絶版文庫書誌集成

現代教養文庫 【お】

大岡信 高階秀爾 坂崎乙郎ほか著
「ピカソ 芸術の秘密」
(picasso)

*220頁 / 発行 1964年
*カバー画像はありません。

*目次
<原色版>
1 青衣の女 / 2 闘牛 / 3 アイロンをかける女 / 4 二人のサルタンバンクと犬 / 5 二人のサルタンバンク / 6 坐るアルルカン / 7 アヴィニョンの娘たち / 8 果物とグラス / 9 クラリネットを吹く人 / 10 マ・ジョリ / 11 女学生 / 12 二人の裸婦 / 13 坐るアルルカン / 14 海辺 / 15 海辺 / 16 赤いひじかけ椅子 / 17 ひじかけ椅子の女 / 18 鶏 / 19 牡牛の頭 / 20 食事 / 21 地中海風景 / 22 生きるよろこび / 23 アルジェの女たち / 24 宮廷の侍女たち / 25 陶器(絵皿) / 26 陶器(絵皿)

<詩>ピカソのプロムナード(ジャック・プレヴェール 平田文也訳)
T 人間ピカソ 小川正隆
U 芸術のすべて
 一 美の変遷 野村太郎 / 二 美の秘密 高階秀爾 / 三 芸術と社会 坂崎乙郎 / 四 版画・彫刻・陶器 小川正隆
V ピカソと二十世紀芸術 大岡信
W ピカソをめぐる評価 宮川淳
付録 ピカソ年譜 / 参考文献


大川 清 (おおかわきよし)
「かわらの美 埋れた日本古代史」
(かわらのび)


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*217頁
*発行 1966年

*目次
かわらの誕生 / かわらは生きている / かわらの名前 / かわらの血統書 / かわらの故郷 / 古代人とかわら / 瓦屋―瓦工場 / 粘土と薪と水 / 瓦屋の遠近 / 需要と供給 / 造瓦の組織 / かわらつくり / 瓦工 / 造瓦の作業 / 琉球の造瓦 / 朝鮮の造瓦 / 日本古代の造瓦 / 男瓦 / 女瓦 / 鎧瓦 / 宇瓦 / 垂木先瓦 / 鬼瓦 / 鴟尾瓦 / 堤瓦 / 面戸瓦 / 隅切瓦 / 隅木瓦 / せん(ツチヘンに專) / 古代造瓦の復原 / 瓦窯の種類 / 登窯と平窯 / 窯詰法とその数量 / 古代建築とかわら / 砂の混入 / 瓦の寸法と目方 / 屋根葺き / 亡びゆく瓦文様 / 図説日本の古瓦 / 付 琉球の古瓦 / あとがき / 出土地別古瓦索引


大河 直躬 (おおかわなおみ)
「日本の民家 その美しさと構造」
(にほんのみんか)


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*201頁 / 発行 1962年

*目次
(巻頭カラー頁) 甲州の民家 / 佐賀の民家 / 倉敷の土蔵 / 吉村家住宅(大阪) / 秋田の中門づくり / 長屋門(栃木県) / 小諸の本陣(長野県)
T 民家の美しさ
 民家の美しさ / 民家をどう見るか
U 民家の環境
 自然と民家 / 山村の民家 / 離島の民家 / ひらけた村々の民家 / 宿駅の民家 / 都市の民家 / 漁村の民家 / 武士の住まい
V 民家の生活
 広間 / 寝間 / 座敷 / 流し / 便所と風呂場 / 土間
W 民家の構造
 さす組 / 和小屋 / 梁組
X 間取
 間取の種類 / 二室型 / 広間型 / 四間型 / 併列型 / 分散型 /
Y 各地の民家
 青森の民家 / 曲り屋と中門づくり / 山形の民家 / 栃木の民家 / 千葉の民家 / 川越の民家 / 群馬の養蚕農家 / 相武のかぶとづくり / 山梨の民家 / 本棟づくり / 石川の民家 / 湖北の民家 / 大和棟の民家 / 丹波の民家 / 倉敷の民家 / 萩の侍屋敷 / 祖谷の民家 / くどづくりの民家 / 本陣
Z 古民家
 吉村家住宅 / 今西家住宅 / 中家住宅 / 江川家住宅 / 坪川家住宅 / 関家住宅 / 村上家住宅 / 那須家住宅 / 笹川家住宅 / 日下部家住宅
[ 民家の周辺
 門 / 倉1 / 倉2 / 屋根 / 建具 / 民家の普請 / 民家の保護
重文指定民家一覧・その他
あとがき


大熊 規矩男 (おおくまきくお)
「タバコ この不思議なたのしみ」


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*223頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき
T タバコへの招待
 一 タバコの楽しみ / 二 タバコの功罪 ―― 喫煙と衛生 / 三 タバコ名店街 / 四 タバコのエチケット / 五 タバコマニア / 六 喫煙用具
U 世界喫煙の旅 ―― タバコ風土記
 一 南アメリカ / 二 西インド諸島 / 三 メキシコ ── 中央アメリカ / 四 北アメリカ / 五 イギリス / 六 イベリア半島 / 七 ヨーロッパ / 八 アフリカ / 九 中近東 / 一〇 インドとパキスタン / 一一 極東 / 一二 日本 / 一三 大洋州 / 一四 極北の旅 / 一五 タバコとパイプの世界一周旅行
V タバコ教室
 一 いろいろのタバコ /二 ニコチン一代記 ── タバコのできるまで
W タバコ余話
 一 アメリカインディアンのタバコの神様 / 二 キャメルの広告 / 三 薬草としてのタバコ / 四 タバコの異名 / 五 キセル余話 / 六 タバコの原産地 / 七 タバコの系統 / 八 インディオのタバコと喫煙法の始まり
X タバコ紳士録
Y タバコ小事典


大熊 規矩男 (おおくまきくお)
「日本のタバコ」
(にほんのたばこ)


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*230頁
*発行 1963年

*目次
はしがき
T 前史 ── タバコの伝来から民営まで
 一 伝来 / 二 禁煙令とヤミタバコ / 三 喫煙文化の発展 / 四 文明開化とタバコ
U タバコ三代記
 一 明治年代 / 二 大正年代 / 三 昭和年代
V 年譜
索引


大下 英治 (おおしたえいじ)
「小説土井たか子」
(しょうせつどいたかこ)


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*340頁
*発行 1995年

*紹介文
憲政史上初の女性の党首として“土井ブーム”を巻き起こし、また初の衆議院議長に就任した土井たか子が、再び注目されている。「市民運動グループや、女性、さらに支持政党なしの層を集めた『土井新党』をつくって欲しい」との声も上がっているからである。


大下 英治 (おおしたえいじ)
「中内功のダイエー王国」
(なかうちいさおのだいえーおうこく)


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*248頁
*発行 1993年

*目録文
気鋭の作家が、流通革命の旗手・中内功の半生をルポルタージュで描き、ダイエーとその戦略をさぐる。一九九三年年頭のロング・インタビューを収録。


大島 康正編 (おおしまやすまさ)
「現代の思想」
(げんだいのしそう)


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*207頁 / 発行 1958年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき 大島康正
T 人間の自由について 林健太郎・久野収 高見順・大島康正
ルーズベルトの「四つの自由」 / 哲学的自由・市民的自由・経済的自由 / 芸術における自由の概念 / 自由の領域と担手と否定的対象 / 隷従の中の自由 / アメリカの自由とソビエトの自由〈基準の問題〉 / 日本人の自由感 / 現代機械文明と自由の問題 / 日本の自由民権運動 / まとめ
U 伝統か変革か 竹山道雄・加藤周一 坂西志保・大島康正
日本ブーム / 病めるヨーロッパ文明 / 伝統とはなにか / 伝統と個性 / 保守主義と進歩主義 / 日本人の反省 / まとめ
V 個人と国家 蝋山政道・杉捷夫 大河内一男・大島康正
問題の提起 / 国家権力の成立過程 / 国家権力の本質 / 国家悪は必要悪か / ナショナリズムの成立と発展 / 愛国心について / 伝統文化とナショナリズム / 個性の確立 / まとめ
W 機械と人間 後藤誉之助・鈴木成高 亀井勝一郎・大島康正
機械時代の特質 / 機械文明の諸矛盾 / 人間は機械の奴隷か / 第三革命論 / ヒマをもてあます人間 / もはや歴史は逆転できぬ / 人類に対する機械の挑戦 / 技術革新と人間の適応性 / 思想の画一化・スピード化 / 主権を人間の手に / まとめ
X 現代日本の思想
日本主義について 鶴見俊輔 / 折衷主義と実感主義 武田清子・嶋中鵬二 手塚富雄・大島康正 / 歴史的・地理的条件 / 考え方の二重構造 / 「実感」の広場を求めて / 個人の解放と主体性の確立 / まとめ 大島康正


大薗 友和 (おおそのともかず)
「勲章の内幕」
(くんしょうのうちまく)


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*325頁 / 発行 1999年

*帯文
“魔力”を秘めた勲章
受章者はいったいどのような基準で選ばれるのか ──
周辺取材をもとに分析。

*目次
プロローグ 勲章とは何か / 1 平成の勲章事情 / 2 昭和の妖怪・永野重雄と勲章 / 3 勲章はどのようにして決まるか ── 叙勲の基準 / 4 どうしたら勲章がもらえるか ── 叙勲の業界別基準 / 5 基準にのらなかった大物たち / 6 文化勲章・学術芸術賞・ノーベル賞と日本人 / 7 国民栄誉賞はだれに / 8 変わる勲章の役割 / エピローグ 勲章とは時代と人間を映す鏡


太田 善麿 (おおたよしまろ)
「古事記物語 ― 若い人への古典案内」 
(こじきものがたり)


*カバー=イェルク・シュマイザー
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*262頁 / 発行 1971年

*カバー文
 国生み、天の岩屋戸、大国主の神と因幡の白兎、海幸山幸等、雄大な神々の世界と、神武から推古まで歴代天皇のご事蹟を物語った素朴な古代世界。
『古事記』は神話、伝説、歴史、文学の上から、日本人に欠かせない古典として広く親しまれている。
 本書は原典の持味を生かしながら読みやすい現代語に直した若い人向けの読物。巻末に成立の意義と鑑賞への手引としての解説を付した。

*目次
はじめに
上表文
古事記上巻
古事記中巻
古事記下巻
解説
 1 『古事記』の成立と性質 / 2 『古事記』の神話について / 3 『古事記』の歌と物語について


大竹 新助 (おおたけしんすけ)
「伊豆・箱根の旅 付・伊豆七島」
(いづはこねのたび)


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*281頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき / 小田原から熱海まで / 東海岸めぐり / 南伊豆から西海岸へ / 箱根 / 箱根から天城へ / 伊豆七島 / 伊豆・箱根の歳時記 / 周遊コース / 主要旅館一覧表


大竹 新助 (おおたけしんすけ)
「写真・文学散歩 本の中にある風景(正続)
(しゃしんぶんがくさんぽ)




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*正編「143頁 / 発行 1957年 / 社会思想研究会出版部名義
*続編「126頁 / 発行 1958年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
正編
序 志賀直哉 / 幸田露伴 五重塔 / 樋口一葉 うもれ木 / ウエストン 日本アルプス / 国木田独? 武蔵野 / 与謝野晶子 みだれ髪 / 石川啄木 あこがれ / 夏目漱石 三四郎 / 伊藤左千夫 隣の嫁・春の潮 / 田山花袋 田舎教師 / 石川啄木 一握の砂 / 森?外 雁 / 武者小路実篤 世間知らず / 島崎藤村 千曲川のスケッチ / 徳富蘆花 みみずのたはごと / 島木赤? 八ケ岳 / 北原白秋 城ケ島の雨 / 有島武郎 カインの末裔 / 室生犀星 性に目覚める頃 / 志賀直哉 暗夜行路(前編) / 志賀直哉 暗夜行路(後編) / 岡本かの子 鶴は病みき / 宮沢賢治 春と修羅 / 佐藤春夫 犬吠岬旅情のうた / 芥川龍之介 河童 / 高浜虚子 時雨をたづねて / 高村光太郎 秒刻 / 林芙美子 清貧の書 / 寺田寅? 冬彦集 / 井伏鱒二 休憩時間 / 中野重治 しらなみ / 中野重治 大道の人々 / 永井荷風 つゆのあとさき / 徳田秋声 あらくれ / 萩原朔太郎 郷土望景詩(広瀬川) / 萩原朔太郎 郷土望景詩(大渡橋) / 島崎藤村 夜明け前 / 中勘助 裾野 / 川端康成 雪国 / 斎藤茂吉 最上川 / 太宰治 富嶽百景 / 石川達三 結婚の生態 / 堀辰雄 菜穂子 / 横光利一 旅愁 / 徳田秋声 縮図 / 太宰治 津軽 / 宮本百合子 播州平野 / 谷崎潤一郎 細雪 / 大仏次郎 帰郷 / 佐多稲子 私の東京地図 / 川端康成 山の音 / 大岡昇平 武蔵野夫人 / 田宮虎? 菊坂 / 石川利光 春の草 / 丹羽文雄 遮断機 / 丹羽文雄 蛇と鳩 / 曽野綾子 黎明 / 堀田善衛 記念碑 / 吉川英治 新・平家物語 / 井上靖 あした来る人 / 高見順 都に夜のある如く / 伊藤整 若い詩人の肖像 / 高村光太郎 山の四季 / 幸田文 流れる / 吉井勇 形影抄 / 尾崎士郎 京浜国道 / 原田康子 挽歌 / 佐藤春夫 観潮楼付近 / 谷崎潤一郎 幼少時代 / 金達寿 日本の冬 / あとがき
続編
序 伊藤整 / 徳富蘆花 思出の記 / 夏目漱石 二百十日 / 国木田独歩 酒中日記 / 伊藤左千夫 野菊の墓 / 与謝野寛他 五足の靴 / 高浜虚子 斑鳩物語 / 夏目漱石 虞美人草 / 田山花袋 妻 / 永井荷風 腕くらべ / 武者小路実篤 お目出たき人 / 長塚節 鍼の如く / 菊池寛 恩讐の彼方に / 和辻哲郎 古寺巡礼 / 長与善郎 青銅の基督 / 宮沢賢治 津軽海峡 / 伊藤整 雪明りの路 / 谷崎潤一郎 痴人の愛 / 葛西善蔵 蠢く者 / 川端康成 伊豆の踊子 / 徳永直 太陽のない街 / 嘉村礒多 崖の下 / 林芙美子 放浪記 / 島崎藤村 山陰土産 / 尾崎士郎 人生劇場 / 吉井勇 歌集・人間経 / 石川達三 蒼氓 / 山本有三 真実一路 / 堀辰雄 風立ちぬ / 佐多稲子 素足の娘 / 島崎藤村 巡礼 / 高村光太郎 千恵子抄 / 織田作之助 夫婦善哉 / 志賀直哉 早春の旅 / 下村湖人 次郎物語 / 亀井勝一郎 大和古寺風物誌 / 梅崎春生 桜島 / 火野葦平 花扇 / 若杉慧 エデンの海 / 太宰治 斜陽 / 田宮虎? 霧の中 / 田宮虎? 足摺岬 / 壺井栄 二十四の瞳 / 久保栄 日本の気象 / 上林暁 説教聴聞 / 椎名麟三 美しい女 / 阿川弘之 赤い自転車 / 石川淳 白頭吟 / きだ・みのる 精神の玩具 / 野上弥生子 迷路 / 三島由紀夫 橋づくし / 井上靖 氷壁 / 三笠宮若杉、ゆかり 句集・初雪 / 久保田万太郎 三の酉 / 平林たい子 砂漠の花 / 井伏鱒二 駅前旅館 / 幸田文 おとうと / 長谷健 邪宗門 / 獅子文六 大番 / あとがき / 散歩のあと(索引にかえて)


大竹 新助 (おおたけしんすけ)
「写真・岬 旅と風土」
(しゃしん・みさき)


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*182頁 / 発行 1960年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
序にかえて
東北・北海道
 宗谷岬 北海道 / 納沙布岬 北海道 / 襟裳岬 北海道 / 立待岬 北海道 / 汐首岬 北海道 / 竜飛崎 青森県 / 大間崎 青森県 / 入道崎 秋田県 / 黒崎 宮城県
関東・中部・近畿
 犬吠岬 千葉県 / 洲崎 千葉県 / 三浦三崎 神奈川県 / 石廊崎 静岡県 / 爪木崎 静岡県 / 御前崎 静岡県 / 伊良湖岬 愛知県 / 師崎 愛知県 / 大王崎 三重県 / 潮の岬 和歌山県 / 日の岬 和歌山県 / 経が岬 京都府 / 禄剛崎 石川県
中国・四国・九州
 日御碕 島根県 / 地蔵崎 島根県 / 阿伏兎岬 広島県 / 蒲生田崎 徳島県 / 三崎 香川県 / 佐田岬 愛媛県 / 足摺岬 高知県 / 室戸岬 高知県 / 野母崎・脇岬 長崎県 / 都井岬 宮崎県 / 長崎鼻 鹿児島県 / 佐多岬 鹿児島県
 岬付記 / 岬地図



大竹 新助 (おおたけしんすけ)
「写真・路 街道風物誌」
(しゃしん・みち)


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*150頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
序(井上靖)
奥州路
 出羽柵・庄内のT / 山居倉庫・庄内のU / 昔からの名勝・羽前から羽後へ / 雪の文化と西の文化・こもい / うみねこ・鮫浦 / 北方の文化・平泉 / 漁業基地・石巻 / 風光美わしけれど・福島事件
上州路
 絹の路・信州から上州へ / 磔茂左衛門・月夜野 / 古い湯治場・老神温泉 / 古い牧場・片品村 / 東西をつなぐ一方の口・上州 / つつじの影を落す・花敷温泉 / 湯治場・草津のU / 時間湯・草津のU
信濃路
 蚕室の二階・別所温泉 / 高冷地農業・戸隠 / 高原・妙高 / アンズの花・姨捨 / 一茶終焉の地・柏原、野尻湖 / 狩猟神・諏訪神社 / 湖の神々・諏訪 / 天滝川を上る・船明、飯田 / 江島生島・高遠 / 『夜明け前』の道・妻籠 / 『夜明け前』の道・妻籠から馬籠へ
天城路
 源頼朝・蛭が小島 / 江川太郎左衛門・韮山の反射炉 / 若山牧水と最明寺・長岡温泉 / 修善寺 / 美しい森林・湯が島、天城峠 / 天城の伝説・浄蓮の滝 / 日本のあけぼの・下田
能登路
 能登へ・親不知、薬の富山を経て / 一向一揆・金沢 / 上杉謙信・七尾 / アテの森林・(車窓から) / 海と生活・海浜の水田 / 輪島塗・輪島から千枚田へ / 中世の名残り・時国家のT / 中世の名残り・時国家のU
大和路
 土塀の美・奈良東大寺 / 古い路・法隆寺前で / 静けさ・法隆寺五重塔 / 再建か・法隆寺 / 格調正しい・唐招提寺 / 盆景のような・飛鳥 / 日本最古の寺・飛鳥寺 / 古代人に愛された・大和三山
熊野路
 海にひらける・串本、潮の岬 / 熊野信仰・那智 / 木材の町、個性の町・新宮 / プロペラ船、杉・熊野川 / 河原の部落・杣人の家・瀞八丁 / 山の湯・湯の峯 / 十津川をのぼる・熊野から奥吉野
あとがき


大塚 幸男 (おおつかゆきお)
「写真・フランス文学史」
(しゃしん・ふらんすぶんがくし)


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*203頁 / 発行 1962年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
短い序曲
第一編 起原 ― 中世
 第一章 序説
 第二章 第十一世紀から百年戦争まで
  武勲詩 / 宮廷文学 / 年代記 / ブルジョワ文学 / 『薔薇物語』 / 演劇
 第三章 百年戦争時代(一三三七―一四五三年)
  詩 / 奇蹟劇、フロワサール
 第四章 第十五世紀
  ヴィヨン / 聖史劇、喜劇
第二編 第十六世紀(ルネサンス)
 第一章 若きルネサンス(一五一五 ― 一五三四年)
  クレマン・マロ / ラブレ
 第二章 ルネサンスの開花期(一五三四 ― 一五六〇年)
  リヨン派の詩人たち / プレイヤード / ロンサール / デュ・ベレイ / ルネサンスとロワール河畔 / 演劇 / アミヨ
 第三章 ルネサンスの成熟期(一五六〇 ― 一五九八年)
  文学と宗教戦争と / モンテーニュ
第三編 第十七世紀
 第一章 古典主義の準備時代(一六六一年以前)
  マレルブ / マレルブの反対派 / サロン / 社交界の文学とその反動と / ラ・ロシュフーコ / コルネイユ / パスカル
 第二章 古典主義の黄金時代(一六六一 ― 一六八五年)
  古典主義文学の特質 / モリエール / ラシーヌ / ラ・フォンテーヌ / ボワロ、ボシュエ / ド・ラファイエット夫人、ド・セヴィニェ夫人
 第三章 過渡期(一六八五 ― 一七一五年)
  《自由思想家》 / 《古代・近代両派の争い》 / ラ・ブリュイエール / フェヌロン / サン=シモン公爵
第四編 第十八世紀
 第一章 演劇と小説と
  一七一〇年以前の演劇 / 一七一五年から ― 七五〇年までの小説
 第二章 モンテスキュとヴォルテールと
 第三章 ヴォヴナルグ、『百科全書』、ディドロ、ビュフォン
 第四章 ジャン=ジャック・ルソーとベルナルダン・ド・サン=ピエールと
 第五章 《お涙頂戴喜劇》、《ブルジョワ悲劇》、ボマルシェ
 第六章 アンドレ・シェニエ
  第十八世紀の詩 / アンドレ・シェニエ
第五編 第十九世紀
 第一章 革命時代と帝政時代と(一七八九 ― 一八一五年)
 第二章 ロマン主義前派
  ド・スタール夫人 / シャトブリヤン
 第三章 ロマン主義時代(一八二〇 ― 一八五〇年頃)
  一八二〇年の世代 / ロマン主義の歴史、その一般的特質 / ラマルティーヌ / ユゴー / ミュッセ / ヴィニ / ネルヴァル / ジョルジュ・サンド / スタンダル / バルザック / メリメとゴティエと / サント=ブーヴ
 第四章 写実主義・自然主義時代(一八五〇 ― 一八九〇年頃)
  写実主義の確立とその特質と / 社会劇 / 高踏派(ルコント・ド・リール、ボドレール、エレディヤ) / 写実主義小説(フロベール、ゴンクール兄弟 その他) / テーヌとルナンと / 自然主義小説(ゾラ、モーパッサン、ドーデ、ユイスマンス) / 演劇
 第五章 世紀末から第一次大戦まで(一八九〇年前後 ― 一九一四年)
  象徴派(ヴェルレーヌ、ランボ、マラルメ、レニエ) / ナテュリストの詩人たち(ジャム、ノアイユ夫人) / 小説(ブールジェ、ロティ、フランス) / バレスとロランと / ルナール、フィリップ / 批評
第六編 第二十世紀(一九一九 ― 一九五〇年)
 第一章 二つの大戦の間
  詩 / 小説 / 演劇 / 批評、文学史、比較文学
 第二章 第二次大戦以後
  レジスタンス / サルトルとカミュと / フランス文学邦訳書百選 / フランス文学略地図


大槻 彰 (おおつきあきら)
「アイディア探検 欧米生活の知恵」
(あいでぃあたんけん)


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*221頁
*発行 1964年

*目次
〔T〕 広告のアイディア
〔U〕 交通のアイディア
〔V〕 不精者のアイディア
〔W〕 ホテルのアイディア
〔X〕 生活のアイディア
〔Y〕 レストランのアイディア
〔Z〕 トイレのアイディア



大野 三郎 (おおのさぶろう)
「日本の科学と科学者」
(にほんのかがくとかがくしゃ)


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*229頁 / 発行 1957年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき 小倉金之助 / 1 科学技術のあけぼの=角倉父子 / 2 南蛮医術の渡来=永田徳本、曲直瀬道三と南蛮医たち / 3 和算の誕生=毛利重能と吉田光由 / 4 幕藩制と農業=宮崎安貞と本草学を開拓した人々 / 5 日本人はじめて暦をつくる=渋川春海 / 6 和算の全盛時代=関孝和とかれにつづく人々 / 7 蘭学のはじめ=青木昆陽と野呂元丈 / 8 蘭学がおこる=前野良沢と杉田玄白 / 9 博物学のはじめ=平賀源内、小野蘭山、宇田川榕庵たち / 10 民間科学の勝利=麻田剛立、間重富、橋本宗吉、高橋至時 / 11 海防論と地理学=伊能忠敬 / 12 封建制度とたたかった蘭学=高野長英と「尚歯会」のメンバー / 13 幕末の蘭学=夜明け前の科学者たち / 14 明治科学の民間先覚者=柳河春三 / 15 西欧医学の輸入はじまる=北里柴三カ / 16 地震と軍需にはじまる明治の物理=外人教師たちと田中館愛橘 / 17 日本文化と進化思想=モース、ホィットマン、石川千代松 / 18 産業革命と戦争と科学=長岡半太郎と本多光太郎 / 19 Z項の発見をめぐって=木村栄と天文・気象学の開拓者たち / 20 本草学から植物学へ=牧野富太郎、池野成一郎たち / 21 舎密から化学へ=鈴木梅太カと化學界の元老 / 22 民主主義と科学の研究=湯川秀樹と素粒子論グループ / 日本の科学と科学史 / あとがきにかえて


大山 公淳著・三栗 参平撮影 (おおやまこうじゅん・つくりさんぺい)
「高野山」
(こうやさん)


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*218頁
*発行 1963年


魚返 善雄 (おがえりよしお)
「漢文入門」 
(かんぶんにゅうもん)


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*219頁
*発行 1966年

*カバー文
この本は、漢文をまだすこしも学んでいない人にも、すでに相当に学んできた人にも、また専門家として漢文を教えている人にも、気楽におもしろく読んでいただきながら、初歩的な読みかたから高級な理論までを身につけていただこうという、すこし欲ばった目標のもとに書かれました。  ― 著者 ―


岡 達子訳編 (おかたつこ)
「イギリス怪奇幻想集」
(いぎりすかいきげんそうしゅう)


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*238頁 / 発行 1998年

*紹介文
レ・ファニュ、ブラックウッド、アン・ブリッジなど7人の作家によるクラシックな怪奇・幻想傑作物語集。

*目次
早朝の礼拝(アーウィン,マーガレット) / セアラの墓(ローリング,F.G.) / メディシン湖の狼(ブラックウッド,アルジャノン) / ラント夫人の亡霊(ウォルポール,サー・ヒュー) / ビュイックにつきまとう声(ブリッジ,アン) / 白い道(ボズマン,E.F.) / ウォッチャー(レ・ファニュ,J.シェリダン)


岡田 紅陽 (おかだこうよう)
「富士山」
(ふじさん)


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*図版96枚 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
カラー写真 本文 / 日の出(no1) / 山頂の春(no13) / 夜の三津浜(no48) / 夕陽(no82) / はじめに 富士こそ、わがいのち / 著者の写真歴(編集部) / 写真編 / 山(高山・高原・田園・市街など) / 水(湖沼・河川・海・波・滝) / 雲(雲・霧・靄・霞) / 空(航空) / 写真目録 / 撮影地図 / Mt.Fuji and I(英文)


岡田 譲編 (おかだゆずる)
「正倉院の宝物」
(しょうそういんのほうもつ)


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*152頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
正倉院の宝物
〈建物〉
 1 正倉院の宝庫 / 2 双倉説と三倉説 / 3 建設の年代
〈北倉〉
 一 国家珍宝帳 / 二 雑集(聖武天皇筆) / 三 楽毅論(光明皇后筆) / 四 杜家立成雑書要略(光明皇后筆) / 五 金銀鈿荘唐大刀 / 六 赤漆文??木厨子 / 七 紅牙撥鏤尺 / 八 紫檀木画挾軾 / 九 鳳鳳文錦御軾 / 一〇 銀薫炉 / 一一 漆胡瓶 / 一二 槃龍背八角鏡 / 一三 平螺鈿背円鏡 / 一四 金銀絵八角鏡箱 / 一五 花氈 / 一六 金銀平文琴 / 一七 螺鈿紫檀阮咸 / 一八 螺鈿紫檀五絃琵琶 / 一九 鳥毛立女屏風 / 二〇 昴兆風と來纈屏風 / 二一 人勝残闕 / 二二 薬と薬壼
〈中倉〉
 二三 詩序 / 二四 仮名文書 / 二五 麻布山水図 / 二六 竜図鏡背面墨絵 / 二七 墨絵人物図(大大論戯画) / 二八 版画宝相華文図 / 二九 筆と墨 / 三〇 陶硯 / 三一 絵紙大鹿 / 三二 白瑠璃瓶 / 三三 白瑠璃碗 / 三四 雑色条帯 / 三五 刀子 / 三六 漆胡樽 / 三七 黒柿厨子 / 三八 白石火舎 / 三九 黒柿蘇芳染金銀山水絵箱 / 四〇 蘇芳地金銀鼓楽絵箱 / 四一 彩絵箱と彩絵几 / 四二 黄熟香 / 四三 投壼 / 四四 墨絵弾弓 / 四五 武器・武具 / 四六 金銀泥絵鞍
〈南倉〉
 四七 金銀花盤 / 四八 密陀絵盆 / 四九 金銅花形合子 / 五〇 佐波理の加盤と匙 / 五一 二彩皿と三彩鉢 / 五二 銀壼 / 五三 漆金薄絵盤 / 五四 三鈷 / 五五 黄金瑠璃鈿背十二稜鏡 / 五六 伎楽面(呉女) / 五七 木画紫檀双六六局 / 五八 捍撥絵(螺鈿楓琵琶部分) / 五九 捍撥絵(木画紫檀琵琶部分) / 六〇 子日目利箒 / 六一 彩絵菩薩幡 / 六二 麻布菩薩像 / 六三 履
〈仮倉〉
 六四 布作面(1) / 六五 布作面(2)
あとがき


岡田 譲・奥平 英雄共編 (おかだゆずる・おくだいらひでお)
「日本美術案内」
(にほんびじゅつあんない)


(画像拡大不可)

*308頁 / 発行 1963年

*目次
まえがき
日本美術の流れ
一 上古時代 / 二 飛鳥時代 / 三 奈良時代 / 四 平安時代前期 / 五 平安時代後期 / 六 鎌倉時代 / 七 室町時代 / 八 桃山時代 / 九 江戸時代 / 一〇 現代
古社寺めぐり
古社寺めぐりのはじめに / みちのくの古寺 / 東京とその近郊 / 鎌倉めぐり / 日光地方 / 信濃路をゆく / 琵琶湖をめぐって / 京洛の寺々 / 大和路の華を求めて / 高野と熊野 / 瀬戸内の旅 / 四国巡礼の旅 / 山陰ところどころ / 九州路をたずねて
用語解説 / 建築 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸 / 考古 / 系譜 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸 / 茶道
美術年表 / 日本の美術館 / 日本の美術団体 / 年代対照表 / 年号索引


岡田 譲・奥平 英雄共編 (おかだゆずる・おくだいらひでお)
「日本美術図録」
(にほんびじゅつずろく)


(画像拡大不可)

*394頁 / 発行 1964年

*目次
上古
縄文時代
弥生時代
古墳時代
上古様式建築
飛鳥時代
 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸
奈良時代
 建築 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸
平安時代
 建築 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸
鎌倉時代
 建築 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸
室町時代
 建築 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸
桃山時代
 建築 / 絵画 / 書 / 工芸
江戸時代
 建築 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸
現代
 建築 / 彫刻 / 絵画 / 書 / 工芸
日本美術の歴史と特質 /国宝一覧 / 作品名索引


岡留安則 (おかどめやすのり)
「“スキャンダル雑誌”創刊物語 : 『噂の真相』編集長日誌@」 (すきゃんだるざっしそうかんものがたり)


*カバー装幀・栗原裕孝
(画像はクリックで拡大します)


*279頁 / 発行 2000年

*カバー文
『噂の真相』は反権力・反権威スキャンダルマガジンを標榜するという編集方針からして、雑誌としては異色の部類に属していたため、筆者自身が編集発行人として自らのキャラクターの“情報公開”が他のメディア以上に必要との判断があった。ミニコミ誌は編集発行人の独断や個性が何よりも“武器”であり… (「文庫化にあたって」より)

*目次
編集室からのメッセージ1
 一九七九年四月創刊号〜一九八〇年三月号
編集室からのメッセージ2
 一九八〇年四月号〜一九八一年三月号
編集長日誌1
 一九八一年四月号〜一九八二年三月号
編集長日誌2
 一九八二年四月号〜一九八三年三月号
編集長日誌3
 一九八三年四月号〜一九八四年三月号
雑誌状況批判論
付録・資料篇
 『噂の真相』トラブル集成
 『噂の真相』誕生劇の陣痛・『マスコミ評論(ひょうろん)』事件の顛末
 あとがき
 文庫化にあたって


岡留安則 (おかどめやすのり)
「『噂の真相』編集長日誌A : タブーなき闘い!」 (うわさのしんそうへんしゅうちょうにっし)


*カバー装幀・栗原裕孝
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*276頁 / 発行 2000年

*カバー文
自由な発想を駆使できる体制、これこそがジャーナリズムや編集者という職業においては何よりの好条件なのだ。こうした本誌のタブーなき雑誌の特性や編集権と営業権が一元化されたミニ自立資本体制の強みをフルに生かし、これからも気楽に明るくスキャンダルしていこうと思う。

*目次
●『噂の真相』創刊10周年に寄せて
 守護の悪魔としての岡留安則=『噂の真相』 筒井康隆
 マスコミ最強のセメント王者 亀和田武
 危険な人物 嵐山光三郎
編集長日誌4
 一九八四年四月号〜一九八五年三月号
編集長日誌5
 一九八五年四月号〜一九八六年三月号
編集長日誌6
 一九八六年四月号〜一九八七年三月号
編集長日誌7
 一九八七年四月号〜一九八八年三月号
編集長日誌8
 一九八八年四月号〜一九八九年三月号
 あとがき
 文庫化にあたって


岡留 安則 (おかどめやすのり)
「『噂の真相』編集長日誌 B」 (うわさのしんそうへんしゅうちょうにっし)


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*298頁 / 発行 2001年

*内容説明
抗議、告訴は日常茶飯。あらゆるタブーに挑戦する、反権力・反権威のスキャンダルマガジン『噂の真相』。創刊一五周年を迎えた、編集長・岡留安則の行動記録、第3弾。「編集長日誌」に見る、オカドメの“真相”。

*目次
事務所が新宿五丁目
日本の「民主主義」や
とうとう創刊12周年記念号
今号は創刊13周年記念号
とうとう14周年記念号
対談 辛口文化人批判(佐高信)
おわりに 「〈噂の真相〉編集長日誌」の編集後記


岡見 璋 (おかみあきら)
「楽しい写真入門 初歩から入選まで」
(たのしいしゃしんにゅうもん)


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*223頁
*発行 1972年

*目録文
“安いカメラで、高度な写真”をモットーとして、これから写真を楽しもうとする人のため、実際は役立つアドバイスをまとめたものである。


小川 和佑編 (おがわかずすけ)
「無名者にとっての修羅 青春の記録〈2〉」
 (むめいしゃにとってのしゅら せいしゅんのきろく)


*カバーデザイン・平昌司
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*253頁 / 発行 昭和51年

*カバー文
 正義なき戦いであった日中十五年戦争は、同時に善者の集団による悪徳の行為だったのではなかったか。そして、それらの個々の悪の一切は全て戦争という名に責任を帰すことによって、個々の贖罪が果たされて、彼らは市民として三十年を生き、彼らは自己の善者であることになんらの疑問をも所有しない。……敗戦後において日本人は戦争の被害者としての意識を観念として強く持ち続けて来た。しかし、加害者であったという認識は少数者の声を除いて、平均的日本人一般に遂に認識として定着することはなかったのではないかと思われる。(本文より)

*目次
 刊行にあたって
(1)日中十五年戦争にとっての正義とは何か
洞窟の中の満月・富士正晴
(2)修羅に生きるものとして
照る日の庭・檀一雄
(3)知識人としての戦争体験
雁帰る空・生井武司
(4)生者と死者の間
黄土の記憶・伊藤桂一
(5)日本人の原質・唯一の国内日中戦争
反乱の六月・石飛仁
 編集ノオト
 執筆者略歴・初出一覧

*全三巻


小川 和佑 (おがわかずすけ)
「優しき歌
立原道造の詩と青春」 (やさしきうた たちはらみちぞうのしとせいしゅん)


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*228頁 / 発行 1971年
*カバー絵・渡辺藤一

*カバー文

 けふ 私のなかで
 ひとつの意志が死に絶えた……
 孤独な大きな風景が
 弱々しい陽ざしにあたためられようとする   (「初冬」)

 みずみすしい抒情詩を百余編残して夭逝した立原道造の青春は、信州浅間高原の夏の日を背景に、雲と風、花と別離の詩とともに展開した。本書では、彼の生涯を豊富な資料をもとに書きおろし、巻末に「読む年譜」を付した。


小川 清隆 (おがわきよたか)
「海辺の花」
(うみべのはな)


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*189頁 / 発行 1963年

*目次
序(松田修)
岩場に生えるもの
 1 ハイネズ ビャクシン科 / 2 マルバシャリンバイ ナシ科 / 3 トベラ トベラ科 / 4 テリハノイバラ バラ科 / 5 ハマボッス サクラソウ科 / 6 タイトゴメ ベンケイソウ科 / 7 アシタバ セリ科 / 8 フウトウカズラ コショウ科 / 9 エゾオオバコ オオバコ科 / 10 ハマツメクサ ナデシコ科 / 11 スカシユリ ユリ科 / 12 ハマナデシコ ナデシコ科 / 13 ボタンボウフウ セリ科 / 14 ハマベノギク キク科 / 15 ソナレムグラ アカネ科 / 16 ハマエノコロ イネ科 / 17 ハマカンゾウ ツルボラン科 / 18 ハマゼリ セリ科 / 19 ラセイタソウ イラクサ科 / 20 オニヤブマオ イラクサ科 / 21 ヒロハクサフジ マメ科 / 22 ハマギク キク科 / 23 イソギク キク科 / 24 マルバグミ グミ科 / 25 ツワブキ キク科 / 26 オニヤブソテツ オシダ科 /
海近い林に生えるもの
 27 ヤブツバキ ツバキ科 / 28 クロマツ マツ科 / 29 カジイチゴ バラ科 / 30 ハコネウツギ スイカズラ科 / 31 イヌビワ クワ科 / 32 ガグアジサイ アジサイ科 / 33 マサキ ニシキギ科 / 34 ハマボウ アオイ科 / 35 ヤツデ ウコギ科 / 36 オオバイボタ モクセイ科 / 37 ソテツ ソテツ科
砂丘に生えるもの
 38 スイセン ヒガンバナ科 / 39 チューリップ ユリ科 / 40 イソスミレ スミレ科 / 41 ハマウド セリ科 / 42 ハマダイコン アブラナ科 / 43 マンテマ ナデシコ科 / 44 コウボウムギ カヤツリグサ科 / 45 コウボウシバ カヤツリグサ科 / 46 ハマエンドウ マメ科 / 47 ハマヒルガオ ヒルガオ科 / 48 グンバイヒルガオ ヒルガオ科 / 49 クサスギカズラ キジカクシ科 / 50 ハマニガナ キク科 / 51 ハマウツボ ハマウツボ科 / 52 ハマハタザオ アブラナ科 / 53 スナビキソウ ムラサキ科 / 54 オオマツヨイグサ アカバナ科 / 55 ハマニンニク イネ科 / 56 ハマボウフウ セリ科 / 57 アマモ アマモ科 / 58 ハマナス バラ科 / 59 ギョウギシバ イネ科 / 60 ナデシコ ナデシコ科 / 61 ツルナ ツルナ科 / 62 アイアシ イネ科 / 63 オニシバ イネ科 / 64 カワラアカザ アカザ科 / 65 トウオオバコ オオバコ科 / 66 ナミキソウ シソ科 / 67 ハマゴウ クマツヅラ科 / 68 ハマアザミ キク科 / 69 ケカモノハシ イネ科 / 70 ハマグルマ キク科 / 71 イワダレソウ クマツヅラ科 / 72 ウンラン ゴマノハグサ科 / 73 サンカクイ カヤツリグサ科 / 74 ハマスゲ カヤツリグサ科 / 75 カワラヨモギ キク科 / 76 ハマオモト ヒガンバナ科 / 77 ワセオバナ イネ科 / 78 ハチジョウナ ナキク科 / 79 ビロウドテンツキ カヤツリグサ科 / 80 ハチジョウススキ イネ科
海浜の植物について
あとがき


荻原井 泉水 (おきわらせいせんすい)
「一茶名句」
(いっさめいく)


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*169頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
一茶の生活とその句 ── 序にかえて
七番日記
おらが春
一茶発句集
一茶年代記
一茶俳句抄


荻原 井泉水 (おぎわらせいせんすい)
「奥の細道風景」 
(おくのほそみちふうけい)


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*199頁 / 発行 1961年
*カバー写真 平泉・中尊寺の金色堂 撮影・横田正知

*カバー文
「奥の細道」の一本を手にしながら、その跡を歩いてみたいというかたは、今日ずいぶん多いことだろう。そのかたたちのために、この書で、私は私なりのガイドの役をはたせればと思う。さらに、机の上にこの書をおいて家にいながら、奥の細道の現代風景を鑑賞しつつ、芭蕉の昔をイメエジすることこそ、いちばん楽しいことだろうと思う。筆者もまた、読者とたのしみをともにするような気持をもって、たのしみながら筆をとったのである。 著者



荻原 井泉水 (おぎわらせいせんすい)
「芭蕉と一茶」
(ばしょうといっさ)

*234頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
芭蕉隨想 / ?いてゐる芭蕉 / 坐つてゐる芭蕉 / 「奧の細道」の風景 / 芭蕉二百五十囘忌 / 捨身のこころ / 「あらたふと」の句 / 「荒海や」の句 / 秋夜芭蕉ばなし / 芭蕉の言葉を通して / 芭蕉餘コ / 和する心 / 連句隨想 / 一茶隨想 / 芭蕉と一茶 / 一茶の句境 / 一茶の表現 / 一茶と子規 / 一茶の業績 / 一茶の時代性


荻原 井泉水 (おぎわらせいせんすい)
「俳句の道」
(はいくのみち)


(画像はクリックで拡大します)

*162頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*カバー文
俳句は「道」である。
その伝統、鑑賞、作法より入り新しい詩精神の眞髄を解明する。

*目次
一 作る事と味ふ事 / 二 内観の世界 / 三 表現主義 / 四 言葉を消した言葉 / 五 俳句の形式 / 六 主観の力 / 七 人が現れる / 八 自ら人を作る / 九 「好み」より「道」へ / 一〇 自然に還れ / 一一 自然を味ふ / 一二 自然を観る / 一三 愛すべきもの / 一四 友とするもの / 一五 和平の心 / 一六 調和の相 / 一七 真実を観る / 一八 ありのまゝ / 一九 直情実感 / 二〇 何事にても / 二一 読むべきもの / 二二 古人の求めたる所 / 二三 趣味といふ事 / 二四 季題趣味と季題制度 / 二五 写生といふ事 / 二六 日常の生活から / 二七 形式といふ事 / 二八 定型律と内容律 / 二九 約束と生命 / 三〇 表現の道 / 三一 新傾向時代 / 三二 季無き句の試み / 三三 散文的外観 / 三四 自由詩として / 三五 個性 / 三六 新しい句の姿 / 三七 新しい句の長さ / 三八 文語と口語 / 三九 無技巧の説 / 四〇 精進向上の道 / 後記


荻原 井泉水 (おぎわらせいせんすい)
「芭蕉名句」
(ばしょうめいく)


(画像はクリックで拡大します)

*171頁 / 発行 1957年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
解することと味わうことと ― 序にかえて
芭蕉名句鑑賞
芭蕉名句拾遺


沖藤 典子 (おきふじのりこ)
「女が職場を去る日」
(おんながしょくばをさるひ)


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*326頁
*発行 1993年

*目録文
父親の発病そして看護、子供の進学問題、夫の転勤による別居など、様々な問題が一度に押し寄せ、心ならずも職場を去らざるを得なくなる著者の体験を描く。


荻野 恒一 (おぎのこういち)
「嫉妬の構造」
(しっとのこうぞう)


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*243頁 / 発行 1996年

*目録文
時代と文化を超えて、およそ生きとし生けるものが体験しなければならない対他的感情 ―― 嫉妬。私たちはこの“想像力の病”と、どのように向きあってきたか。

*目次
1 嫉妬の輪郭
2 嫉妬の構造
3 子供に見る嫉妬
4 競争社会における嫉妬
5 嫉妬と犯罪
6 病的嫉妬の臨床
7 病的嫉妬の精神病理
8 嫉妬からの解放


奥田 博昭 (おくだひろあき)
「サハリンの少年 北の家族の敗戦日記」
(Sakhalinのしょうねん)


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*247頁 / 発行 1995年

*紹介文
樺太での敗戦 ── 。少年の目を通して見た日々。鉄条網にくぐりぬけては発砲され、馬鈴薯を盗んではサルダートに捕まるなど、要するに毎日が、「食」を求めての戦争だった。

*目次
第1章 親父がぼくらを連れて樺太へ渡ったわけ
第2章 その日ぼくは防空壕を掘っていた
第3章 戦車のキャタピラが聞こえる
第4章 メリヤスシャツを着た兵隊がやって来た
第5章 イワノフが餅を喉に詰まらせた
第6章 蕗ばかり食べてお歯黒になった妹
第7章 ぼくたちはモスクワへ送られるのだろうか
第8章 紙の風車を欲しがる洟たれ小僧
第9章 鉄条網を突破したら銃弾が飛んで来た
第10章 壁を叩いてナージャンが呼ぶ
第11章 火葬場の煙突からパンの匂いが
第12章 馬鈴薯を盗んでサルダートに捕まる
第13章 さらばサハリンよ!


奥田 博昭 (おくだひろあき)
「昭和ドロボー世相史」 
(しょうわどろぼーせそうし)


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*254頁 / 発行 1991年
*カバーデザイン=ローテ・リニエ / カバーイラスト=廣中薫


*カバー文
ドロボーもプロとなると、それでめしを食っているわけであるから、簡単に捕まってはならないし、絶えず研究している。「ドロボーは世につれ、世はまたドロボーにつれ」。ドロボーは「時代を映す鏡」である。

*目次
昭和ドロボー世相史
  昭和幕明けのドロボー / 廃墟のなかのドロボー / 高度成長期のドロボー / 飽食の時代のドロボー
ドロボー哲学論
  なぜ盗むのか / 怪盗とは何か / ドロボーの玄人と素人
実践的ドロボー論
  眠らせドロボー / くたびれドロボー / 二つの顔のドロボー / 間抜けなドロボー / ぶっそうなドロボー / 奇妙きてれつなドロボー / でっかいドロボー / まいほーむドロボー / 怪盗という名のドロボー / メモるドロボー
 あとがき / 解説 ポロッと出る“本性”に……下川耿史 / 昭和ドロボー年表


奥平 尭訳編 (おくだいらたかし)
「フランス笑話集」 (ふらんすしょうわしゅう)


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*222頁
*発行 1981年

*目録文
フランスの民話の中から、愚行や失敗、頓智や機転、悪知恵や悪だくみなどに材をとった笑い話28篇収録。読む人を素朴でおおらかな笑いの世界へと誘う。


小口 忠彦 (おぐちただひこ)
「才能と職業 心理学による解決」
(さいのうとしょくぎょう)


(画像拡大不可)

*224頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目録文
自己の才能と職業をいかに結びつけるか。その相互関係と疑問に応えながら、現代に生きる途を示唆する。学生教師必読書。

*目次
小序
T 才能と職業
 1 職業の構造
  A 職業 / B 要求される人間像
 2 適性と不適性
  A 職務分析 / B 適性検査 / C 能力 / D 性格
U 才能と興味
 1 悩み
  A 適性と能力 / B 二つの自問
 2 価値意識
  A 価値意識の類型 / B 社会的価値意識 / C 実態の動向
 3 興味
  A 興味の類型 / B 職業興味テスト / C 臨界観察法
V 才能と自我
 1 自我の構造
  A 自我と基本的要求 / B 自我の構造
 2 自我と満足
  A 満足の六段階 / B 自己の可能性
 3 自我の危機
  A 要求不満 / B 自我の危機
 4 自我の啓発
  A 要求不満の忍耐 / B 確かめ
後記 / 索引


小口 忠彦 (おぐちただひこ)
「才能と自信 学習心理学の立場」
(さいのうとじしん)


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*228頁 / 発行 1958年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
小序
青年と創造 ― 序論
 1 青年とロマンチシズム / 2 青年と才能 / 3 結果と過程 / 4 青年と不安定性 / 5 創造と自己表現
T 自信の心理
 一 あせる心理とあがる心理
  1 クセと自分 / 2 あせる心理とあがる心理 / 3 学習の要領
 二 自信の構造
  1 自信と自分 / 2 自己評価水準 / 3 実力と理想 / 4 確かめ
 三 性格と自我
  1 不健全な性格 / 2 性格の二面 / 3 性格と心構え
U 才能の心理
 一 学力の心理
  1 知識と能力 / 2 能力と態度
 二 応用の限界
  1 経験の活用 / 2 レディネス / 3 応用の限界
 三 学業不振の診断
  1 学事不振 / 2 診断の方向
 四 才能の心理
  1 才能の基礎 / 2 才能の発達
V 創造力の心理
 一 記憶と理解
  1 記憶と応用 / 2 記憶の型 / 3 直接反復法 / 4 分散法
 二 理解と類推
  1 アタマの働かせ方と知識 / 2 類推の機能
 三 創造力の心理
  1 再生的と生産的 / 2 非連続性の程度 / 3 新しさ / 4 生産的と創造的
 四 創造と自我
  1 目的論理と因果論理 / 2 仮定と確かめ / 3 仮定と想像 / 5 確かめと自我
W 学習習慣の心理
 一 基本的学習習慣
  1 三つの軸 / 2 解決過程 / 3 解決過程の三つの側面 / 4 ねばり強くやる / 5 深くやる / 6 キチッとやる / 7 解決過程の側面と役割 / 8 確かめという機能 / 9 確かめと自分 / 10 実行から批判へ / 11 項目別から項目表へ / 12 研究の問題点
 二 ねばり強くやるための技術
  1 忍耐の習慣 / 2 項目の解説
 三 深くやるための技術
  1 一通りの通解 / 2 項目の解説
 四 キチッとやるための技術
  1 キチッととだらだら / 2 項目の解説
あとがき / 索引


奥村 宏 (おくむらひろし)
「買占め・乗取り・TOB 株式取得の経済学」
(かいしめ・のっとり・ティーオービー)


(画像拡大不可)

*267頁 / 発行 1989年

*目録文
安定株主工作 ―― 株式相互持合いを中心に、会社民主主義、会社法の原則に反する日本的経営の問題点を法人資本主義の観点より分析。

*目次
序章 その後の買占め、乗取り
第1部 テーク・オーバーの構造
 日本を揺るがすTOB旋風 / 株価を動かすテーク・オーバー / 「法人買い」と乗取り株価 / テーク・オーバーの方法
第2部 攻撃する側の作戦
 「法人買い」の構造 / 商社の株式取得 / 銀行の株式取得 / 企業集団と株式取得 / 野良犬とエスタブリッシュメント
第3部 乗っ取られる側の論理
 株式所有構造 / 蛇ににらまれた会社 / 会社投げ売り / テーク・オーバー対策



奥村 宏 (おくむらひろし)
「解体する『系列』と法人資本主義」
(かいたいするけいれつとほうじんしほんしゅぎ)


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*254頁 / 発行 1994年

*目次
1 企業集団
 法人資本主義と企業系列、企業集団 / 企業集団の閉鎖性 / 社長会は解散せよ
2 企業系列
 企業系列は合理的か / 役員派遣という奇妙な風習 / 企業独立のすすめ
3 株式相互持合い
 株式相互持合いの実態とその規制 / 株式相互持合いの矛盾 / 「持合い崩れ」の不安とその病理
4 証券スキャンダル
 証券スキャンダルと法人資本主義 / バブル経済崩壊の意味するもの
5 21世紀の企業像
 新しい企業像を求めて / 法人資本主義の解体とそのあとに来るもの / 巨大企業信仰への批判


奥村 宏 (おくむらひろし)
「三菱 日本を動かす企業集団」
(みつびし)


(画像拡大不可)

*236頁 / 発行 1987年

*目録文
強い力を持ってわれわれを支配しながらしかもその正体が見えてこない、日本における最大にして最強の企業集団 ―― 『三菱』の解剖

*目次
第1部 三菱の構造
 日本における三菱 / 企業集団としての結合 / 系列支配の上に / 大企業との競争と協調 / 資本家と経営者 / 財閥から企業集団へ
第2部 三菱の機能
 重化学工業化への道 / 金融機関の役割 / 集団内取引と総合商社 / 外国資本との関係 / 海外進出 / 新しい路線を求めて
第3部 三菱の思想
 「国家とともに」 / 軍事化路線 / 財界における三菱 / 三菱の思想)


奥村 宏 (おくむらひろし)
「株価のからくり」
(かぶかのからくり)


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*232頁
*発行 1987年

*目録文
日本に異常な投機時代をもたらした株式市場の構造的変化と株価形成のメカニズムを、「法人化+機関化」という視点より解明する。


奥村 宏編 (おくむらひろし)
「企業探検 ― 日本株式会社の“聖域”に挑む」
(きぎょうたんけん)


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*267頁
*発行 1994年

*目録文
企業のことはこれまで、知っていても書かないか、全く知らないか、であった。困難な取材を通して具体的な企業の内実をルポ。企業案内として先駆的な作品。


小倉 榮一郎 (おぐらえいいちろう)
「近江商人の系譜 活躍の舞台と経営の実像」
(おうみしょうにんのけいふ)


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*247頁
*発行 1990年

*目録文
既に江戸時代に全国的流通網と会計システムを確立し、近代化に大きな役割を果たした近江商人の活躍を、人物と経営の側面から描く。

*目次
第1章 近江商人の起源
第2章 江戸時代の近江商人
第3章 近江商人の経営
第4章 明治以後の近江商人
近江商人滋賀県出身、他府県所在商工業者リスト



小倉 金之助 (おぐらきんのすけ)
「一数学者の肖像」
(いちすうがくしゃのしょうぞう)

*193頁 / 発行 1956年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
1 近代をひらいた女性 ── 与謝野晶子から宮本百合子まで
2 生活ノート
 反抗の算数 / 数 / わたしの書斎 / 長生き / 猟書 / 疎開先より / 革命期における科学書の刊行 / 二つの希望 / 国民大衆と科学者との交流
3 読書ノート ── 文学書を中心として
 ゾラの『大地』 / 『チェーホフとの恋』 / 『昼となく夜となく』 / 『わが文学半生記』
4 科学論ノート
 われ科学者たるを恥ず / 自然科学者の任務 / 数学の大衆化
5 回想の半世紀

T 数学への出発(一九〇二〜一九一一年)
 生いたち / 諸先生のこと / 微分幾何学のはじまり / ケイレーについての挿話
U 仙台時代(一九一一〜一九一七年)
沢柳総長、田辺さんと石原さん / 数学教室、林先生と藤原先生 / 林先生とクラインのこと / 東北大学と東大・京大との比較
V 大阪時代の前半期(一九一七〜九二七年)
 理論数学と応用数学 / 数学教育の経験と関心 / 『数学教育の根本問題』と科学的精神 / 統計法のこと
W 大阪時代の後半期(一九二八〜九三七年)
 数学史ほの出発まで / 数学の社会性と階級性 / 『数学教育史』、身辺のこと / 『自然科学者の任務』 / 大阪を去るころ
X 東京時代(一九三七〜―九五六年)
 東京に移る / 科学の大衆化、二つの会 / 多忙の三年 / ブラック・リストと屈辱の問題 / 民科のこと、病床の四年 / 病間にて / 蘇生の日
Y 自己反省と人間形成の問題
 友人知己のこと / 四年間実務の効果 / 私は数学者か / 数学と人間形成
あとがき


小倉 芳彦・三木 亘他 (おぐらよしひこ・みきわたる)
「教養人の東洋史(上下)」
(きょうようじんのとうようし)




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*上364頁 / 下?頁
*発行 1966年

*目録文
中国・インド・イスラム諸地域、この広大な陸地を海で人類が繰り広げてきた全歴史を一気に読めるおもしろい記述にまとめたユニークな東洋史。

*目次
上 古代から14世紀迄
まえがき
T 東アジア … 小倉芳彦・堀敏一・柳田節子
U 西アジア … 三木亘
V インド … 三木亘
参考書
年表
地図
索引

下 15世紀から現代迄
まえがき
T 東アジア … 田中正俊・小島晋治・新島淳良
U 西アジア … 三木亘
V インド … 石田保昭


小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう)
「黒死館殺人事件 ― 小栗虫太郎傑作選T」 (こくしかんさつじんじけん)


*装幀・斉藤和雄
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*547頁 / 発行 昭和52年

*目次
 序(江戸川乱歩)
 序(甲賀三郎)
 著者之序
序篇 降矢木一族釈義
第一篇 死体と二つの扉を繞って
第二篇 ファウストの呪文
第三篇 黒死館精神病理学
第四篇 詩と甲冑と幻影造型
第五篇 第三の惨劇
第六篇 算哲埋葬の夜
第七篇 法水は遂に逸せり!?
第八篇 降矢木家の崩壊
 解題(松山俊太郎)
 「黒死舘殺人事件」を読んで(井上良夫)
 黒死館の門前に佇んで(島田太郎)
 挿絵・斎藤和雄


横溝正史 (おぐりむしたろう)
「白蟻 小栗虫太郎傑作選U」
(しろあり)


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*301頁
*発行 昭和51年
*装幀・斉藤和雄

*目録文
〈収録作品〉完全犯罪 / 白蟻 / 海峡天地会
〈付録〉長田順行「探偵小説と暗号」小栗虫太郎「負傷したコザック騎兵」横溝正史「推薦」


小栗虫太郎 (おぐりむしたろう)
「青い鷺 小栗虫太郎傑作選 V」
 (あおいさぎ)


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*472頁 / 発行 1976年
*装幀・斉藤和雄

*目次
二十世紀鉄仮面
青い鷺
「青い鷺」について

 「新伝奇小説」と「運命の書」  ― 虫太郎論序説をかねて(松山俊太郎)
 校定通則
 挿画・茂田井武

*編集・松山俊太郎 / 資料提供・中島河太郎、島崎博


小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう)
「潜航艇『鷹の城』 小栗虫太郎傑作選W」
(せんこうていたかのしろ)


*装幀・斉藤和雄
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*334頁 / 発行 昭和52年

*収録内容
潜航艇「鷹の城」
地虫
倶利伽羅信号
人魚謎お岩殺し
一週一夜物語
 付録 小栗虫太郎による作品解説
 解説 松山俊太郎


小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう)
「紅毛傾城 ― 小栗虫太郎傑作選X」 
(こうもうけいせい)


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*271頁
*発行 昭和52年
*装幀・斉藤和雄

*目次
源内焼六術和尚(平賀源内が蛮船焼に残した謎を解く話。目録文より) / 絶景万国博覧会 / 紅毛傾城 / 金字塔四角に飛ぶ / ナポレオン的面貌
解題 松山俊太郎著 / 解説・類推の魔 中田耕治著 / 負傷したコザック騎兵 九鬼柴郎 / 小栗虫太郎著作年表 島崎博編


尾崎 宏次 (おざきひろつぐ)
「現代演技の話」
(げんだいえんぎのはなし)


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*195頁 / 発行 1960年

*目録文
スタニスラフスキーから森繁まで、俳優と演技の系譜を厳密にたどり、その本質を解明する。就中スターの本質をも分析する。

*目次
第一章 俳優とアマチュア
 1 発端―俳優志願 / 2 演劇のおこり / 3 日本演劇のうつりかわり / 4 俳優とアマチュア
第二章 機械芸術と演技
 1 俳優のたましい / 2 マス・コミュニケイションとのかかわりあい / 3 第三の道へ
第三章 演技は時代とともに
 1 歴史のながれの中で / 2 日本演劇の近代化 / 3 戯曲と演技 / 4 演技における連帯性
参考書 / あとがき(俳優の表情にふれながら)


長田 暁二 (おさだぎょうじ)
「歌謡曲おもしろこぼれ話」 (かようきょくおもしろこぼればなし)


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*335頁
*発行 2002年
*カバーイラスト・かわにしよしと

*カバー文
 いつの時代にも、世相を彩り、人びとの心に残る歌がある。こうした歌謡曲の裏側に隠れているエピソードや歌い手をめぐる様々な秘話を、歌謡界の生き字引的存在である音楽文化研究家の著者が詳しく紹介します。
 本書はまた、歌謡曲を風俗としてとらえるだけでなく、社会的な存在としてとらえ、時代の変遷とマスコミの発展のなかで歌謡曲がどのように“変容”をとげてきたかをも的確に語っています。歌謡史エピソード集として、類書にない中身の濃い一冊に仕上がっております。


長田暁二・千藤幸蔵編著 (おさだぎょうじ・ちふじこうぞう)
「日本の民謡 ― 西日本編」 
(にほんのみんよう)


*カバー写真=徳島・阿波踊(ボン・カラー提供)
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*282頁 / 発行 1998年

*カバー文
ふるさとの土から生まれ、人々の生業のなかで育まれ、人生の応援歌でもあった民謡―今日でも、季節ごとの祭りの主役であり、その土地の遺産ともなり、えも言われぬ味わいゆえに愛好者も多い。
本シリーズでは、現在歌われている民謡のなかから、代表的なもの200を選び、全曲ともに、楽譜、歌詞を解説付きで収載した。
採譜は民謡奏者であり研究家でもある千藤による労作であり、解説は音楽文化研究家としてお馴染みの長田が蘊蓄を傾けた。生きている民謡の集大成である。

*目次
北陸・東海地方
越中おわら 富山県 / 筑子節 富山県 / トイチンサ 富山県 / 伏木帆柱起音頭 富山県 / 麦や節 富山県 / 能登麦や節 石川県 / 山中節 石川県 / 三国節福井県 / おばば(岐阜音頭) 岐阜県 / 郡上節(十種) 岐阜県 / 高山音頭 岐阜県 / ホッチョセ節(中津川甚句) 岐阜県 / ちゃっきり節 静岡県 / ノーエ節(農兵節) 静岡県 / 岡崎五万石 愛知県 / 十四山音頭 愛知県
近畿地方
伊勢音頭・川崎 三重県 / 尾鷲節 三重県 / 桑名の殿様 三重県 / 鈴鹿馬子唄 三重県 / 大津絵(長頭翁) 滋賀県 / 江州音頭 滋賀県 / 淡海節 滋賀県 / 祇園小唄 京都府 / 福知山音頭 京都府 / 宮津節 京都府 / 河内音頭 大阪府 / 堀江盆踊唄 大阪府 / 淀川三十石舟舟唄 大阪府 / 酒造祝唄(灘の酒造唄) 兵庫県 / 篠山節(デカンショ節) 兵庫県 / 菅笠節 兵庫県 / 初瀬追分 奈良県 / 吉野木挽唄 奈良県 / 串本節 和歌山県 / 熊野川筏節 和歌山県 / 根来の子守唄 和歌山県 / 日高川甚句(日高川) 和歌山県
中国地方
貝殻節 鳥取県 / 三朝小唄 鳥取県 / 隠岐祝い音頭 島根県 / しげさ節 島根県 / 関の五本松 島根県 / 安来節 島根県 / 下津井節 岡山県 / 高梁川舟唄 岡山県 / ねんね守の唄(中国地方の子守唄) 岡山県 / 敦盛さん 広島県 / 音戸の舟唄 広島県 / 広島木遣音頭 広島県 / 三原ヤッサ 広島県 / 男なら(オーシャリ節) 山口県 / ヨイショコショ節 山口県 / 阿波踊(阿波よしこの) 徳島県 / 徳島麦打唄 徳島県 / 西粗谷の粉碾節 徳島県 / 一合蒔いた(讃岐盆唄) 香川県//二二七
金毘羅船々 香川県 / 伊予万歳(松山名所づくし) 愛媛県 / 宇和島さんさ 愛媛県 / しばてん音頭 高知県 / よさこい鳴子踊 高知県 / よさこい節 高知県
九州地方
九州炭坑節 福岡県 / 久留米そろばん踊 福岡県 / 黒田節 福岡県 / 正調博多節 福岡県 / 博多子守唄 福岡県 / 博多節 福岡県 / 梅干 佐賀県 / 岳の新太郎さん(ざんざ節) 佐賀県 / 島原の子守唄 大分県 / 長崎のんのこ節 大分県 / 長崎浜節 大分県 / 長崎ぶらぶら節 大分県 / 五木の子守唄 熊本県 / 牛深ハイヤ節 熊本県 / おてもやん(熊本甚句) 熊本県 / キンキラキン 熊本県 / 豪傑節 熊本県 / 田原坂 熊本県 / ポンポコニャ 熊本県 / よへほ節(山鹿灯籠踊) 熊本県 / 宇目の唄喧嘩 大分県 / 久住高原 大分県 / 関の鯛釣唄 大分県 / 鶴崎踊・左衛門 大分県 / 鶴崎踊・猿丸太夫 大分県 / いもがらぼくと 宮崎県 / 刈干切唄宮崎県 / シャンシャン馬道中唄 宮崎県 / 稗搗節宮崎県 / 日向木挽唄宮崎県 / 鹿児島小原良節 鹿児島県 / 鹿児島ハンヤ節 鹿児島県


長田暁二・千藤幸蔵編著 (おさだぎょうじ・ちふじこうぞう)
「日本の民謡 ― 東日本編」 
(にほんのみんよう)


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*365頁 / 発行 1998年

*紹介文
ふるさとの土から生まれ、人々の生業のなかで育まれ、人生の応援歌でもあった民謡―今日でも、季節ごとの祭りの主役であり、その土地の遺産ともなり、えも言われぬ味わいゆえに愛好者も多い。本シリーズでは、現在歌われている民謡のなかから、代表的なもの200を選び、全曲ともに、楽譜、歌詞を解説付きで収載した。採譜は民謡奏者であり研究家でもある千藤による労作であり、解説は音楽文化研究家としてお馴染みの長田が蘊蓄を傾けた。生きている民謡の集大成である。

*目次
北海道地方
江差追分 北海道 / ソーラン節 北海道 / 出船音頭 北海道 / 十勝馬唄 北海道 / 北海盆唄 北海道 / 鱈釣唄 北海道
東北地方
嘉瀬の奴踊 青森県 / 謙良節 青森県 / 俵積唄 青森県 / 津軽あいや節 青森県 / 津軽小原節 青森県 / 津軽じょんから節 青森県 / 津軽よされ節 青森県 / 十三の砂山 青森県 / 八戸小唄 青森県 / 弥三郎節 青森県 / りんご節 青森県 / 気仙坂 岩手県 / 沢内甚句 岩手県 / 外山節 岩手県 / チャグチャグ馬コ 岩手県 / 南部牛追唄 岩手県 / 秋田おばこ 秋田県 / 秋田音頭 秋田県 / 秋田酒屋唄 秋田県 / 秋田大黒舞 秋田県 / 秋田長持唄 秋田県 / 秋田船方節 秋田県 / 秋田馬方節(あべや) 秋田県 / 姉コもさ 秋田県 / 生保内節 秋田県 / 本荘追分 秋田県 / 秋の山唄 宮城県 / 石投甚句 宮城県 / お立酒 宮城県 / さんさ時雨 宮城県 / 塩釜甚句(ハツトセ) 宮城県 / 新さんさ時雨 宮城県 / 大漁唄い込み 宮城県 / 長持唄 宮城県 / 宮城野盆唄 宮城県 / 閖上大漁祝唄 宮城県 / あがらっしゃれ 山形県 / 酒田船方節 山形県 / 庄内おばこ 山形県 / 花笠音頭 山形県 / 真室川音頭 山形県 / 最上川舟唄 山形県 / 山形石切唄 山形県 / 山形大黒舞 山形県 / 会津磐梯山 福島県 / 壁塗甚句(相馬甚句) 福島県 / 新相馬節 福島県 / 常磐炭坑節 福島県 / 相馬土搗唄 福島県 / 相馬流れ山 福島県 / 相馬二遍返し 福島県 / 相馬盆唄 福島県 / 原釜大漁祝唄 福島県
関東地方
草津節 群馬県 / 草津湯揉唄 群馬県 / 上州馬子唄 群馬県 / 八木節 群馬県 / 日光山唄 栃木県 / 日光和楽踊 栃木県 / 網延唄 茨城県 / 磯原節 茨城県 / 磯節 茨城県 / 潮来音頭 茨城県 / 潮来甚句 茨城県 / 川越舟唄 埼玉県 / 秩父音頭 埼玉県 / 木更津甚句 千葉県 / 九十九里大漁木遣唄 千葉県 / 銚子大漁節 千葉県 / お江戸日本橋 東京都 / 大島あんこ節 東京都 / 佃島盆踊唄 東京都 / 豊島餅搗唄 東京都 / 八丈ショメ節 東京都 / 相州いか採唄 神奈川県 / ダンチョネ節 神奈川県 / 箱根馬子唄 神奈川県 / 三崎甚句 神奈川県
甲信越地方
甲州盆唄(市川文殊) 山梨県 / 武田節 山梨県 / 安曇節 長野県 / 伊那節 長野県 / 木曽節 長野県 / 小諸馬子唄 長野県 / 信濃追分 長野県 / 天竜下れば 長野県 / 相川音頭 新潟県 / 岩室甚句 新潟県 / 柏崎三階節 新潟県


織田 幹雄 (おだみきお)
「オリンピック」
(olympic)


*175頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義
*カバー画像はありません。

*目次
はしがき
第一部 オリンピックのあゆみ
 一 古代オリンピック
  オリンピックの起原 / オリンピックの消滅
 二 近代オリンピックの誕生
  オリンピア遺跡の発掘 / 古代オリンピックの復興 / 第一回オリンピック会議
 三 近代オリンピックの発展
  第一回 アテネ大会 / 第二回 パリ大会 / 第三回 セントルイス大会 / アテネ特別大会 / 第四回 ロンドン大会 / 第五回 ストックホルム大会 / 第七回 アントワープ大会 / 第八回 パリ大会 / 第九回 アムステルダム大会 / 第十回 ロサンゼルス大会 / 第十一回 ベルリン大会 / 第十二回 東京大会の返上 / 第十四回 ロンドン大会 / 第十五回 ヘルシンキ大会 / 第十六回 メルボルン大会
 四 オリンピックの知識
  オリンピック大会の組織 / オリンピック大会の原則 / オリンピックの表彰 / オリンピックの種目 / オリンピックの旗と標語 / アマチュアリズム / 女子の参加
 五 オリンピック優勝者と記録
  陸上競技 ―― 男子 / 陸上競技 ―― 女子 / 水上競技 ―― 男子 / 水上競技 ―― 女子

第二部 オリンピック・フラッシュ
 第一回 アテネ / 第二回 パリー / 第三回 セントルイス / 第四回 ロンドン / 第五回 ストックホルム1 / 第五回 ストックホルム2 / 第五回 ストックホルム3 / 第七回 アントワープ1 / 第七回 アントワープ2 / 第八回 パリー1 / 第八回 パリー2 / 第八回 パリー3 / 第九回 アムステルダム1 / 第九回 アムステルダム2 / 第九回 アムステルダム3 / 第九回 アムステルダム4 / 第九回 アムステルダム5 / 第十回 ロサンゼルス1 / 第十回 ロサンゼルス2 / 第十回 ロサンゼルス3 / 第十回 ロサンゼルス4 / 第十回 ロサンゼルス5 / 第十回 ロサンゼルス6 / 第十回 ロサンゼルス7 / 第十回 ロサンゼルス8 / 第十一回 ベルリン1 / 第十一回 ベルリン2 / 第十一回 ベルリン3 / 第十一回 ベルリン4 / 第十一回 ベルリン5 / 第十一回 ベルリン6 / 第十一回 ベルリン7 / 第十四回 ロンドン / 第十五回 ヘルシンキ1 / 第十五回 ヘルシンキ2 / 第十五回 ヘルシンキ3 / 第十五回 ヘルシンキ4 / 第十五回 ヘルシンキ5 / 第十六回 メルボルン1 / 第十六回 メルボルン2 / 第十六回 メルボルン3 / 第十六回 メルボルン4 / 第一回 シャモニー冬季 / 第二回 サンモリッツ冬季 / 第四回 ガルミッシュ・パルテンキルヘン冬季 / 第六回 コンチナダンペッツォ冬季



小田桐 誠 (おだぎりまこと)
「検証・テレビ報道の現場」
(けんしょうてれびほうどうのげんば)


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*318頁 / 発行 1994年

*目録文
各局がキャスターを中心としたニュース番組を競い合う「報道の時代」。選挙報道・皇室報道・湾岸戦争・普賢岳などの報道現場が直面している現在を問いなおす。

*目次
1 三原山噴火―「特番」
2 報道―「ニュース戦争」
3 進む早打ち、キャラクター競争―「選挙報道」
4 即位の礼、大嘗祭―「皇室報道」
5 湾岸戦争、東欧変革―「国際報道」
6 雲仙・普賢岳―「災害報道」
7 皇太子、雅子さん―「結婚報道」
8 人気ニュース番組とキャスターの内幕


小田桐 誠 (おだぎりまこと)
「ドキュメント メディアマップ ― デジタル・多チャンネルへの地殻変動」


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*416頁
*発行 1996年

*目録文
通信衛星(CS)によるデジタル放送開始も迫り、100〜200チャンネルの米国並み「多チャンネル時代」が現実に。電波メディアの地殻変動と生き残り戦略を追う。

*目次
生き残りに向けて / 地殻変動 / 新局をめぐるサバイバル / メッセージ都市のその後 / 北方圏の新時代 / 冬季五輪への攻防 / 中核都市の試行錯誤 / アジアへの胎動 / 四国二都物語 / 地上波大変動 / 東京化からの脱却


越智 浩二郎 (おちこうじろう)
「自己実現 自分が感じられない人のために」
(じこじつげん)


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*274頁 / 発行 1997年

*目録文
一人ひとりが主体的に心理学や精神医学の知識を利用し、自分を治癒「される」存在から、自分で治癒「する」存在へ、隣人を治癒してあげる存在への転換を解く。

*目次
序章 失われた「自分」の回復
第1章 神経症と狂気における「自分」
第2章 自分自身とのつきあいと自己実現
第3章 無意識の世界と自己実現
第4章 イメージと自己実現
終章 「自分」を超えて


小貫 雅男 (おぬきまさお)
「菜園家族レボリューション」
(さいえんかぞくrevolution)


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*207頁 / 発行 2001年

*帯文
巨大化の道の弊害と行詰りが浮彫になった今、その評価を問い小経営のもつ優れた側面を再考する。

*目次
第1章 閉塞の時代 ─ 「競争」の果てに
第2章 「菜園家族」の構想-週休五日制による
第3章 大地に明日を描く
第4章 ふたたび「菜園家族」構想について
補章 『四季・遊牧-ツェルゲルの人々』をめぐって


小野 忠重 (おのただしげ)
「版画 見かた・作りかた」
(はんが)


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*185頁 / 発行 1964年

*目次
第一部 見るための技法
 実験二つ / 版画の足どり・下絵 / 版のかたち / 刷版 / 木版 / 多色の木版 / 昔の木版・今の木版 / 木口木版 / 拓版 / 凹版の世界 / エッチングとアクアチント / 昔の凹版・今の凹版 / 石版 / 機械と転写 / 失われた技術・生まれた技術 / 合羽版と孔版の世界 / 型染と版木染 / モノタイプと数 / 一枚刷りとさしえ / 複製 / 鑑賞と収集

第二部 版画の世界
 木版のアミダ / 仏の版画 / どちらが早いか / インドの仏 / 日本の仏教版画 / 日本と中国 / 風俗の扇絵 / 絵画と冊子本 / 紙の東と西 / ヨーロッパの刷りもの / おまもりの木版 / カルタ / 木版本 / 活字とさしえ / 金属凸版 / ションガウェル / マンテニア / デューラー / ドイツの小形版画家 / ドイツのかわら版 / 色刷木版とクラナッハ / 死者の踊り / ラファエロの版画家 / ボッシュ / ブリューゲル / 地図 / 印刷家プランタン / ジャック・カロー / アブラム・ボッス / ラルメッサン / レンブラント / 眼鏡絵 / ロシアの版画 / 程氏墨苑と日本最初の銅凹版 / 蘇州版の年画 / 仮名草子 / 菱川師宜と鳥居清倍 / 奥村政信 / 鈴木春信 / 喜多川歌麿と東洲斎写楽 / 司馬江漢と亜欧堂田善 / 葛飾北斎と安藤広重 / 上方絵と長崎絵 / 富山絵と横浜絵 / ゴヤ / ドーミエ / ロートレック / ムンク / 小林清親 / 山本芳翠 / 山本鼎


小原 敬士 (おはらけいじ)
「資本主義入門 その歴史と将来」
(しほんしゅぎにゅうもん)


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*261頁 / 発行 1966年

*目次
まえがき
第一章 資本主義制度とはどんな制度か
 いろいろな定義 / 営利主義と資本主義 / 新しい生産様式としての資本主義
第二章 資本主義はどのようにして発展したか
 資本の系譜 / 「資本主義の精神」 / 牧歌的な過程 / 誰が労働者になったか / 封建遺制 / アメリカのばあい
第三章 産業革命から独占資本主義へ
 機械の出現 / イギリスの産業革命 / おくれた産業革命 / 歪められた産業革命 / アメリカの産業革命 / 独占資本主義の発展
第四章 資本主義はどんな役割をしているか
 創造主である資本主義 / 「見えざる手」 / 新しい桎梏 / 富の分配 / 恐慌と不景気
第五章 各国の資本主義の姿
 現実の資本主義 / イギリス資本主義の変貌 / ニュー・ディールによる資本主義の修正 / その他の自由諸国における資本主義の計画化 / ドイツと日本のばあい
第六章 資本主義の将来
 現代資本主義の構造 / 資本主義は永遠につづくか / 資本主義は生きのびることができるか / 資本主義は崩壊するか
参考文献


御田 重宝 (おんだしげたか)
「もうひとつのヒロシマ ― ドキュメント・中国新聞社被爆」



*装幀・スタジオ・ダバ
 写真提供・中国新聞社

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*506頁 / 発行 1987年

*カバー文
「中国新聞社壊滅セリ」想像を絶する世界が広島市民の頭上に降りかかった日、中国新聞社は社員の大半を失い、印刷機能を喪失した。本書は、あの日何が起こったかを、言論報道をになう一つの組織の壊滅と再生を通して描き出す。弾頭一発が、この物語の一〇〇倍、一〇〇〇倍として数えられる「核時代」にあって、ヒロシマの意味はくり返し問い直されなければならない。

*目次
 まえがき
第一章 長い一日
第二章 原爆第一報
第三章 再建への鼓動
第四章 原爆の投下責任
第五章 輪転機を回せ
第六章 またも試練が
第七章 うなる輪転機
 年表 ―― 新聞・言論関係 / 原子爆弾関係 / 国内、戦争関係
 あとがき
 著者あとがき