絶版文庫書誌集成

現代教養文庫 【し】

椎名 麟三 (しいなりんぞう)
「愛と自由の肖像」
(あいとじゆうのしょうぞう)


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*208頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
T 現代の青年論
 現代青年論 / 青年の青年らしさ / 青年に青年らしさを与えているもの / A君 / B君 / 結論 / 純粋さについて / 自殺について
U ドストエフスキーと私
 生き抜く人間の問題 / ドストエフスキーと私
V 現代の恋愛論
 悪い結婚よりはよい婚約 / 現代の恋愛論 / 現代の悩みと苦しみから / 恋愛のユートピア / 仕事と恋愛 / 二つの愛 / 自由な恋愛 / 恋愛のための恋愛 / この愛は恋愛に至らず / 恋愛を超えるもの / 恋愛と自由 / 恋愛から情熱を奪うもの / 恋愛を保証するもの / 愛の限界を生きるということ
 あとがき / 椎名さんのこと (川和孝)


椎名 麟三 (しいなりんぞう)
「生きる意味」 
(いきるいみ)


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*206頁 / 発行 1964年

*カバー文
 人間にとって、真に人間的な生きかたとはどんなことか? 今日ほどこの問題について考えねばならない時代はなかった。著者は、この問題について「ホントウ」なものは何か、何が人間にとって真実なのか、について豊かな人生経験に裏づけられた挿語を折込んで切々と語りかける。

*目次
 一つの生活感情(序にかえて)
一、「ホントウ」ということ
ニ、生きる意味
 1 狂気の壁
 2 全く無関心になること
 3 あきらめについて
 4 死なないもののように
 5 新しい道
 6 人間は、ほんとうにだれかを愛することができるのか
  愛の郷愁 / 愛の選択 / 愛のなかで / 自分とはなにか / 人間はほんとうにだれかを愛することができるか / 死は愛の表現であるか / 愛をよろこぶために
三、文学と救い
四、現代とニヒリズム
五、小説の方法と思想
 1 表現について
 2 魂の色
 3 二つの方法
六、人間の復権
 1 復権ということ
 2 復権の手続
 3 悪にたいするやさしさ
 あとがき



椎名 麟三 (しいなりんぞう)
「私の人生手帖」
(わたしのじんせいてちょう)


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*240頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
愛について / 竹帚 / 紐 / 鉛筆 / アザラシ / 雲 / 自由について / ビール瓶 / 時計のネジ / 新しいワンピース / ラムネの玉 / 革バンド / 岩 / 死について / 緑色の小箱 / 手錠 / アズキ / 生きている死体 / 黄色い菊 / 神について / 岩の門 / 雑巾 / 催眠薬 / ピン・アップ / ?発見機 / 地面 / 生活について / 学帽 / ベレー帽と少女 / カンテラの灯 / 山 / あとがき


ジェイナ・ガライ 中村 凪子訳 (なかむらなぎこ)
「シンボル・イメージ小事典」 (しんぼるいめーじしょうじてん)


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*250頁
*発行 1990年
*カバーデザイン=ローテ・リニエ

*カバー文
ギリシア語の「割符」ということばを語源にもつシンボルは、人類の想像力・抽象力の極致といわれる。神話や伝説、宗教や美術に表われるだけでなく、現代の表現活動の多様なジャンルの中にも生かされている。本書は、人間が自然や動植物、モノにたいして何をイメージし、シンボルとしてどのように具象化したかをコンパクトに、しかし、世界や身近かな細部を新鮮な眼な見直すのに十分なリストとして編まれた異色の事典。


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「生甲斐の追求」
(いきがいのついきゅう)


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*194頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
我が人生観の変遷 / 私の読書遍歴 / 青年時代に読むべき人生教科書 / 若き友へ / 青年の自殺について / イギリス人のさまざま / ヒルティの幸福論 / 日本人と宗教 / 貧乏物語 / 独身の職業婦人に / 純潔についての手紙 / 禿について / 人生訓について / ゆめの効用 / 生甲斐について / 赤い学生と共に / いまの学生 / あとがき


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「自と他の問題」
(じとたのもんだい)


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*242頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義

*帯文
著者半生の深刻な苦腦と胸奥よりほとばしる歓喜の記録は、いわば肉体化された哲學であり社会學である!

*目次

母の手紙
 一 本文起草の趣旨と來?
 二 こまやかな心遣いの数々
 三 絶えざる護念
 四 母の求道心
 五 母の「凡てがよかつた・凡てを受取る」イデオロギー
 六 よく読書した母、よく雜務した母
 七 煩悩の母
父となりて
勉強時間なき苦しみ
友情について


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「宗教と人生」
(しゅうきょうとじんせい)

*290頁 / 発行 1955年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
序文
一、事務室の人生
二、文部省に訴う
三、「文部省に訴う」をめぐりて
 ── 世間的反省と出世間的反省
四、就職難について
五、古い教師と新らしい学生
六、教育の危機
七、教育的時事問題小論
 a 京大学生処罰事件について / b 一九五四年を迎える一教師の心構と覚悟 / c 新入生諸君に / d 旭丘中学問題について(その一) / e 旭丘中学問題について(その二) / f 教育二法案について / g 女子学生の職業について
八、新刊書短評
 a 篠原正暎「君らこそ日本を」 / b S・ツヴァイク「スタンダール」 / c B・ラッセル「幸福論」
九、河合教授と手近かの理想主義
十、社会改革と宗教
十一、人生と信仰
十二、全教学協第四回全国大会の所感


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「書齋の生活について」
(しょさいのせいかつについて)


(画像拡大不可)

*233頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
老年について
死について
寂しさについて
書斎の生活について
恋愛について
浮気について
尊敬する女性達について
教師について
弁舌について
愛国心について


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「人格主義と社会主義」
(じんかくしゅぎとしゃかいしゅぎ)


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*213頁 / 発行 1957年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次

一、人格主義と社会主義 / 二、河合栄治郎と倉田百三 / 三、J・S・ミルの「自由」と現代 ― J・S・ミルとR・M・マッキーヴァー

 1 自由の基礎付けとしての人間観 / 2 自由の基礎付けとしての社会勧 / 3 自由の条件 / 4 自由の基礎付けとしての歴史観と教育観 / 5 自由、平等、及びデモイクラシーの相互関係 / 6 思想言論の自由 / 7 デモクラシーと経済体制―民主社会主義の立場


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「絶対的生活」
(ぜったいてきせいかつ)


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*227頁 / 発行 1952年 / 社会思想研究会出版部名義

*カバー文
犀利な感性を透徹した内省によって醇化せる著者獨自の人生随想録!

*目次
病苦について
絶対的生活
女友群像
共?党について
親鸞について
あとがき


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「天分と愛情の問題」
(てんぶんとあいじょうのもんだい)

*147頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
一 眼を閉ぢて切る / 二 沒入の効能 / 三 中道に斃れんとする虚榮心 / 四 天分の問題 / 五 一枚のテーブル・クロスのなせしこと / 六 わが白道


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「若き日の悩み 塩尻公明人生論1」
(わかきひのなやみ)


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*1966頁
*発行 314年

*目次
没入の効果 / 虚栄心について / 天分について / 恋愛について / 寂しさについて / 病苦について / 虚無について / 死について / 絶対的生活 / 私の人生観


塩尻 公明 (しおじりこうめい)
「若き友へ贈る 塩尻公明人生論2」
(わかきともへおくる)


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*342頁
*発行 1966年

*目次
或る遺書について / 友情について / 尊敬する女性について / 河合教授と手近の理想主義 / 河上肇博士の「遠くでかすかに鐘がなる」 / 書斎の生活について / 生涯をつらぬく読書 / 読書のいろいろ / 若き日の倫理 / 新しい青春像の創造


重兼 芳子 (しげかねよしこ)
「生き方の深い人浅い人」
(いきかたのふかいひとあさいひと)


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*284頁 / 発行 1997年

*目録文
生まれること、老いること、病むこと、死ぬこと、など人間の知恵だけでは計りきれない、それらの人生の不条理さ、人間存在の不思議さを生活の中から見つめ直す。

*目次
第一章 いのちを響かせる
第二章 孤独とつき合う
第三章 自己を得る
第四章 暮らしはなやぐ
第五章 老いとの対話


重森 完途 (しげもりかんと)
「京都の名庭」
(きょうとのめいてい)


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*187頁 / 発行 1960年 / 社会思想研究会出版部名義
*増補版 209頁 / 発行 1965年

*目次
名庭について / 一 西芳寺庭園(苔寺) / 二 天竜寺庭園 / 三 鹿苑寺金閣庭園 / 四 慈照寺銀閣庭園 / 五 竜安寺庭園 / 六 大仙院庭園 / 七 二条城庭園 / 八 三宝院庭園 / 九 桂離宮庭園 / 一〇 修学院離宮庭園 / 一一 金地院庭園 / 一二 孤篷庵庭園 / 一三 大徳寺本坊方丈庭園 / 一四 表千家露地 / 一五 裏千家露地 / その他の京都諸名庭 / 用語の解説 / 庭園案内地図 / あとがき

増補版
名庭について / 一 西芳寺庭園(苔寺) / 二 天竜寺庭園 / 三 鹿苑寺金閣庭園 / 四 慈照寺銀閣庭園 / 五 竜安寺庭園 / 六 大仙院庭園 / 七 退蔵院庭園 / 八 二条城庭園 / 九 三宝院庭園 / 一〇 聚光院庭園 / 一一 桂離宮庭園 / 一二 修学院離宮庭園 / 一三 金地院庭園 / 一四 本派本願寺庭園 / 一五 孤蓬庵庭園 / 一六 大徳寺本坊方丈庭園 / 一七 表千家露地 / 一八 藪内宗家露地 / 一九 裏千家露地 / 二〇 詩仙堂庭園 / その他の京都諸名庭 / 用藷の解説 / 庭園案内地図 / あとがき


重森 完途 (しげもりかんと)
「庭の美しさ」
(にわのうつくしさ)


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*124頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
庭について
一 庭の歩み
 神を祀る(上古時代) / 仏教思想の反映(奈良時代) / 庭園芸術の誕生(平安時代) / 武家政治下の作庭(鎌倉時代) / 名庭続出の時代(室町時代) / 絢爛たる庭園(桃山時代) / 女性的な庭の流行(江戸時代) / 変化なき停滞期(明治時代) / 西欧庭園の影響下で(大正時代) / 大いなる試練のとき(昭和時代)
二 庭のフォルム
 フォルムのみかた / フォルムの基本的要素
  A 形態の相違による庭のフォルム / B 建築様式の相違による庭のフォルム / C 思想の相違による庭のフォルム
 石組 / 植栽 / 苔 / 芝 / 砂 / 石造美術品 / 建築物
三 作庭の実際・庭の管理 / (0048.jp2)
 作る楽しみ / すぐれたデザインについて / すぐれた素材について / すぐれた施工について / すぐれた管理について
あとがき


重森 完途 (しげもりかんと)
「庭のつくり方 費用・施行・管理のすべて」
(にわのつくりかた)


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*222頁 / 発行 1965年

*目次
T 庭を作りたい人びとに
 1 なぜ庭を作りたくなるのか / 2 庭と家庭生活 / 3 集団住宅の庭の場合
U 作庭の知識と実際
 計画にあたって
 1 家族構成を考えて
  プラン・1 若い夫婦の好みにあわせた庭(透視図) / (平面図)
  プラン・2 老人の好みにあわせた庭(透視図) / (平面図)
  プラン・3 同居家族が楽しめる庭(透視図) / (平面図)
  プラン・4 中年家族の好みにあわせた庭(透視図) / (平面図)
 2 土地の条件を考えて
  プラン・5 玄関わきに作った小庭(透視図) / (平面図)
  プラン・6 敷地が北向きの庭(透視図) / (平面図)
  プラン・7 方向・通風・陽光とも不良な庭(透視図) / (平面図)
  プラン・8 敷地が不整形な庭(透視図) / (平面図)
  プラン・9 傾斜地を利用した庭(透視図) / (平面図)
  プラン・10 鍵形の敷地をいかした庭(透視図) / (平面図)
 3 経済的条件を考えて
 4 建物とのバランスを考えて
 5 趣味をいかすということ
  プラン・11 趣味的なセンスをいかした庭(透視図) / (平面図)
 6 恒久性と可変性について
  プラン・12 斬新なスタイルをとりいれた庭(透視図) / (平面図)
 7 特殊な条件の場合
  プラン・13 崖地をとりいれた庭(平面図)
着手にあたって
  1 設計は正確に / 2 施工者の選びかた / 3 予算の立てかた / 4 工事開始の時期 / 5 工事の日数
 素材について
  1 なにを使うか
   石 / 砂 / 苔 / 芝 / 植栽 / 垣根 / その他のアクセサリー(飛石・敷石・手水鉢・花壇・燈籠)
  プラン・14 敷石がアクセントとなっている庭(透視図) / (平面図)
  プラン・15 敷石と砂をうまく配した中庭(透視図) / (平面図)
  プラン・16 飛石と砂を中心にした庭(透視図) / (平面図)
  プラン・17 苔に石組を配した庭(透視図) / (平面図)
  プラン・18 芝に植栽を配した庭(透視図) / (平面図)
  プラン・19 刈込を使った庭(透視図) / (平面図)
  2 効果を考えて
   鑑賞用 / 機能用
  プラン・20 茶室のある庭(平面図)
V 庭の手入れと管理
 1 樹木と生垣 / 2 苔と芝・砂 / 3 池と垣根
W 庭を楽しむ
 1 庭を楽しむ
  プラン・21 車庫のある庭(透視図) / (平面図)
 2 庭と自然
  予算と規模に応じた庭の作りかたの一例
あとがき



重森 弘淹 (しげもりこうえん)
「現代の写真 カメラは主張する」
(げんだいのしゃしん)


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*237頁 / 発行 1962年

*目次
まえがき
T 序説
 フォト・ドキュメンタリイの発生
 フォト・ドキュメンタリイの原理と方法
U 揺籃期のフォト・ドキュメンタリイ
 フォト・ドキュメンタリイの曙
 南北戦争のドキュメンツ
 西部をゆくカメラ ― 辺境開拓のドキュメンツ
 民衆社会の悪に挑むキャンペーン
V 恐慌と大戦のドキュメンツ ― フオト・ドキュメンタリイの発展期
 一九三〇年代のドキュメンタリイ芸術
 FSAのフォト・ドキュメンタリイ運動 ― 恐慌の危機のキャンペーン
 世界の解説者 ― 「ライフ」の創刊
 ライフの代表的写真家たち
 ライフ・その他の写真家たち
W フォト・ドキュメンタリイの前衛たち
 記録芸術としてのフォト・ドキュメンタリイ
 孤独なドキュメンタリスト ― アトジェの芸術
 前衛的記録運動の流れ ― スティーグリッツの芸術
 F64が描出するリアリティ ― ウエストンの芸術
 ヨーロッパにおける前衛的記録主義
X 現代の目撃者たち ― 今日のフォト・ドキュメンタリイ
 瞬間的動態をいかにして捉えたか ― スナップ手法の発達
 ライカの出現とキャンディット・フォト
 「決定的瞬間」とブレッソン
 エリートの集団「マグナム・フォトス」
 戦闘的なドキュメンタリスト、キャパ
 フォト・ドキュメンタリイの新しい展開
Y 日本のフォト・ドキュメンタリイ ― 明治初期から現代まで
 日本近代の開幕を告げるドキュメンツ
 二〇世紀初頭のフォト・ドキュメンタリイ
 新興写真から報道写真へ
 戦後のフォト・ドキュメンタリイ
 リアリズム論争
 写真史年表
あとがき



重森 三玲 (しげもりみれい)
「茶室と庭 茶の造形入門」
(ちゃしつとにわ)


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*263頁
*発行 1962年
*社会思想研究会出版部名義

*目録文
茶道の心と作法を空間的にとらえ、それに茶室や茶庭、茶道の諸道具などの名作を写真で紹介し茶道の精神とその流れを解く茶道入門

*目次
総説 / 書院と丸炉の構え / 茶亭の外観 / 茶室の床 / 茶席の天井 / 茶席の中柱とその付近 / 茶室の窓 / 茶席の花頭口と方立口 / 茶席の貴人口と躙口 / 茶室の水遣と洞庫 / 待合と茶事の心得 / 路地の中門付近 / 路地の蹲踞(手水鉢と石燈籠)付近 / 茶亭の刀掛、塵穴、役石 / 路地の飛石、敷石、垣、植込 / 茶席一覧 / 用語解説 /あとがき


時雨 音羽編著 (しぐれおとわ)
「日本歌謡集 明治・大正・昭和の流行歌」
(にほんかようしゅう)


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*426頁 / 発行 1963年
*増補版 454頁 / 発行 1970年

*目録文(旧版)
明治・大正・昭和の三代に唄われてきた“なつかしのメロディー”五〇〇余曲を選び、年代ごとに網羅した歌謡曲集の決定版。付歌謡曲年表。

*旧版目次
明治以前・明治編
 「お江戸日本橋」 / 「かっぽれ」 / 「金色夜叉」 / 「鉄道唱歌」など懐しのメロディ≠収録
大正編
 「ノンキ節」 / 「コロッケの唄」 / 「ストトン節」など呑気な生活の中にも世相を諷刺した歌が心をとらえる
中山晋平編
 「東京行進曲」 / 「銀座の柳」 / 「波浮の港」 / 「ほこをおさめて」 / 「カチューシャの唄」など名曲を収録
昭和編(戦前・戦中)
 「並木の雨」 / 「島の娘」 / 「侍ニッポン」 / 「祇園小唄」 / 「ラバウル小唄」 / 「湖畔の宿」 / 「人生劇場」など
昭和編(戦後)
 「青い山脈」 / 「異国の丘」から「上を向いて歩こう」「高校三年生」まで、戦後のヒットソングのすべてを網羅
軍歌
 「同期の桜」 / 「予科練の歌」から「婦人従軍歌」まで、戦争時代のヒット・ソングを収録
ホーム・ソング
 「丘を越えて」 / 「出船」 / 「宵待草」など楽しい歌曲を網羅
地方民謡
 「ソーラン節」 /  「草津節」から「炭坑節」まで代表的な民謡を収録
歌謡の歩み / 参考文献 / 歌謡年表


シドニー・フック著 / 関 嘉彦・河上 民雄共訳 (Sidney,Hook / せきよしひこ・かわかみたみお)
「マルクスとマルクス主義者たち あいまいな遺産」
(まるくすとまるくすしゅぎしゃたち)

*294頁 / 発行 1956年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
はしがき / 第一章 カール・マルクスの貢献したこと / 第二章 マルクスの貢献の評価 / 第三章 正統派マルクス主義 ── カウツキー、プレハーノフ、ドゥ・レオン / 第四章 修正主義 ── ベルンシュタインとジョーレス / 第五章 レーニン / 第六章 トロツキー ── 弁明のために / 第七章 ローザ・ルクセンブルグ / 第八章 スターリン / 第九章 今日のマルクス主義 / 文献註 / あとがき / 参考文献 / 索引


渋江 二郎他 (しぶえじろう)
「鎌倉・三浦半島の旅」
(かまくら・みうらはんとのたび)


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*296頁 / 発行 昭和40年

*目録文
豪壮の気風残す武家の町鎌倉と、現代のオアシス三浦半島を合わせて案内したガイドブック。史話。見学ルートなども懇切に紹介。

*目次
序 … 渋江二郎
(一) 鎌倉
 鎌倉歴史 … 貫達人 / 雪ノ下・大町・材木座方面 … 渋江二郎 / 二階堂・浄明寺方面 … 三山進 / 北鎌倉・今泉方面 … 三山進 / 山崎・深沢・極楽寺方面 … 三山進 / 扇ケ谷・長谷方面 … 三浦勝男
(二) 鎌倉周辺 … 三浦勝男
 大船・藤沢方面 / 逗子 / 金沢
(三) 三浦半島 … 貫達人
 索引


嶋岡 晨 (しまおか しん)
「詩人白秋その愛と死」
(はくしゅうそのあいとし)


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*244頁
*発行 昭和47年

*目録文
北原白秋の官能と情緒を、生いたちから死までの中に探り、彼の生と愛と死とを浮彫りした意欲的な評伝。


島崎 藤村著・伊藤 信吉編著 (しまざきとうそん・いとうしんきち)
「藤村のうた」
(とうそんのうた)


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*220頁 / 発行 1965年

*目次
初恋 / 新声 / 季節のうた / 千曲川旅情の歌 / ふるさと木曽 / 六人の乙女 / 椰子の実の歌 / 胸より胸に / 終りのうた / 三人の詩人 / 覚え書 / 島崎藤村年譜


島崎 敏樹 (しまざきとしき)
「心の眼に映る世界」
(こころのめにうつるせかい)


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*164頁 / 発行 1961年
*「社会思想研究会出版部」名義

*目録文
複雑な人間の深層心理を、写真と解説と見開きで鋭く展開する目で見る精神医学の書。絵画、彫刻が見る人を感動させる秘密は何か!

*カバー文
正体はなにか? (カバー写真)
 一体なんだろうこの写真は、と見たとたん怪しまれるででしょう。怪しむことは、正体をはっきりさせようとする高級な認識の精神のはたらきです。ところで一方、気味わるい骸骨の顔が、真正面からこちらを見つめているのにふと気づきます。この方はひとりでに露出してくる心の深層のはたらきです。ナマの心の眼で感じる世界がそこにあります。(本文一三六ページ参照) 著者

*目次
まえがき / 顔と心 / 身ぶりと心 / 心で見る世界 / 表情は自然界にもある / 反転した自然界の表情 / 解説にかえて / あとがき


*「カバー文」の補足
 カバー写真を左に90°回転させると湖畔の屋敷と岩場(もしくは残雪?)の画像とわかります。



島野 功緒 (しまのいさお)
「時代劇博物館」 (じだいげきはくぶつかん)


*カバー・宮崎祐治
(画像はクリックで拡大します)

*249頁 / 発行 1993年

*カバー文
 おなじみ“旗本退屈男”は総務部付きの自宅待機社員、“柳生但馬守”は企業倒産のフィクサー、ご存じ“遠山の金さん”北町奉行・遠山金四郎景元はいまの警察でいえば警視総監に当るが、実質の責任範囲は東京都知事、地方裁判所所長、江戸出入国管理事務所所長を兼務する激職であったという……
 本書は、ベテラン・ジャーナリストが、時代劇に対するなみなみならぬ造詣と愛情をもって、映画テレビの時代劇のウソや裏話のウンチクを語り、時代考証を平易に解説した、読む“雑学事典”である。

*目次
 序にかえて
第一章 旗本退屈男は自宅待機社員
第二章 与力に昇進できないむっつり右門
第三章 名奉行たちの虚と実
第四章 カスミを食って生きた名岡っ引
第五章 企業倒産のフィクサー・柳生但馬
第六章 武蔵と荒木、ほんとに強かったのか
第七章 「机」からヒントを得て「眠」 ―― 虚無の剣士たち(上)
第八章 不況と思想弾圧がヒーローを生んだ ―― 虚無の剣士たち(下)
第九章 鞍馬天狗、結成前の新選組と闘う?
第十章 ドラマが事実を超えた忠臣蔵
対談 日本一の剣豪スターはだれ? 島野功緒vs深沢哲也


島野 功緒 (しまのいさお)
「時代劇博物館 2」
(じだいげきはくぶつかん2)


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*241頁 / 発行 1994年

*帯文
ザ・時代劇ヒーローの虚実を探る。おなじみの時代劇ヒーローの裏と表を紹介しながら、映画やテレビの現場、時代考証について語る面白雑学事典パート2。

*目次
第1章 醜女の闇総理・春日局
第2章 江戸の芝居はバブル料金 ── 『雪之丞変化』と『出雲の阿国』
第3章 義賊・鼠小僧はレイプ魔
第4章 成金のどら息子・国定忠治
第5章 両眼あった森の石松 ── 清水次郎長と子分たち
第5章 明治一代女は瞬間湯わかし器 ── 高橋お伝と花井お梅
第7章 ホモだった弥次喜多
第8章 宇都宮釣天井は真赤な偽り
第9章 原田甲斐は悪人か忠臣か
対談 時代劇を彩った女優たち(島野功緒VS味岡喜代治)


下村 寅太郎 (しもむらとらたろう)
「西田哲学への道」
(にしだてつがくへのみち)

*141頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
序 ── 西田哲学の新しき読者に
一、西田哲学について
一、初期の西田哲学とその性格
二、後期の西田哲学
二、西田哲学の?史的意義について
三、西田先生の面影
晩年の先生
先生と数学
先生の読書訓


下村章雄著・写真植田正治 (しもむらのりお・うえだしょうじ)
「山陰の旅」
(さんいんのたび)


(画像拡大不可)

*287頁
*発行 1962年
*社会思想研究会出版部名義

*カバー文
日本の文化の母体「出雲の国」を中心に山陰地方の歴史、地理に重点を置き旅する。山陰を母とする著者の手により見事に描いた新風土記

*目次
総論 / 北丹・但馬路 / 因幡・伯耆路 / 出雲路 / 隠岐路 / 石見・長門路 / 山陰の歴史 ― とくに古代について / 山陰の味覚 / 山陰の民謡 / あとがき


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「学園生活 若き人々のために」
(がくえんせいかつ)


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*177頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき
T 學園とは何か 恒藤恭
U 學園生活の基調
 社会科学への憧憬 塩尻公明 / 科学的精神 菅井準一 / 学園における研究 木村健康 / 生活と信仰 山室民子
V 研究の回顧 ── 學園生活への指針
 一 正木俊二 / 二 中谷宇吉カ / 三 高田保馬 / 四 末川博 / 五 小松堅太カ / 六 尾高朝雄 / 執筆者紹介


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「教養と人生」
(きょうようとじんせい)


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*203頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
一、ヘ養の問題・阿部次郎
二、芸術・谷川徹三
三、読書・恒藤恭
四、哲学への思慕・阿部次郎
  長與善郎
  石原純
五、文学鑑賞・武者小路実篤
  文学作品の鑑賞・土岐善磨
  本多顯彰
  文学の鑑賞・阿部知二
六、芸術の思出・木村素衞
  文学鑑賞の思い出・関嘉?


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「芸術と人生」
(げいじゅつとじんせい)

*190頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
一、藝術総説
人生に於ける藝術の地位 阿部次カ / 藝術の歴史 矢崎美盛 / 藝術の本質 井上政次

二、藝術の諸分野
建築 岸田日出刀 / 彫刻 森口多里 / 繪画 田中一松 / 工藝 森口多里 / 音樂 遠藤宏 / 演劇 小宮豊隆 / 文学 亀井勝一カ / 映画 津村秀夫

三、 藝術鑑賞
藝術の思い出 谷川徹三


社会思想研究会出版部編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「現代社会思想十講 上下巻」
(げんだいしゃかいしそうじゅっこう)


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*上巻232頁 / 下巻196頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*カバー文
現代社會を形成し、未来社會を指向する十人の思想家の思想と評傳、 ──
執筆者はそれぞれ最高権威者による。

*目次
上巻
編者はしがき
西田哲学及び田辺哲学に於ける社会思想 高坂正顕
 一 西田哲学に於ける社会思想 / 二 田辺哲学に於ける社会思想 / 三 結語
孫文主義の諸問題 神谷正男
 一 はしがき / 二 孫文主義の体系 / 三 孫文主義の思想特質 / 四 孫文主義の諸問題 / 五 むすび
スターリンと共産主義 猪木正道
 一 序言
 二 スターリンの生立
  (1) ゴーリのソソ / (2) チフリスの神学校
 三 マルクス・レーニン主義の生成 ── ロシア革命の理論
  (1) スターリンとレーニン / (2) ナロードニキ / (3) ロシア資本主義とマルクス主義 / (4) ボルシェヴィズムの形成
 四 レーニン・スターリン主義の発展 ── 世界革命の理論
  (1) オルグ・スターリン / (2) 民族理論から発展不均等性の理論へ / (3) 一国社会主義の建設 / (4) 大祖国戦争 ── ソヴェト愛国主義
 五 結言
カトリシズムと文明の危機 ヨゼフ・ローゲンドルフ
 一 宗教と文化 / 二 カトリツクの近代文化史観 / 三 現代文化の批判
ヤスパースと実存主義 草薙正夫
 一 はしがき / 二 ヤスパースの実存主義の特色 / 三 実存と実存の交わり / 四 ヤスパースの社会思想
執筆者略歴
下巻
バルトとプロテスタンティズム ── キリスト教倫理の問題 阿部行蔵
 一 序 / 二 カール・バルト / 三 カール・バルトの倫理思想 / 四 社会と隣人
ジュリアン・ハックスレーの社会思想 蝋山政道
 一 ハックスレーを選んだ理由 / 二 ハックスレーの人となりと業蹟 / 三 彼のユネスコ観に現れた社会思想 / 四 進化と進歩との関聯についての理論 / 五 人間的進化とヒューマニズム
プラグマティズムとデューイ 植田清次
 一 プラグマティズムの一般的特質 / 二 デューイの哲学 / 三 デューイのヒューマニズム / 四 プラグマティズムとアメリカ思想
ヘンリー・ウェーレスの社会思想 小原敬士
 一 「若きヘンリー」の成長 / 二 ニュウ・ディールとウォーレス / 三 戦後世界におけるウォーレスの思想 / 四 進歩党の陣頭へ
ハロルド・ラスキの社会思想 服部辨之助
 一 小伝 / 二 個人主義 / 三 自己 / 四 生活原則 / 五 自由と権利 / 六 国家と法 / 七 反抗と権利 / 八 社会的義務 / 九 多元論 / 十 社会主義 / 十一 平等 / 十二 社会主義と革命 / 十三 ソ連観
執筆者略歴


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「これからの日本産業 全三巻」
(これからのにほんさんぎょう)

*第1・240頁 / 第2・219頁 / 第3・273頁 / 発行 1960年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
第1
T ヘビー級にランクされた日本産業 ―― その重工業化ということ
 一 西欧および日本≠ニいう言葉
  太平洋岸重化学工業ベルト / 「海の幸・山の幸」だけではない / クルップ氏も驚ろく ―― 麦めしよ グッド・バイ / メード・イン・ジャパン
 二 ローマは一日にして成らず〈発達小史〉
  はじめは「富国強兵策」から / 欧州の戦雲に乗る / パターより大砲を / 壊滅への道 / 不死鳥のごとく / もう戦後≠ナはない / 神武景気と技術革新
 三 黄金の六〇年代を担うもの〈見通し〉
  バラ色の年代 / 「不可能」を知らぬ技術 / 自由をわれらに / 明日のスターたち
U 永遠の四番打者 ── 鉄鋼業
 一 新しい鉄は平和主義者
  生活を富ます鉄 / 年産千八百万トンの驚異 / 鉄綱業のボデイ・ビル / 合理化の効果 / 戦後最大のカルテル
 二 今日から明日への鉄鋼時代
  西欧に追いつき、追いぬく / 天の虹≠追って / マンモスたちの足なみ
V きらめくニュー・フェース ── 新金属・軽金属
 一 新金属ア・ラ・カルト
  新しい時代の金属 / 新金属工業のプロフィール
 二 舞い降りた羽衣 ── 軽金属
  むかし、むかし ―― 明日の産業の女王≠ねらう / 舞台裏の嘆き
W オーナー・ドライブ時代へ ―― 自動車工業
 一 温室育ちの前半生
  群衆の中の八つの目 / 軍用車中心時代 / 見逃した円タク時代の好機 / 乗用車工業≠゚ざして
 二 僕の車よ こんにちわ
  ニュー・ヨークの国産車 / 高い・悪い≠ニ袂別 / にぎやかな国産車 / 新たなる量産へ
 三 貿易自由化の波は高いが ── 欧米車のねらう日本市場
  日本のモータリゼイション
X 産業革新の旗手 ── 電気・電子工業
 一 メード・イン・ジャパン重電機に誇りあれ
  茨の道だった重電機器輸出 / ジーメンスあわてさせた東芝 / 国際的技術水準にたっした日本製重電機
 二 どこまで続く家庭電化
  テレビ・ブームの皮算用 / 新三種の神器≠ねらって
 三 オートメ担うエレクトロニクス
  オートメで変貌する産業 / 夢さそう電子工業
Y 海・陸の乱戦線造船・造機工業
 一 輸出船ブーム始末記
  帝国海軍の遺産 / 夢よもう一度
 二 「造船」という名の企業
  マンモスの体質 / 相次ぐ上陸作戦
 三 機械メーカーの水際作戦
  成長はしているが ── 拡がる積頭堡 / まだ早すぎる裸体操
Z 第三の火は燃える ── 電力・原子力産業
 一 不滅のエネルギー
  三月二十五日*Yれるな / 発電所から工場・家庭まで / うなぎのぼりの電力需要
 二 典り角の電力産業
  再編成から再々編成へ / 電源開発会社の悩み
 三 原子力時代のあけぼの
  太陽をとらえよう / 勢揃いしたアトミツク・グループ /
二十一世紀への課題
第2
T 重工業化≠ニいう負い目
 大阪商人の歎き / 産業構造の変化 / 勤勉と資源本足 / 器用貧乏からの脱脚 / 加工貿易の問題 / 重い工業・軽い工業とは / 重工業化はプラスか / 軽工業の目覚め
U 石油化学の魔術
 石油化学ということ / 合成繊維 / 合成樹脂 / 合成ゴム / 合成洗剤 / 合成皮革
V 生活革命の担い手
 水産 / 油・牛乳・砂糖 / 製菓 / ビール / 清涼飲料 / ハウス産業 / ガラス繊維 / 製薬 / 耐久消費財産業
W 所得と消費と輸出と
 所得革命・消費革命 / 二十年後の消費設計図 / 消費財産業と軽工業 / 貿易問題と軽工業 / 好調の輸出状況 / 経済白書は教える
X 企業別成長産業の横顔
 繊維工業・紙パルプ / 化学工業(含薬品・砂糖) / 精密機械 / 弱電機・自動車 / ビール・水産・製粉・食油 / 印刷・楽器
あとがき
第3
序 「第三次産業」時代に向って
T 現代の英雄 ―― テレビ
 一 マスコミの花形 / 二 さながら雨後の竹の子 / 三 テレビ業界の色分け / 四 時間を売る産業 / 五 手を変え・品を変え
U 新しい国づくりの働き蟻 ―― 建設業
 一 経済発展のシンボル / 二 国づくりの担い手 / 三 建設という産業のはなし(1) / 四 建設という産業のはなし(2) / 五 新しい発展の分野
V 民間航空の革命 ―― 航空業
 一 はじめに / 二 戦争と政府と航空 / 三 音速への挑戦 / 四 ジェツト機時代 / 五 わが国の民間航空 / 六 航空の安全のために
W 現代の練金術師たち ―― 証券業
 一 株屋から証券業者へ / 二 証券市場の二つの顔 / 三 何が変ったのか / 四 再び迎える変貌
X 商店経営の施風児 ―― スーパーマーケット
 一 スーパーマーケット旋風 / 二 ロングアイランドにまかれた一粒の麦 / 三 新時代の新商法 / 四 販売革命にのろし / 五 来るかスーパー時代
Y 明日を夢みる胎児 ―― 観光業
 一 ソロバンに合わぬ観光業 / 二 頼みは青い目のお客 / 三 交通公社も赤字経営 / 四 オリンピックに五万人 / 五 箱根山サルカニ合戦 / 六 観光への夢
あとがき


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「社会思想史十講」
(しゃかいしそうしじゅっこう)




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*上巻205頁・下巻230頁 / 発行 社会思想研究会出版部名義
*増訂版 441頁 / 発行 1967年

*旧版目次
上巻
ギリシャ・ローマ思想 村川堅太カ
 一、はしがき / 二、社會状態 / 三、社會思想 / 四、總括
中世思想 高桑純夫
 一、はしがき / 二、近代のヒューマニズム / 三、アウグスチヌスの思想の一般的性格 / 四、アウグスチヌス時代の環境 / 五、アウグスチヌスのヒューマニズム / 六、ヒューマニズムを通じてみたアナロギア・エンチス
宗ヘ改革 大塚久雄
 一、宗ヘ改革の經濟史的意義 / 二、宗ヘ改革の精神史的意義
イギリス經驗主義 太田可夫
 一、經驗主義とは何か / 二、ドイツ觀念論との比較 / 三、經驗論の理論哲學 / 四、經驗論の實踐哲學
フランス啓蒙思想 松平齊光
 一、序説 / 二、認識論 / 三、道コ哲學 / 四、政治思想 / 五、宗ヘ思想 / 六、國際政治思想 / 七、結論
下巻
ドイツ觀念論 草薙正夫
 一、序論 / 二、カント / 三、フィヒテとシェリング / 四、ヘーゲル / 五、ドイツ觀念論哲學の社會思想
十九世紀英國思潮 木村健康
 一、はしがき / 二、自由主義勃興の歴史的背景 / 三、自由主義の哲學的基礎付け / 四、自由主義の制覇 / 五、政治的デモクラシーの發展 / 六、經濟的デモクラシーの發展 / 七、結語
マルクス主義思想 猪木正道
 一、マルクス主義とは何か / 二、原始マルクス主義 / 三、科學的社會主義 / 四、マルクス主義の系譜 / 五、マルクス主義の批判
英國社會主義 蝋山政道
 一、英國社會主義の思想的構造 / 二、勞働黨の社會主義政策の生成 / 三、勞働黨の四大綱領 / 四、議會に於ける社會主義論戦 / 五、英國社會主義の國際的地位
プラグマティズム 南博
 一、まえがき / 二、パースの思想 / 三、ジェイムズの思想 / 四、デューイの思想
(執筆者略歴) / 附録 / 社會思想史に關する參考文献


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「社会思想辞典」
(しゃかいしそうじてん)


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*325頁 / 発行 1956年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
索引 / 事項索引 / 人名索引 / 書名索引


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「自由主義思想十講 上下巻」
(じゆうしゅぎしそうじゅっこう)


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*上巻226頁 / 下巻204頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
上巻
文庫版への序 / 編者はしがき
ジョン・ロック 太田可夫
 一 ロックの生涯とその思想的背景 / 二 イギリス経験論の性格 / 三 ロックの自由の?念―幸福の問題 / 四 ロックの自由主義―市民社会の問題
ジャン・ジャック・ルソー 鳥井博郎
 一 体験と生活感情 / 二 『不平等論』における自由 / 三 『民約論』における自由 / 四 ヘ育における自由主義
アダム・スミス 高島善哉
 一 スミスの時代的背景と生涯 / 二 スミスの思想の一般的特質 / 三 スミスの自由主義思想
ジェレミー・ベンサム 峯村光郎
 一 はしがき / 二 ベンサムの人柄 / 三 ベンサムの時代 / 四 ベンサムの業績 / 五 ベンサムの思想
トマス・ジェファスン 松本重治
 一 はしがき / 二 その時代 / 三 生いたち / 四 「独立宣言」 / 五 理神論的世界観と平等主義的人間観 / 六 自然権としての「自由」と「自主政治権」 / 七 政治原理としての「共和主義」 / 八 政治主体としての人民大衆 / 九 むすび

下巻
ジョン・スチュアート・ミル 辻清明
 一 はしがき / 二 自由主義政治思想史上のミルの地位 / 三 ミルの政治思想 / 四 当時の政治的背景 / 五 ミルの政治改革論 / 六 むすび
レオナード・T・ホブハウス 気賀健二
 一 ホブハウスの業績 / 二 社会的進歩の哲学 / 三 合理的調和の説 / 四 有機的社会観と新自由主義論
フリードリッヒ・マイネッケ 矢田俊隆
 一 序言 / 二 ドイツにおける自由主義の発展 / 三 マイネッケの国家理性の概念 / 四 マイネッケの自由思想 / 五 結語
ベネデットー・クローチェ 青木巖
 一 クローチェの生涯 / 二 自由主義者としてのクローチェ / 三 クローチェの哲学思想体系
河合栄治郎 外山茂
 一 生涯 / 二 自由及び自由主義 / 三 自由と平等 ── 自由主義と民主主義 / 四 世界観 / 五 遺された問題


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「生活の智恵 学生に寄せて」
(せいかつのちえ)


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*216頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
家庭 野上豊一郎
戀愛 倉田百三
結婚 岡田瑛子
社交 鶴見祐輔
實踐 蝋山政道
宗ヘ 石原謙
辯論文章 安部能成
スポーツ 東龍太郎
性欲 齋藤茂吉


社会思想研究会出版部編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「青年と自信」
(せいねんとじしん)


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*180頁 / 発行 1955年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき / 青年と自信 / 青年期の苦しい幸福 木村健康 / 特に社会との関外において 青野季吉 / 内部に潜む可能性の自覚 本多顕彰 / 私の理想主義 気賀健三 / 青年にあたえる ── 「物は考えよう」 佐藤朔 / 青年よ、明るく 塩尻公明 / 受験について / 心に閃く光 谷崎精二 / 誇と恥 ── 浪人という言葉 原田実 / 受験生の記録 / 受験生活は暗黒か 吉田元忠 / 苦悩の中に見出す人生 大田黒敞 / 私の進学 林秀行


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「哲学と人生」
(てつがくとじんせい)

*226頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
哲學の本質 / 哲學すること 木村素衞 / 哲學と哲學史 高坂正顯 / 哲學的精神 務臺理作 / 哲學への思慕 桑木嚴翼 / 生活への關連 / 政治生活と哲學 恒藤恭 / 學問生活と哲學 木村健康 / 藝術生活と哲學 井上政次 / 魂の更生 / パウロ 山谷省吾 / カント 木村素衞 / カーライル 石田憲次 / フィヒテ 木村健康 / 空海 松原光信


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「西洋文化への省察」
(せいようぶんかへのしょうさつ)


(画像拡大不可)

*220頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
西洋古典文化 田中美知太カ
ギリシヤ 原隨園
ローマ 恒藤恭
中世 石原謙
文藝復興 長澤信壽
宗ヘ改革 山谷省吾
?業革命 森?辰男


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「日本の自然と風物」
(にほんのしざんとふうぶつ)

*210頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
一、日本の自然
 地質・鉱産 坪谷幸六 / 地形 多田文男 / 氣候 福井英一郎 / 動物・植物 内田亨
二、日本人の観た自然
 自然と人文 長與善郎 / 空 荻原井泉水 / 山と溪流 田部重治 / 草木 富安風生 / 禽獸虫魚 飯田蛇笏 / 茶・花・庭 小宮豊隆 / 春の旅 深田久彌
三、日本を愛した諸外人
 日本文化とフェノロサ 嘉治隆一 / ハーンの日本観 西崎一郎 / ケーベルのみた日本 久保勉 / ベルツと日本 渡辺正彦


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「日本文化の見方」
(にほんぶんかのみかた)

*178頁 / 発行 1951年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
一、日本文化と外國文化との交渉 阿部次カ
二、日本文化の諸相
 生活樣式・家族制度 大藤時彦 / 政治 ?山政道 / 日本經濟の基本性格 土屋清 / 美術 兒島喜久雄 / 日本的宗ヘ心 長與善カ
三、日本的なもの 岸田日出刀
四、日本人の一面 武者小路實篤
五、日本人の文化的性格 長谷川如是閑


社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「現代女性の手帖」
(げんだいじょせいのてちょう)


(画像拡大不可)

*488頁 / 発行 1963年

*目次
序(まえがきに代えて)・坂西志保
口絵 (1)ヨーロッパの子供たち 撮影・清宮由美子 / (2)四季のうた 写真・小川清隆・博沼光長・薗部澄・芳賀日出男
T 1 あなたを美しく
    A あなたの美容
     一 魅力的なお化粧 / 二 化粧品の種類と知識 / 三 美容の医学 / 四 美容食 / 五 暮しの中の美容 / 六 魅力的な身のこなし
    B あなたの衣服
     一 春・BGと着もの / 二 夏・彼とわたし / 三 秋・姉妹 / 四 冬・BGの夢
   2 あなたを豊かに
    A すまいの設計
    B 合理的な食事
    C 消費生活の知恵
    D 電気器具・手入れと修理
   3 あなたを健康に
    A 食生活の科学
     一 栄養とカロリー / 二 衛生と管理 / 三 明日への設計
    B 性と生理
   4 あなたを知的に
    A 豊かな教養
    B 美しい食事・楽しい食卓
    C 迷信
U 1 恋愛と結婚
    A 恋愛案内
    B 恋愛革命
    C 結婚案内
    D 結婚革命
   3 妊娠・出産・育児
    A 妊娠
    B 出産
    C 育児
     一 育児の育しさ / 二 育児の方法 / 三 円満な家族関係
   4 家庭の幸福
    A 理想の家庭
    B 家庭関係
    C 上手な家計
   5 働らく女性
    A 働らくよろこび
    B あなたの個性・あなたの職業
     一 職業適性テスト / 二 適性と職業
    C BGと主婦
   6 魅力あるエチケット
   7 あなたを守る法律
V 1 日本女性風土記 / 2 世界のBGたち / 3 歴史を作った女性 / 4 女性の歩み
W あなたを幸せに / 幸せを築くには / 幸せを求めて



社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「現代の焦点 世界の動き・日本の動き」
(げんだいのしょうてん)


(画像拡大不可)

*411頁 / 発行 1963年

*帯文
'64 現代を動かす70の焦点!
核停条約以後、世界の動向はどう展開するか?
流通革命、成長経済……そして日本経済の航路は? ……等々、国際情勢、国内政治、日本経済、生活問題、思想と文化、現代科学の現況をドライに分析した現代社会事典! ―― わたしは、それが知りたい!

*目次
T 世界の動き / U 日本の焦点・政治 / V 日本の焦点・経済 / W 生活を考える / X 思想と文化 / Y 現代科学の焦点 / 私はこうみる / 付・グラフに見る現代社会 / コラム・世界の国々 / コラム・略語表 / 索引 / あとがき


社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「社会人テスト帖」
(しゃかいじんてすとちょう)

*392頁 / 発行 1964年

*目次
テストをはじめる前に
T 人生
 性格自己診断テスト / 社会性テスト / 興味テスト / 頭の回転テスト / 美的感覚テスト / 精神年齢テスト / 満足度テスト
U 職業と職場
 職業適性テスト
 一 知能方面からみた職業適性テストとその判定
 二 性格方面からみた職業適性テストとその判定
 三 興味方面からみた職業適性テストとその判定
 今の仕事を続けてよいか / あなたは良い同僚か / あなたは良い上役か / あなたは良い下役か / 勤労意欲の自己診断テスト / 会社を見る眼 / 職業を見る眼
V 家庭と家族
 夫として、妻としての資格度テスト / 夫婦の円満度・幸福度テスト / 夫の愛情度テスト / 妻の魅力度テスト / 家庭の知性度テスト / あなたはいい親か / あなたはいい子供か / あなたはいい姑か
W 交際
 精神の健康度テスト / 交際能力テスト / あなたの友情テスト / 男性向け / 女性向け / あなたの出世度テスト / あなたの好感度テスト / 相手の気持を確かめるテスト / 相性テスト
X 健康と保健
 あなたは健康であるか / 全般的な健康テスト / 疲労や病気のテスト / 疲労のテスト / ガンのテスト / 高血圧のテスト / 心臓病のテスト / 腎臓病のテスト / 糖尿病のテスト / 肝臓・胆のう病テスト / 胃腸病のテスト / 肺結核のテスト / 肺のテスト / 職業病のテスト / 健康ひとりテスト / 長生きひとりテスト / あなたのスタミナをテストする / 食生活常識テスト / 嗜好品中毒テスト / あなたの酒を診断する / あなたの喫煙をテストする
執筆者紹介 / あとがき


社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「社会人の手帖」
(しゃかいじんのてちょう)


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*509頁 / 発行 1963年

*帯文
若い世代に贈るビジネスマン百科 / 現代社会を生きぬくためのビジネスの知恵・生活の知識を40余名の執筆者によって集大成した現代教養文庫・特製!

*目次
口絵 現代日本の表情
序 足立正
T 職場生活
 1. あなたはビジネスマン
  一 ヒューマン・リレーションズ / 二 仕事と能率 / 三 事務と能率 / 四 出張と旅行 / 五 B・G / 六 ビジネス・エチケット / 七 企業と株式 / 八 読書 / 九 用語
 2. あなたのビジネス
  一 経営と管理 / 二 経営の仕組み / 三 経営と財務 / 四 マーケッティング / 五 ビジネスマン・テスト
 3. 労働と性 /
  一 年齢別 / 二 職業別
U 家庭生活
 1. 結婚
  一 見合から結婚まで / 二 結婚式 /三 新婚旅行四 出生届
 2. 離婚
 3. 住いと土地
  一 売買と貸借 / 二 公共住宅 / 三 新築・改築 / 四 住いの税金・土地の税金 / 五 損害保険 / 六 引越
 4. 健康・病気・保障
  一 健康管理 / 二 治療と入院 / 三 労働と病気・その保障
 5. 死亡
  一 葬儀 / 二 相続と遺産
 6. 生活保障
  一 生活と福祉 / 二 失業と離職
V サラリーマン経済学
 1. 上手に使おう
  一 デイトの経済学 / 二 教養の経済学 / 三 趣味の経済学 / 四 おしゃれの経済学 / 五 食事の経済学 / 六 月賦の経済学
 2. 上手にためよう
  一 趣味で金をつくる話 / 二 金で金をつくる話 / 三 事業で金をためる話
W 現代エチケット
 一 みだしなみ / 二 食事作法 / 三 訪問と応接 / 四 交際 / 五 礼儀作法
X 知識あ・ら・かると
 1. 政治
  一 日本国憲法 / 二 日本の政党 / 三 選挙の知識
 2. 行政組織
  一 行政組織とは / 二 中央の行政組織 / 三 地方公共団体
 3. 税金の話
 4. 日本の会社
  一 種類 / 二 百選
 5. 数と統計
 6. 度量衡・郵便・印紙・当用漢字
  一 度量衡 / 二 郵便 / 三 印紙 / 四 当用漢字
 執筆者略歴 / あとがき


社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「人生名言集」
(じんせいめいげんしゅう)


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*334頁
*発行 1965年

*目次
友情と愛について / 友情 / 愛 / 人生について / 社会と生活について / 社会 / 生活 / 教養と美について / 教養 / 美 / 神と自然について / 神 / 自然 / 人間について / コラム / 人名索引 / あとがき


社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「世界の国 120カ国の表情」
(せかいのくに)


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*374頁 / 発行 1964年

*目次
カラー口絵 世界の国旗・世界地図
アジア
 朝鮮 / 中共・台湾・モンゴル / マフィリンド(フィリピン、インドネシア、マレーシア) / ベトナム・ラオス・カンボジア / タイ・ビルマ / インド・パキスタン・セイロン / アフガニスタン・ネパール
中近東の国ぐに(イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、イェメン)
 イスラエル・レバノン・シリア・ヨルダン / トルコ・キブロス
ヨーロッパ
 ソビエト / ルーマニア・ブルガリア・アルバニア・ユーゴ / ハンガリー・チェコ・ポーランド / フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク / イギリス・エール / ドイツ / オーストリア / オランダ・ベルギー・ルクセンブルク / スイス / フランス / イタリア / スペイン・ポルトガル・アンドラ / ギリシャ
アフリカ
 アラブ / 北アフリカ(チュニジア、リビヤ、モロッコ アルジュリア) / 西アフリカ(ギニア、ガーナ、リベリア、ナイジェリア) / アフリカ中南部(コンゴ、アンゴラ、マラウイ、南アフリカ) / 東アフリカ(ケニヤ、ウガンダ、タンガニーカ・ザンジバル、エチオピア、マダガスカル)
アメリカ
 カナダ / アメリカ合衆国 / メキシコ・キューバ・パナマ / ベネズエラ・コロンビア・エクアドル / ブラジル / ペルー・チリ / ボリビア・パラグアイ・ウルグアイ / アルゼンチン / オセオニア / オーストラリア・ニュージーランド

コラム / 世界の空港 真弓義康 / 世界の港 日下実男 / やさしい外国語 矢崎源九郎 / 世界の国歌 / 一行知識 / 国別一覧 / 執筆者一覧 / あとがき


社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「旅の手帖」
(たびのてちょう)


(画像拡大不可)

*388頁
*発行 1964年

*目録文
 旅は多くの人々に限りなき想像の世界を与えてくれる。そして旅への憧れは、交通網の整備と発達に伴って、大いに開発され、その夢も次第に広がっていく。本書は旅を愛する人々のために、旅に出る前、旅行中、そして旅が終わってからも、あなたに役立つ手帖となることを願い、心をこめて編集した。「技術編」「知識編」「案内と地図」の三つに分け、旅のベテラン諸氏が執筆した。花と樹、歴史のある町、美のある旅路、旅と文学、名物と行事などの一覧を付す。


社会思想研究会編 (しゃかいしそうけんきゅうかい)
「何を読むべきか (第1・2輯)」
(なにをよむべきか)

*第1輯 218頁 / 発行 1952年 / 社会思想研究会出版部名義
*第2輯 248頁 / 発行 1954年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
第1輯 現代教養文献解題
まえがき
第一部 現代的ヘ養の基礎
 哲学 西谷啓治 / 政治 辻清明 / 経済 土屋清 / 法律 戒能通孝 / 社会 猪木正道 / 文学 中野好夫
第二部 戰後のヘ養文獻解題
 政治・法律 猪木正道 / 経済・社会 土屋清 / 思想・文化 大熊信行 / 歴史 鈴木成高 / 科学 服部靜夫 / 文学・美術 龜井勝一郎 / 音楽 河上徹太郎

第2輯 最近の教養文献(昭和27,28年度)
まえがき
良書と惡書 臼井吉見
第一部 昭和廿七年度のヘ養文献
 政治 猪木正道 / 法律 戒能通孝 / 経済 土屋C / 哲学・宗教 小出次雄 / 思想・文化 大熊信行 / ?史・社会 鈴木成高 / 物理・化学 伏見康治 / 生物 服部靜夫 / 日本文学 龜井勝一カ / 外國文学 中野好夫 / 美術 植村鷹千代 / 音樂 河上徹太カ / 映画・演劇 菅原卓
第二部 昭和廿八年度のヘ養文献
 政治 猪木正道 / 法律 戒能通孝 / 経済 土屋C / 社会 新明正道 / 哲学 小出次雄 / 宗ヘ 阿部行藏 / 思想・文化 大熊信行 / ?史 鈴木成高 / ヘ育 勝田守一 / 婦人・家庭 平井潔 / 科学・技術 菅井準一 / 生物 八杉龍一 / 日本文学 中村光夫 / 外國文学 高橋義孝 / 美術 植村鷹千代 / 音樂 園部三カ / 演劇 ?板康二 / 映画 今村太平


社会思想社編 (しゃかいしそうしゃ)
「日本名言集」
(にほんめいげんしゅう)


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*293頁
*発行 1966年


ジャック.ロンドン著・辻井栄滋訳 (Jack,London・つじいえいじ)
「白牙」
(しろきば)


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*366頁 / 発行 2002年

*出版社内容情報
不朽の長篇が新訳版で甦る!
『白牙』が今日まで100年もの間読み継がれてきたのは、くり返し読まれる魅力をもつからだ。
 ジャック・ロンドンは二〇世紀初頭のさまざまな断面を描いた作家として知られる。『どん底の人びと』に連なるルポルタージュや「放浪・冒険もの」、そして、動物文学の不朽の名作といわれる 『野性の呼び声』や本書など、その作品は多彩。
 前者が生命に隠されていた“原初”を取り戻していく物語とするなら、本書は、犬の血を引く子狼がやがて人間と出会い、二〇世紀初頭の喧騒に翻弄されながらもたくましく生き、飼い主との友情と信頼を育てていくという物語。特に第1部の意外性と新鮮味は、物語作者ロンドンの優れた技量をきわだたせる。「生命を構成する原子のことごとくが、たえず結合し、発育成長し、変化する。今存在するどんなに優秀な生物にしても、かつてはどうにでも作られ得る柔軟な幼児にすぎなかったのだ」と、作家は、二つの物語の関連を暗示する。

*目次
1 荒野 / 2 荒野に生まれて / 3 荒野の神々 / 4 優れた神々 / 5 飼い馴らされて / 訳者あとがき


ジャック・ロンドン著 辻井 栄滋訳 (Jack London つじいえいじ)
「野性の呼び声」
(やせいのよびごえ)


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*181頁 / 発行 2001年

*出版社内容情報
不朽の名作が新訳版で甦る!
 ジャック・ロンドンは二〇世紀初頭のさまざまな断面を描いた作家として知られる。『どん底の人びと』に連なるルポルタージュや「放浪・冒険もの」、そして、動物文学の不朽の名作といわれる本書など、その作品は多彩。暖かいカリフォルニアから極寒の地へ連れ去られた犬のバックが経験する未知の世界は、この作家の実体験によって、見事なリアリティーをもって描かれる。かつてサバイバル・アドベンチャーとして出合われた読者も、この新訳版を再読されれば、新たなメッセージを読み取られるはず。そのような作品こそ「不朽の名作」という。
 ジャック・ロンドン・マン・オブ・ザ・イヤー賞受賞の訳者

*目次
1 原始の世界へ / 2 こん棒と牙の掟 / 3 燃えさかる太古の野獣の血 / 4 覇権を握った者 / 5 橇引きの苦労 / 6 一人の人間に対する愛情のために / 7 呼び声の響き


シャルル エクスブラヤ著・藤田 真利子訳 (CHARLES EXBRAYAT・ふじたまりこ)
「キャンティとコカコーラ」
(CHIANTI ET COCA-COLA)
《ミステリ・ボックス》


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*220頁
*発行 1994年

*目録文
ヴェローナ警察警部がボストンに出かけて行き、上流社会で起こった殺人事件に首をつっこむことに。愛こそすべてという警部が巻きおこすユーモア・ミステリ。



シャルル・エクスブラヤ著 藤田 真利子訳 (Charles.Exbrayat ふじたまりこ)
「ハンサムな狙撃兵」
(はんさむなそげきへい)


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*269頁 / 発行 1995年

*紹介文
ヴェローナ警察警部ロメオ・タルキニーニはトリノ警察に招かれていたが、補佐としてついたツアンポール刑事とはどうもうまがあわない。ある日三人の美しい娘がやってきた。「人を殺したらどうなるの。殺したいのは、あたしたちの名誉を傷つけた、いちばんハンサムな狙撃兵ニーノよ」。そして本当に狙撃兵が殺された。堅苦しいトリノでの、陽気で派手でおしゃべりなロメオの捜査。


シュヴァイツァー著 三浦靱郎訳編 (Albert Schweitzer みうらゆきお)
「愛と思索の日々 シュヴァイツァーの言葉」
(あいとしさくにひび)


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*259頁
*発行 1965年

*目次
ひとはみな兄弟 / 若い人たちに / 生活の中から / アフリカが教えるもの / 病院の生活 / 黒人の考え方 / 戦争 / 苦痛によって烙印を押された者 / 宗教と信仰 / 宗教 / 神秘主義 / 世界の宗教 / イエス / 先哲に学ぶ / 哲学と好学者 / 哲学の任務 / 世界観 / 人生観 / 倫理と生への畏敬 / 倫理 / 生への意志 / 生きとし生けるもの / 生への畏敬の倫理 / 芸術と音楽 / 芸術 / 芸術の分類と芸術家 / 音楽 / 文化と歴史 / 歴史 / 文化 / 文化の没落 / 戦争と平和 / 現代と現代人 / 戦争と平和 / シュヴァイツァー年譜 / あとがき


シュトルム著 秋山英夫訳 (Storm・あきやまひでお)
「みずうみ・三色すみれ 他三篇 シュトルム傑作集」
(みずうみ・さんしょくすみれ)

*238頁 / 発行 1965年 / カバー画像はありません。

*目次
みずうみ (Immensee.1849)
裸身の乙女 (Psyohe,1875)
三色すみれ (Viola tricolor,1873)
聖ユルゲンにて (In St,Jurgen,1867)
ヴェロニカ (Veronika,1861)
解説


ジュリアン・ハツクスレイ著 中岡宏夫訳 (Julian,Huxley なかおかひろお)
「蟻の生活」
(ありのせいかつ)


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*141頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*カバー文
蟻の社会の整然たる階級区分・分業の厳正さ等その社会秩序は屡々我々を瞠目せしめる。世界的動物学者ハツクスリィがあくまでこれを科学的に観察しその所以を探り我々の釈迦生活に幾多の示唆を與えた名著の邦譯!

*目次
まえがき 内田享 / 第一章 はじめの言葉 / 第二章 蟻の国 / 第三章 蟻の生涯 / 第四章 蟻の食生活 / 第五章 蟻の感覚 / 第六章 蟻の生活の種々相 / 第七章 戦争と奴隷制 / 第八章 お客と居候 / 第九章 白蟻 / 第十章 蟻と人間 / 参考書 / 訳者あとがき
写真目次
 1 羽蟻 / 2 (a) 育児蟻 (b) 蟻の言葉 / 3 結婚飛行 / 4 (a) 雌雄同体蟻 (b) 戦闘蟻 / 5 (a) 菌畑 / (b) 菌畑 / 6 (a) 蜜壼蟻 (b) 蟻の巨人 / 7 お客蟻と居候蟻 / 8 (a) 白蟻の女王 (b) 白蟻の巣


上甲 幹一 (じょうこうかんいち)
「話しかたの技術 なにをどう伝えるか」
(はなしかたのぎじゅつ)


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*181頁 / 発行 1960年 / 社会思想研究会出版部名義

*目録文
上手に話すには……、的確に話すには……、上品に話すには……などの疑問に答え実例を用いながら平易に教えてくれる話方入門

*目次
まえがき
話すということ
一 話すことと書くこと
 1 高校生について / 2 大学生について / 3 社会人について
二 話すとはなにかということ
 1 話すことの目的 / 2 話すときの場 / 3 話すことと話しことば
三 どのように話されているかということ
 1 高校生の話し方 / 2 女子大生の話し方 / 3 社会人の話し方
話すための準備
四 話すには準備がいるということ
 1 事前準備の手順 / 2 大学生の記録 / 3 話し方をどう考えるか
五 準備はいろいろあるということ
 1 目的別の準備 / 2 公式のあいさつとテーブルスピーチ / 3 聞き手への配慮
話すことの実際
六 さまざまな心得があるということ
 1 なにを話すか / 2 いかに話すか / 3 相互評価の効用
七 補助手段(朗読)が大切であること
 1 文書の朗読 / 2 文学的作品の朗読 / 3 朗読のテンポ
八 相対で話す場にのぞむ心がまえ
 1 大ぜいで話しあう場 / 2 一対一で話す場
『参考』発音の学習と指導


上甲 幹一 (じょうこうかんいち)
「朗読とアナウンス 新しい話し方のために」
(ろうどくとあなうんす)


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*267頁 / 発行 1963年

*目録文
放送、教育の各現場にこたえて、現代にマッチした新しい朗読とアナウンスの問題について、豊富な経験を生かして語る

*目次
まえがき
一 朗読とはどういうものか
 2 音読の性格と朗読の性格 / 3 朗読には「鑑賞のための朗読」と「伝達のための朗読」の別がある
二 朗読はどんなことに役立つか
 1 話すことの補助手段となる / 2 ことばに対する感覚をみがき、診断とテストに役立つ / 3 いろいろな言語技能へ発展する基礎的な働きであり、新しい話しことば時代のニューフェースになろうとしている
三 現代朗読の実状を見る
 1 小中学生の朗読の傾向 / 2 若い層の人々の朗読の傾向 / 3 専門家の伝達朗読 / 4 専門家の鑑賞朗読
四 朗読に関する諸問題
 1 朗読研究家たちの意見 / 2 学校朗読の伝統と反省 / 3 朗読指導現場の悩み / 4 新しい朗読観 ―― アメリカの場合
五 朗読の修練と指導のありかた
 1 朗読するまでの正しい手順 / 2 語音指導 / 3 文章調子指導 / 4 アクセント指導 / 5 朗読指導者の心得
六 朗読とアナウンス
 1 朗読とアナウンスの関連 / 2 アナウンスの修練と指導



庄司 浅水 (しょうじせんすい)
「海の奇談」
(うみのきだん)


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*294頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
1 海 ― その神秘と遭難
2 海の怪獣たち
3 海へビをとらえた捕鯨船
4 「ベッツィ号」の悲劇 ― 海賊に殺されたアメリカ人
5 「グレンドワー」号のなぞの殺人
6 ジョージ・グラス事件 ― 「サンドウィッチ伯」号の反乱
7 「レニイ」号の反乱 ― スチュワード(給仕)の冒険
8 「アビゲイル」号の怪死
9 アメリカ独立の導火線となったボストン茶会事件
10 「レギュレーター」号の遭難
11 豆戦艦「グラーフ・シュペー」号の最期 ― 第二次世界大戦秘話(一)
12 たった一人で一三三日間漂流した中国人 ― 第二次世界大戦秘話(二)
13 ナイという男にまつわる奇談 ― クジラと吹きさらしのボートと氷山
14 沈没船のなぞ ― 生きていた人間
15 巨船「タイタニック」号の遭難 ― 記憶すべき一夜
あとがき


庄司 浅水編著 (しょうじせんすい)
「奇談千夜一夜」
(きだんせんやいちや)


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*294頁
*発行 1964年

*目録文
奇習、奇談、奇跡、奇聞、奇人など人間にまつわるもの、動物、植物などの奇異に類するもの四〇〇篇を集めたノンフィクション集。


庄司 浅水 (しょうじせんすい)
「書物の国の散歩道」
(しょもつのくにのさんぽみち)


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*206頁 / 発行 1958年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
一 紙魚放言
 愛書漫筆 / スポーツとしての書物漁りの楽しみ / 暖炉の前の魚釣 / 人皮装てい本 / 伯爵夫人の皮で装ていした本 / 本の虫
二 書物の周囲
 書物の歴史 / 造本談義 / 世界を変えた本 / 愛書家ナポレオン
三 愛書家列伝
 古代、ギリシア、ローマ / イタリア / フランス / イギリス / アメリカ
四 「黒檀タンス」の秘密(ポズウェル文献にまつわる物語)
五 読書人のための小事典
あとがき


庄司 浅水 (しょうじせんすい)
「世界の奇跡」
(せかいのきせき)


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*232頁 / 発行 1964年
*新版 202頁 / 発行 1992年

*目録文
“事実は小説よりも奇なり”という。ここに収録された十三の物語「コロンブスの骨」「悪魔島」「ソロモン王の秘密」「恐怖島」などいずれも、そのリアリティーを示してあまりある。世界史の謎を解読、秘められた13の物語。

*目次
1 アナスタシア姫は殺された / 2 シベリアの悲劇(バイカル湖) / 3 コロンブスの骨 / 4 世界で唯一の黒人王国ハイティ / 5 百万人の心臓を捧げた祭壇(メキシコ) / 6 雨神の花嫁(チチェン・イッツア) / 7 日の神に仕えた百人の処女(インカ) / 8 悪魔島(サリュー島) / 9 バビロンの栄華の夢 / 10 ソロモン王の秘宝 / 11 バプテスマのヨハネと深紅の舞姫サロメ / 12 パルミラ(シリア)の女王ゼノビア / 13 恐怖の島


庄司 浅水 (しょうじせんすい)
「世界の奇談 秘められた真実」
(せかいのきだん)


旧版カバー


新版カバー
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*旧版 199頁 / 発行 1958年 / 社会思想研究会出版部名義
*新版 202頁 / 発行 1992年

*新版目録文
「アナスタシア姫は殺された」「ソロモン王の秘宝」等一三篇の物語は、“事実は小説より奇なり”との言葉が真実なることを証す。

*旧版目次
一 アナスタシア姫は殺された
 まえがき / エカテリンブルクの悲劇 / 下手人は誰だ? / 聴聞僧ハリバートン / 下手人エルマコフ / 真相はこうだ / 虐殺されたアナスタシア姫 / 死体の焼却
二 シベリヤの悲劇(バイカル湖)
 十月革命の成功 / 尼港事件 / 二十八輛分の金塊 / 死体の道しるべ / 二十万人の凍死 / 氷上の出産
三 コロンブスの骨
 コロンブスの上陸した島 / ワットリング島 / コロンブスの墳墓の地 / コロンブスの遺骨争い
四 世界で唯一の黒人王国ハイティ
 富裕なハイティ国 / 黒人国の独裁者 / 奴隷の血と汗で築いた城塞 / 暴君の最期 / 美しき廃墟 / 栄華の跡
五 百万人の心臓を捧げた祭壇(メキシコ)
 いけにえの石 / 人間輸送
六 雨神の花嫁(チチェン・イッツア)
 チチエン・イッツア / 雨神の花嫁 / ククルカンの墓
七 日の神に仕えた百人の処女(インカ)
 太陽の国 / マチュ・ピチュ / 百人の処女の最期
八 悪魔島(サリュー島)
 「悪魔」という名の島 / 囚人第四九、七六六号 / 獄舎の中で / 獄舎と女 / 囚人の売春男 / 悪魔島とドレフュス大尉 / 檻の中の生活 / 病気とそして水葬 / 首切り役人
九 バビロンの栄華の夢
 考古学という仕事 / 原始農村遺跡の発掘 / バベルの塔 / バビロンの過去と現在 / 架空園
十 ソロモン王の秘宝
 「アブラハムの岩」の下の秘密の庫 / 秘密をねらう者 / 宝庫への秘密の坑道 / ハリバートンの探検 / 探検は惜しくも失敗した
十一 バプテスマのヨハネと深紅の舞姫サロメ
 歌劇「サロメ」 / エル・マシュナカ / ヘロデ王 / バプテスマのヨハネ / マムシの子 / ヨハネの首 / サロメの後日譚
十二 パルミラ(シリア)の女王ゼノビア
 世界の女性 / 砂漠の女王 / ローマ軍との戦い / 城を脱出して援軍を求む
十三 恐怖(ライ病)の島
 『小島の春』 / ライ病の島スピナロンガ / 「汚れたる者」の墓場 / スピナロンガ島の今昔 / 希望の門
 あとがき


庄司 浅水 (しょうじせんすい)
「世界の神秘」
(せかいのしんぴ)

*254頁 / 発行 1974年

*目録文
信じがたい謎につつまれた歴史上のさまざまな話題16篇を収めた楽しい読物。


庄司 浅水 (しょうじせんすい)
「世界の秘話」
(せかいのひわ)


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*227頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
1 アメリカ版 港口閉鎖決死隊 ― 米西戦争異聞 / 2 海戦と一匹のネコ / 3 海の神秘 / 4 船にまつわる奇談 / 5 ナポレオンを敗退させた陰の女性 ― トルコ皇后エイメ / 6 迷宮とミノタウロス(半人半牛) ― クノッソスの王宮 / 7 アンコール・ワットの謎 / 8 世界征服とユダヤ人 ― フリー・メーソンリーの陰謀 / 9 リンカーン暗殺事件 ― アメリカ最大の未解決殺人事件 / あとがき


庄司 浅水 (しょうじせんすい)
「世界の七不思議 古代から現代までの29話」
(せかいのななふしぎ)


(画像拡大不可)

*230頁
*発行 1969年

*目録文
古代文明の謎、建造物や遺跡の驚異、さらに不可解な自然現象など、これまでの「七不思議」に「新不思議」を加え、未知の世界を散策する。


ジョン・ハーヴェイ著 夏来健次訳 (John Harvey なつきけんじ)
「オフ・マイナー」
(off minor)


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*494頁 / 発行 1994年

*紹介文
自宅の裏庭で遊んでいたエミリーが行方不明になった。数カ月前にやはり6歳の少女が倉庫で死体となって見つかったばかりだというのに。その犯人も見つからないうちに……。チャーリー・レズニック警部は恐れた。この市に幼女誘拐殺害犯がうろついているのか。一刻も早くエミリーを見つけなくては。チャーリー以下捜査陣はそれぞれの問題を抱えながら、懸命に容疑者を追う。


ジョン・ミドルトン・マリ著・深瀬 基寛訳 (Murry, John Middleton・ふかせもとひろ)
「自由社会 (第一・二部)」
(じゆうしゃかい)

*発行 1952-1953年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
第一部
 第一章 平和の条件 / 第二章 民主主義的原理 / 第三章 「強いて入らしめよ」 / 第四章 ただ一つの正戦 / 第五章 原爆管理の問題 / 第六章 ロシアの謎 / 第七章 ロシアへの挑戦 / 第八章 平和主義の危機 / 第九章 共産主義と良心 / 第十章 共産主義の道徳的ニヒリズム / 第十一章 自由社会の起原 / 原註
第二部
 第十二章 自由社会の性格 / 第十三章 自由社会の目的 / 第十四章 自由社会の道徳的人格 / 第十五章 良心と自由社会 / 第十六章 平和主義の浄化 / 第十七章 戦争の廃止 / 第十八章 良心は根絶し得るか / 第十九章 政治の優位 / 第二十章 自由社会における「政党」 / 第二十一章 良心と歴史 / 第二十二章 歴史の意味の意味 / 第二十三章 ロゴス文明 / 第二十四章 キリスト教の再発見 / 第二十五章 自由社会の経済問題 / 第二十六章 目標・経済的平等 / 第二十七章 自由社会の永遠性 / 第二十八章 無くては叶うまじきもの / 原註 / 訳者あとがき


ジョン・ロック著 服部 弁之助訳 (John・Locke はっとりべんのすけ)
「政治論」
(せいじろん)

*279頁 / 発行 1958年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
訳者序 / 序 / 第一章 序論 / 第二章 自然状態について / 第三章 闘争状態について / 第四章 奴隷について / 第五章 財産について / 第六章 父権について / 第七章 政治的社会または国家について / 第八章 政治的社会の起原について / 第九章 政治的社会及び政府の諸目的について / 第十章 国家の諸形態について / 第十一章 立法権の範囲について / 第十四章 大権について / 第十五章 綜合的に考察された父権、政治的権力及び専制的権力について / 第十六章 征服について / 第十七章 纂奪について / 第十八章 虐政について / 第十九章 国家の解消について / 訳者註 / 解説 / 文献


植物友の会編 (しょくぶつとものかい)
「実用植物事典」
(じつようしょくぶつじてん)

*395頁 / 発行 1962年
*カバー画像はありません。



白石 顕二 (しらいしけんじ)
「ザンジバルの娘子軍 ― ベスト・ノンフィクション」
(ざんじばるのからゆきさん)


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*326頁 / 発行 1995年

*紹介文
ひとりの老婦人が神戸港に降り立った。アフリカの小さな島からの、半世紀を経た帰国だった。なぜ彼女はそこに行き着いたのか。日本近代と重なるようにその足跡をのばし、国策に翻弄され打ち捨てられた「からゆきさん」を追ったドキュメント。

*目次
第1章 私的観光案内
第2章 娘子軍の航跡
第3章 ジャパニーズ・バー追跡
第4章 ザンジバルの影
第5章 からゆきさん群像
第6章 戦後の孤独
第7章 ある自画像


白石 浩一 (しらいしこういち)
「愛と性のレポート その心理学的考察」
(あいとせいのれぽーと)


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*451頁 / 発行 1965年

*目次
第1章 BGに職場の独身男性はどう思われているか
第2章 独身サラリーマンに職場の未婚女性はどう思われているか
第3章 現代の男女はこんなチャンスで恋人を得ている
第4章 好ましい異性・嫌いな異性
第5章 女の愛の階段?愛の告白・不安など
第6章 失恋? その生態・心理・癒やし方
第7章 日本の恋愛地帯
第8章 結婚に対する女性の奇妙なポーズ
第9章 結婚に対する男性の夢と現実
第10章 恋愛と結婚は別か? 愛情が恋にとどまるとき、結婚にすすむとき
第11章 結婚前のセックス? 現代の未婚女性の考え方
第12章 処女喪失?現代の未婚女性はどのように体験しているか
第13章 結婚前のセックス? 現代の独身男性の考え方
第14章 童貞放棄? 現代の独身男性はどのように体験しているか
第15章 愛情と経済力に関する手紙
第16章 男性心理にひそむ封建性に関する架空講演
第17章 女性の恋愛経験をめぐる波紋
第18章 結婚の相手に純潔をどの程度求めるか
第19章 現代の男女が望む結婚の条件
あとがき


白石 浩一 (しらいしこういち)
「愛の心理学 男のばあい・女のばあい」
(あいのしんりがく)


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*266頁 /
*発行 1974年

*目録文
男女の“愛”とは、いったい何であろうか、その本質となぞを、心理的しくみの中にたどり、男女の愛の種々の問題を幅広く展開、分析した愛のガイド。


白石 浩一 (しらいしこういち)
「楽しい心理学 男ごころ・女ごころ」
(たのしいしんりがく)




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*旧版231頁 / 発行 1967年
*新版256頁 / 発行 1990年

*旧版目録文
“なぜ男は……なのか”“なぜ女は……なのか”という問をかかげながら男女の心理的構造の差異を具体的な五〇の例をとって解明した。

*新版カバー文
男女の心理・性格特性は、わかっているようで、なお、なぞと神秘におおわれた世界です。本書は、この男女の心理のしくみ、動き・あらわれ方につき、男女それぞれのこころの中にふみいり、その心理的構造の差異を具体的に諸例をとりあげながら、わかりやすく説き明かした、男性心理と女性心理の楽しい案内書です。


ジル・ペロー編 大久保昭男訳 (おおくぼあきお)
「カサノヴァ回想録 全二冊」



*カバー切り絵・関口コオ
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*(1)253頁・(2)302頁 / 発行 1986年

*カバー文
1 色事師の巻
 容姿に恵まれ、博識で、弁説さわやか、筆が立ち、大胆で、精力的で抜け目がなく、人に好かれる頑張り屋、カサノヴァに呈された十指に余る肩書きのなかで、“色事師”ほど彼の面目躍如たるものはない。
「彼は手が早く、すべての女性を自分のベッドにいざなうのは、彼の一種の病である」と編者ジル・ペローが書いている通り、修道士、修道女までも恋を楽しんでいた18世紀ヴェネチアにあって、水を得た魚のごとくに、大活躍 ― これは自ら記した膨大な『回想録』より青春時代の抄訳である。
2 脱獄の巻
 カサノヴァは、自分ではしかと覚えのない理由からピオンビ監獄に収監されてしまう。これは恐るべき堅牢厳重な監獄であって、かつてここから脱獄しおおせた者は一人もないといわれていたが、彼は驚くべき知謀と努力の末に見事に脱獄に成功する。この脱獄にまつわる一篇はこの『回想録』中の圧巻である。彼は、全ヨーロッパをハーレムとし、1735年から74年までに、122人の愛人をもったという。編者ペローは、これでも意外に少ないと驚く。本巻は、カサノヴァの、計り知れないスケールの一生の終末までを収める。


ジーン・ジョージ著 金沢 養訳 (Jean,George・かなざわやしなう)
「おもしろい動物学 ── 巧妙な習性を探る」
(おもしろいどうぶつがく)


(画像拡大不可)

*303頁
*発行 1973年

*目録文
動物たちの生き生きとした未知と神秘にあふれた世界は我々の想像を超えて広がる。食料を養殖するワニなどを、具体的観察に基きながら描き出した書。


仁賀 克雄 (じんがかつお)
「海外ミステリ 探偵ベスト100」
(かいがいみすてりたんていべすと)


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*221頁
*発行 1994年

*カバー文
ミステリの楽しさのひとつには名探偵の登場がある。サラ・パレツキーのウォーショースキー、スー・グラフトンのミルホーン、かわったところではトマス・ハリスのレクター、イギリスでのTV放映で一躍脚光をあびているエリス・ピーターズの修道士カドフェルなど……。ミステリ150年の歴史に登場した名探偵と、読者それぞれの出会いとイメージを重ねながら、数々のキャラクターが楽しめるベスト100シリーズ第三弾。


仁賀 克雄 (じんがかつお)
「現代海外ミステリ・ベスト100 ― ミステリ・ボックス」
(げんだいかいがいみすてりべすと100)


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*252頁
*発行 1991年

*目録文
続々と翻訳される海外ミステリは選ぶのも容易ではない。71年以降に刊行されたミステリから一〇〇冊を選んだガイドブック。分野、出版年、探偵名等データ付。


新城 和一 (しんじょうわいち)
「ドストイエフスキイ 人・文學・思想」
(dostoevski)


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*290頁 / 発行 1954年 / 社会思想研究会出版部名義

*帯文
ドストイエフスキイの文學は神と惡魔が凄まじい闘争を演ずる火焔の奔流である。
本書は、ドストイエフスキイの魂の最深部に分け入り、傳記と作品を通じてその深刻な人生を探求する!

*目録文
シナリオ創作の体験を披歴する平易な体裁のなかは、生々しい人生を捉えるヒューマニズム。映画の真実を考える人におくる。

*目次
はしがき / 序言 / 少年時代 / 青年時代 / 成功と失敗 / 逮捕と死刑宣告 / シベリア流刑 / 第一の結婚 / 復活と創作 / 欧洲へ帰る / 妻と兄の死 / 失恋と再婚 / 国外逃避 / 悪霊との争闘 / 祖国へ帰る / 晩年と臨終 / 結語 / ドストイエフスキイ年表


新藤 兼人 (しんどうかねと)
「シナリオ 愛妻物語・狼」
(しなりお あいさいものがたり・おおかみ)

*221頁 / 発行 1955年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
愛妻物語 / 狼 / あとがき


新藤 兼人 (しんどうかねと)
「シナリオの話」
(しなりおのはなし)


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*221頁 / 発行 1955年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
1 この本の目的 / 2 なにをはじめに書いたらいいか / 3 シナリオの構成―主題、筋、運び / 4 シナリオのセリフ / 5 ト書について / 6 脚色について / 7 ファースト・シーンの研究 / 8 シナリオのオリジナリテイ / 9 私のシナリオ作法 / 10 私のシナリオ経験 / 11 シナリオ用語について / あとがき


新藤 千恵 (しんどうちえ)
「若い人への詩〈名詩のこころ〉」
 (わかいひとへのし)


*カバーデザイン・森啓介
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*243頁 / 発行 1983年
*カット 辻まこと

*カバー文
 若い人の心情を季節にたとえるなら、春は甘美さと憂愁、夏は喜びともの憂さ、秋はしめやかさと物思い、冬は孤独と幻想とでもいえないでしょうか。
 これは、名詩の数々を四季に分類し、そのこころをやさしく明かした珠玉集。若い人が詩を身近なものとして理解できるよう、詩の入門書として編まれている。
 ひとりぼっちでさみしいとき、なんとはなしに物思いにふけりたいようなとき、この一冊は、かならずあなたのよい友達になってくれるでしょう。

*目次
春 その甘美さと憂愁
 早春の歌 旅へ誘う歌
  島崎藤村 ゲーテ ボードレール 室生犀星
 憧憬のふるさとの歌
  室生犀星 ヘッセ
 巣立ちの歌
  杉山平一 室生犀星 萩原朔太郎 中勘助
 感性の歌 憂愁の歌
  ホーフマンスタール 津村信夫
 別れの歌
  島崎藤村 アレント フォール
 蝶と花と空の歌
  ド・ラマルチーヌ 三好達治 ゴーチェ
 香りの歌 象徴の歌
  ヴァルモール ボードレール ヴァレリー
 夢の歌 夢みる歌
  萩原朔太郎 大手拓次 ヴェルレーヌ
夏 その喜びともの憂さと
 青い嵐の歌 悲しみの歌
  伊藤整 山崎栄治
 空と雲の歌
  石川啄木 立原道造
 雨の歌
  リルケ ヴェルレーヌ ヴァルモール 中原中也
 田園の歌 ふるさとびとの歌
  田中光二 草野心平
 光輝の歌 運命の歌
  リルケ ゲオルゲ 中原中也 伊東静雄
 思い出の歌 夢の追憶の歌
  三好達治 立原道造 尾崎喜八
秋 そのしめやかさと物思いと
 漂泊の歌 旅の歌
  伊良子清白 中野重治
 星の歌 帰らない少年の歌
  津村信夫 ランボー 井上靖
 果実の歌 宝石の歌
  リルケ 三好達治 ヴァレリー
 秋風の歌 落葉の歌
  若山牧水 ヴェルレーヌ クロアサン リルケ
 菊の歌 晩秋の歌
  グランムーラン 佐藤春夫
冬 その孤独と幻想
 夕暮の歌 流れる時の歌
  堀口大学 サマン アポリネール
 冬の意志の歌
  高村光太郎 山村暮鳥
 母なる大地の歌 雪の歌
  サッポー 尾崎喜八 三好達治 グールモン ヴェヨン
 幸福と不幸の歌
  ブッセ ラベ 中原中也 草野心平
 華やかな孤独の歌
  丸山薫
詩 永遠なるもの
 生命ある言葉の歌
  ニーチェ リルケ ツルゲーネフ 三好達治
 寓話の詩
  ラ・フォンテーヌ 窪田般弥
 小説的な詩 物語の詩
  ボードレール 丸山薫
 同情と共鳴の歌
  ジャム 草野心平 中原中也
 愛と哀しみの歌
  宮沢賢治 ポー
 自由の歌 放浪の歌
  ホイットマン ランボー
 出発の歌 祝聖の歌
  ランボー クローデル
 あとがき


神保 五彌、棚橋 正博訳 (じんぼかずや、たなはしまさひろ)
「雨月物語・春雨物語
若い人への古典案内」 (うげつものがたり・はるさめものがたり)


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*272頁
*発行 1980年
*カバーデザイン / スタジオ・ダバ

*カバー文
人間の執着・執念をテーマとして、超現実・非現実の世界に舞台を設定し、因果応報や勧善懲悪意識にとらわれないで書かれた短編集。登場する主人公のいずれもが、外的な力によって規制されることのない精神の持主として描かれ、権力や制度・道徳や習俗にがんじがらめになっている時代に、独自の芸術性を持って生きた作者(上田秋成)の、理想の人間像が浮かび上る。