
*289頁 / 発行 1986年
*目録文
戦闘に生きる男・項羽、遊民出身で器量の大きな劉邦。両雄の決戦は凱歌を血に染める。
田野辺 薫 (たのべかおる)
「ゴルフ面白ゼミルール」 (ごるふおもしろぜみるーる)
*227頁 / 発行 1986年
*目録文
スタート時刻に遅れたら? 木の上にボールが乗った時? ゴルフルールのあれこれうんちく事典。
檀 一雄 (だんかずお)
「ユーモア・エッセイ 王様と召使い」 (おうさまとめしつかい)
(画像拡大不可)
*274頁
*発行 1983年
*目録文
オレは王様であり召使いだ…。料理の話。海外旅行記。青春記を含む豪快なエッセイ集。