
*歌舞伎堂艶鏡「三代目石川八百蔵 梅王丸」
(C)(財)アダチ伝統木版画財団
(画像はクリックで拡大します)
|
*249頁 / 発行 2009年
*カバー文
食満南北は、明治大正の上方歌舞伎の巨星・初代中村鴈治郎の身近に居た座付作者。本書は、著者の自叙伝であり、九代目団十郎、五代目菊五郎、初代左団次、十一代目仁左衛門ら、南北が親炙した歌舞伎役者たちの挙措を生きいきと描いた読み物で、折口信夫が「南北として、これ以上のものは、もう書けない」と、折り紙をつけた主著。
闊達な語り口による劇界の内幕と多彩な逸話は芝居好きならずとも興趣が尽きない。
*目次
作者部屋から
桜痴居士とその門下
道頓堀の部屋
幕のあくまで
楽屋風呂から
市川団十郎(九代目)
尾上菊五郎(五代目)
市川左団次(初代)
尾上梅幸
中村鴈治郎
片岡仁左衛門(十一代目)
あとがき
解説 鴨下信一
|