絶版文庫書誌集成
旺文社文庫・日本の著作 【お】
おおば 比呂司 (おおばひろし)
「味のある旅 ― 味覚道中記」 (あじのあるたび)
おおば 比呂司 (おおばひろし)
「運河の色も七色八色 和蘭生活ノート」 (うんがのいろもなないろやいろ)
*191頁 / 発行 1985年
*目録文
ゴッホの故郷から食べものアラカルトまで、軽妙な文と達意のスケッチで描くオランダ生活百科。
おおば 比呂司 (おおばひろし)
「和蘭からの色エンピツ」 (おらんだからのいろえんぴつ)
おおば 比呂司 (おおばひろし)
「割りばしの旅」 (わりばしのたび)
*263頁 / 発行 1983年
*目録文
国境のラーメン屋(根室)、焼ガニの煙(越前海岸)などますます冴える全国うまいもの記。
岡田 鯱彦 (おかだしゃちひこ)
「源氏物語殺人事件」 (げんじものがたりさつじんじけん)
*232頁 / 発行 1980年
*目録文
雅やかな王朝で起きた血生臭い事件。紫式部が謎を追う。「源氏物語」を舞台にした異色推理小説。
小門 勝二 (おかどかつじ)
「荷風パリ地図」 (かふうぱりちず)
*259頁 / 発行 1984年
*目録文
『ふらんす物語』で知られる永井荷風が遊んだパリの足跡を、エロチシズムあふれる筆致で綴る。
岡部 清子 (おかべきよこ)
「トルコ、遥かな国・私のアンカラ日記」 (とるこはるかなくにわたしのあんからにっき)
*255頁 / 発行 1985年
*目録文
「トルコ料理さまざま」「トロイ戦争の地を訪ねて」など、知られざる遥かな国の暮らしと歴史を語る。
岡部 冬彦 (おかべふゆひこ)
「岡部冬彦の見る聞く話す」 (おかべふゆひこのみるきくはなす)
岡本 一平 (おかもといっぺい)
「紙上世界漫画漫遊」 (しじょうせかいまんがまんゆう)
岡本 一平 (おかもといっぺい)
「へぼ胡瓜・どじょう地獄 ― かの子と一平の"愛と青春"」 (へぼきゅうりどじょうじごく)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「綺堂芝居ばなし」 (きどうしばいばなし)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「綺堂むかし語り」 (きどうむかしがたり)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「魚妖・置いてけ堀 岡本綺堂巷談集」 (ぎょよう・おいてけぼり)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「修禅寺物語 他四編」 (しゅぜんじものがたり)
(画像拡大不可)
*199頁
*発行 1967年
*カバー文
夜叉王は頼家から面〈おもて〉を依頼されたが、いくら作っても面に死 相があらわれるので苦しんでいる。だが、頼家の死を知ると……。物語は名人かたぎの人物夜叉王を中心にみごとな展開をみせる。綺堂の代表的戯曲。他に新歌舞伎の傑作『佐々木高綱』『小栗栖〈おぐるす〉の長兵衛』『俳諧師』『新宿夜話』を収録。
*巻末頁
解説 戸板康二 人と文学/作品解説/作品鑑賞
『修善寺物語』あれこれ 坂東三津五郎
岡本綺堂先生の思い出 円地文子
代表作品解題 ・参考文献 ・年表
舞台写真 早稲田大学演劇博物館提供
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「中国怪奇小説集」 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「半七捕物帳〈二〉」 (はんしちとりものちょう)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「半七捕物帳」(五) (はんしちとりものちょう)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「半七捕物帳〈六〉」 (はんしちとりものちょう)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「箕輪の心中 ― 岡本綺堂情話集」 (みのわのしんじゅう)
岡本 綺堂 (おかもときどう)
「明治劇談 ランプの下にて」 (めいじげきだん らんぷのもとにて)
小川 和佑 (おがわかずすけ)
「立原道造 忘れがたみ」 (たちはらみちぞうわすれがたみ)
小川 和佑 (おがわかずすけ)
「堀辰雄 その愛と死」 (ほりたつおそのあいとし)
小川 未明 (おがわみめい)
「小川未明童話集」 (おがわみめいどうようしゅう)
*286頁 / 発行 1974年
*目録文
子供に対する深い愛情から生み出された数多くの未明童話の中から、「赤いろうそくと人魚」「野ばら」など三十編を収録。 山室静解説
興津 要 (おきつかなめ)
「江戸小咄女百態」 (えどこばなしおんなひゃくたい)
*269頁 / 発行 1986年
*目録文
町娘、新妻、嫁・姑、夜鷹、芸者、大名の御側室。江戸時代の女性の諸々相を小咄と川柳で活写する。
*目次
1. 娘たち / 2. 妻たち / 3. はたらく女たち / 4. 紅燈の巷の女たち / 5. 女あれこれ
興津 要 (おきつかなめ)
「江戸小咄散歩」 (えどこばなしさんぽ)
興津 要 (おきつかなめ)
「江戸小咄春夏秋冬」 (えどこばなししゅんかしゅうとう)
*370頁 / 発行 1987年
*紹介文
江戸の一年を、新年・春・夏・秋・冬に分け、あらゆる事物を小咄と川柳で語る。語源に楽しさも満載。
*目次
新年
元日 / 若水 / 雑煮 / 福寿草 / 羽子板
春
梅 / 鴬 / 猫の恋 / さざえ / 春の屑
夏
初鰹 / 五月雨 / 三社祭り / 涼み台 / 茄子
秋
朝顔 / 七夕 / 盂蘭盆 / 松茸
冬
顔見世 / 恵比須講 / 酉の市 / 木枯し / 雪見 / 年忘れ / 厄払い
ほか
興津 要 (おきつかなめ)
「江戸小咄商売往来」 (えどこばなししょうばいおうらい)
*281頁 / 発行 1986年
*目録文
「季節を売る」行商など、心豊かな江戸の商売・商法を、小咄・川柳とともに楽しく綴るエッセイ。
興津 要 (おきつかなめ)
「江戸食べもの誌」 (えどたべものし)
*248頁 / 発行 1985年
*カバー文
目も耳もただだが口は高くつき(初鰹)
川柳・江戸小咄を通し、江戸庶民の食生活を活き活きと描く。〈いまものこる江戸の味〉ねぎま、初鰹、河豚、鰻蒲焼、甘酒、寿司、天婦羅、蜆、桜餅、焼芋など……。〈いまはむかし江戸の味〉田楽、夜鷹蕎麦、淡雪豆腐、鯨汁、鯉、深川飯、女川菜飯、茶漬など……。〈江戸の味、余滴〉鴨葱、茄子、山芋、大根、辛子、茗荷など……。
御寵愛足の八本ないばかり(蛸)
*目次
其の1 いまものこる江戸の味
ももんじ屋―薬食いと称した栄養食
ねぎま―江戸の冬を暖めた代表的鍋料理
初鰹―初物好きな江戸っ子垂涎の的 ほか
其の2 いまはむかし江戸の味
夜鷹蕎麦―今、屋台ラーメン、昔、夜鷹蕎麦
四方の味噌―四方に知られた赤味噌の名品
田楽―お大尽は真崎、庶民は豊島屋 ほか
其の3 江戸の味・余滴
鴨葱(諺)―おあつらえ向きとはこのことなり
茄子(諺)―秋茄子は嫁に食わすなとは?
山芋(諺)―山芋が鰻に化ける精進料理 ほか
興津 要 (おきつかなめ)
「恋しき落語家たち」 (こいしきらくごかたち)
興津 要 (おきつかなめ)
「落語家 ― 懐かしき人たち」 (らくごか)
興津 要 (おきつかなめ)
「落語家 ― いま、むかし」 (らくごかいまむかし)
*342頁 / 発行 1987年
*紹介文
落語家の遠い先祖の「お咄衆」から、昭和の人気者・歌笑、文楽、志ん生までの素顔と作品を収録。
*目次
第1章 落語家の先祖
第2章 辻咄の落語家たち
「辻咄」の祖・露の五郎兵衛 / 米沢彦八の登場 / 鹿野武左衛門の悲劇
第3章 咄の会の流行
上方の素人咄の会 / 江戸笑話本の流行 / 烏亭焉馬の活躍 / 江戸の咄の会 / セミプロ芸人・石井宗叔 / 半幇間的な桜川慈悲成
第4章 寄席創始期のひとたち
三笑亭可楽 / 初代円生一門のひとたち / 可楽門下のひとたち / 〈色物〉の芸人たち
第5章 巨星三遊亭円朝
第6章 近代落語への出発
ステテコの円遊
第7章 明治の上方落語界
第8章 〈古き佳き日〉のひとびと
三羽烏売り出す / 弥太ッ平馬楽 / 初代柳家小せん / 上方落語に暗い影
第9章 大正時代を彩るひとたち
3代目柳家小さん / 大いなる惑星春団治 / 2代目桂三木助 / 人気者三語楼
第10章 昭和落語の出発
輝く新感覚派・金語楼 / 新作の担い手たち / 異彩を放つ2代目三遊亭歌笑
第11章 戦中から戦後へ
暗い戦時色 / 落語復興 / 8代目桂文楽 / 5代目古今亭志ん生 / テレビ時代へ
荻 昌弘 (おぎまさひろ)
「快食会談 ― 味のふるさと」 (かいしょくかいだん)
尾崎 秀樹 (おざきほつき)
「英雄伝説 史実と虚説の谷間」 (えいゆうでんせつ)
*274頁 / 発行 1983年
*目録文
坂本龍馬・宮本武蔵など民衆の心に生きる英雄を史実から虚構へと展開した異色の歴史物語。
尾崎 秀樹 (おざきほつき)
「虚実の歳月 ― 歴史を歩く」 (きょじつのさいげつ)
尾崎秀樹 (おざきほつき)
「殺しの美学 ― チャンバラ剣豪伝」 (ころしのびがく)
*268頁 / 発行 1985年
*目録文
丹下左膳、眠狂四郎、宮本武蔵、銭形平次、木枯紋次郎……。時代小説のヒーローの魅力を探る。
織田 作之助 (おださくのすけ)
「青春の逆説」 (せいしゅんのぎゃくせつ)
織田 作之助 (おださくのすけ)
「猿飛佐助 他九編」 (さるとびさすけ)
*273頁 / 発行 1978年
*目録文
アバタ面の大男という珍妙なる猿飛佐助の登場する表題作の他、オダサクの短編名作九編を収録。
小田 実 (おだまこと)
「タダの人の思想から ― 小田実対談集」 (ただのひとのしそうから)
(画像拡大不可)
*200頁
*発行 1978年
*目録文
市井のタダの人の視点から石原慎太郎、宇井純、野坂昭如の三人と熱論を交した小田実の対談集。
小野 啓子 (おのけいこ)
「アメリカン・ハイスクール・ライフ ― 17歳の留学体験記」