絶版文庫書誌集成
現代教養文庫 【ひ】
日影 丈吉 (ひかげじょうきち)
「かむなぎうた ― 日影丈吉傑作選1」
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*334頁
*発行 1978年
*装幀=建石修志
*目次(収録作品)
かむなぎうた / 飾燈 / 時代 / 月夜蟹 / 吉備津の釜 / 饅頭軍団 / 東天紅 / ふかい穴 / 人形つかい / 粉屋の猫 / 男の城
解説 中島河太郎
日影 丈吉 (ひかげじょうきち)
「猫の泉 ― 日影丈吉傑作選2」 (ねこのいずみ)
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*315頁
*発行 1978年
*装幀・建石修志
*目次(収録作品)
猫の泉 / 大きな鳥のいる汽車 / 彼岸まいり / 変身 / 大統領の高級秘書 / 崩壊 / 鵺の来歴 / 綴方教室 / ねじれた輪 / 月あかり / ねずみ / 吸血鬼
翳の観察者(中井英夫)
光 俊明 (ひかりとしあき)
「七歳の捕虜 ― ある中国少年にとっての『戦争と平和』」 (ななさいのほりょ)
久生 十蘭 (ひさおじゅうらん)
「魔都 久生十蘭傑作選 1」 (まと)
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*500頁
*発行 1976年
*装幀・司修
*目次
〈収録作品〉 魔都
安南秘宝のダイヤモンド“皇帝”と姿なき殺人鬼を追って狂奔する男女の暗黒絵巻。
久生 十蘭 (ひさおじゅうらん)
「黄金遁走曲 久生十蘭傑作選 2」 (おうごんとんそうきょく)
久生 十蘭 (ひさおじゅうらん)
「地底獣国 久生十蘭傑作選 3」 (ちていじゅうこく)
*装幀・司修
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*362頁 / 発行 1976年
*目次(収録作品)
地底獣国
黒い手帖
海豹島
墓地展望亭
カイゼルの白書
犂〈カラスキー〉氏の友情
月光と硫酸
レカミエー夫人
刻鏤無形(中野美代子)
*編集・中井英夫
久生 十蘭 (ひさおじゅうらん)
「昆虫図 久生十蘭傑作選 4」 (こんちゅうず)
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*306頁
*発行 1976年
*装幀・司修
*目次(収録作品)
生霊 / 南部の鼻曲り / ハムレット / 予言 / 復活祭 / 春雪 / 野萩 / 西林図 / 姦 / 母子像 / 春の山 / 虹の橋 / 雪間 / 昆虫図 / 水草 / 骨仏 / 解説 草森紳一
久生 十蘭 (ひさおじゅうらん)
「無月物語 久生十蘭傑作選 5」 (むげつものがたり)
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*338頁
*発行 1976年
*装幀・司修
*目次(収録作品)
遣米日記 / 犬 / 亜墨利加討 / 湖畔 / 無月物語 / 鈴木主水 / 玉取物語 / うすゆき抄 / 無惨やな / 男の海
男ぶりの小説、女ぶりの小説(都筑道夫)
解題(中井英夫)
著作年表(島崎博)
菱田 安彦 (ひしだやすひこ)
「アクセサリー その魅力と知識」 (accessory)
菱田 安彦・山田 礼子共著・薗部 澄撮影 (ひしだやすひこ・やまだれいこ・そのべきよし)
「宝石の魅力」 (ほうせきのみりょく)
日向 康 (ひなたやすし)
「林竹二 天の仕事」 (はやしたけじ てんのしごと)
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*382頁 / 発行 1992年
*カバー文
第二次世界大戦に日本が敗北してから、ほとんど半世紀たった。
半世紀の間に日本は、世界でもっとも貧しい国のひとつから、世界でもっともゆたかな国のひとつとなった。そのことは、この国の内部に生きる人びとの気分に大きなちがいをもたらした。
長い年月、ひとりの人を見つめつづけているということはめずらしい。おなじ人に、かわらぬまざざしをむけることをとおして、その人の像が奥行きをもち、その人のもつ意味が深さを増すことは、さらにまれである。日向康による林竹ニの伝記は、うつろいやすい戦後の日本を背景としてなされた。ひとつの達成である。 ――鶴見俊輔「解説」より
*目次
はじめに
ソクラテス的生の選択……林竹二先生素描
その学問、その思想……核としてのキリスト教を中心に
教育観の根底にあったもの
その哲学的凝縮 ― “授業”を続けるなかで
教育・訓練・調教 ― 「その哲学的凝縮」補言
先生の“授業”
『教育亡国』を読む
「仕事」と「行為」 ― 『林竹二著作集』刊行によせて
“送る”なかで
病床の先生
最晩年の先生
先生の「予言」
回想 ― 密葬の日に
“送る”なかで
それぞれの日々
「如月会」時代
長谷川伸の書斎
『思想の科学』田中正造特集経緯
失くなった明日
特異なコレクター
先生の祝辞
追記
思い出すこと ― 『林竹二 天の仕事』付記
ハリス旧邸を訪う
憲法の試されるとき ― 先生から学んだ眼
あとがき
文庫版のためのあとがき
解説(鶴見俊輔)
林竹二略年譜・著者一覧
日向 康 (ひなたやすし)
「非命の譜 神戸・堺浦両事件顛末」 (ひめいのふ)
日向 康 (ひなたやすし)
「松川事件 謎の累積」 (まつかわじけん)
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*526頁
*発行 1992年
*目録文
事件の数年後、現場を知りつくした保線係長が、「被告たちは無罪」ともらすのを聞き、著者は事件の踏査を開始。「人権感覚」の定着を問い直した問題作。
平井 新 (ひらいあらた)
「初学者のために 社会主義と共産主義」 (しょがくしゃのためにしゃかいしゅぎときょうさんしゅぎ)
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*204頁 / 発行 1956年
*社会思想研究会出版部名義
*目録文
社会主義とは何か? 共産主義とは何か? 本書は、これらの理論に関する正しい知識を広く大衆に与えるための啓蒙の書である。
*目次
序
第一章 社会主義の観念と共産主義の観念
第二章 社会階級
第三章 何が人を社会主義者にするか
第四章 社会主義の実現方法
第五章 マルクス主義の歴史観
第六章 社会主義の国家観
第七章 革命的サンヂカリズム
第八章 インターナショナル(国際社会党)
第九章 コミンテルンとコミンフォルム
平井 潔 (ひらいきよし)
「愛と性」 (あいとせい)
平井 潔 (ひらいきよし)
「人生と愛について」 (じんせいとあいについて)
平井 忠夫 (ひらいただお)
「南近畿の旅」 (みなみきんきのたび)
*238頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義
*目録文
紀勢線の開通により脚光を浴びた神話と伝説の国。紀伊半島の旅ガイド。日本の歴史とともに生き続けた紀州人の民俗と地誌とを探る
*目次
南近畿・異邦的な風土 / 南近畿の地勢 / 風土と性格 / 反体制の隠れが・熊野 / 紀北の旅 / 中紀の旅 / 熊野の旅 / 吉野の旅 / 伊勢・志摩の旅 / 民謡 / 年中行事 / あとがき
平井 昌夫 (ひらいまさお)
「文章を書く技術 なにをどう伝えるか」 (ぶんしょうをかくぎじゅつ)
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*208頁 / 発行 1963年
*新版 308頁 / 発行 1972年
*目録文
自身の感激や思想をいかにして文章に表現するか……書きコトバに内容を定着させる技術を身につけるため実際の技法を中心に解説する。
*目次
まえがき
一 文章を書くということ
1 どのように書くか / 2 なにを書くか
二 文章の価値はどうして決まるか
1 価値をたかめる調和 / 2 価値を低くする表現
三 文章の統一ということ
1 主題の出し方 / 2 立場の種類
四 どう述べるか(叙述)
1 描写の叙述 / 2 説明の叙述 / 3 議論の叙述 / 4 説得の叙述 / 5 物語る叙述
五 どうまとめるか(構想)
1 自然の順序によるまとめ方 / 2 論理の順序によるまとめ方
六 段落をどうつけるか
1 文章とは段落の展開である / 2 段落の展開のしかた
七 どうしたらわかりやすく書けるか
1 わかりにくくする条件 / 2 わかりやすくする条件
八 表現の効果をどうたかめるか
1 むつかしい語句の処置 / 2 表現を強める方法 / 3 すっきりさせる方法
九 書き始めの効果をたかめるために
1 読まれる文章 / 2 書き始めの効果
十 書き終わりの効果をたかめるために
本文へ引用した文章の一覧表
平岡定海・山口光朔共著 (ひらおかじょうかい・やまぐちこうさく)
「東大寺」 (とうだいじ)
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*160頁 / 発行 1960年 / 社会思想研究会出版部名義
*目次
序 石田茂作 / 天平の創建(その一) / 天平の創建(その二) / 聖武天皇 / 大仏の鋳造 / 廬舎那仏 / 蓮弁の菩薩 / 銅燈籠 / 伎楽面 / 良弁僧正 / 三月堂(その一) / 三月堂(その二) / 天平の群像 / 不空羂索観音 / 日光と月光(その一) / 日光と月光(その二) / 吉祥天 / 執金剛神 / 戒壇院の四天王 / 二月堂と修二会 / 別火坊 / 大宿所 / 食堂作法 / 練行衆の生活 / おたいまつ / 十一面悔過 / お水取りの行法 / 牛王宝印 / だったん / 手?門(転害門) / 受戒 / 講堂と三面僧坊 / 写経 / 校倉造り / 空海と東大寺 / 戒壇の争い / 東南院と尊勝院 / 学侶と堂衆 / 荘園 / 黒田庄 / 神輿の動座 / 大仏炎上 / 俊乗坊重源 / 周防国の国司上人 / 重源と阿弥陀信仰 / 鎌倉の再建(その一) / 博朝の再建(その二) / 南大門 / 天竺様(大仏様) / 金剛力士と密迹力士 / こまいぬ / 三月堂の礼堂 / 僧形八幡神 / 東大寺と鎌倉文化(その一) / 東大寺と鎌倉文化(その二) / 華厳宗の復興 / 学侶の生活 / 宗性上人 / 凝然国師 / 元弘の変 / 三好・松永の戦い / 大仏殿の焼き討ち / 兵庫の港 / 東大寺郷 / 露座の大仏 / 元禄の再建(その一) / 元禄の再建(その二) / 現在の大仏殿 / 「勧進帳」と「良弁杉由来」 / 廃仏毀釈 / 華厳宗大本山 / 変貌する東大寺 / 東大寺略年表 / あとがき / 欧文解説
平野 長靖 (ひらのちょうせい)
「尾瀬に死す」 (おぜにしす)
ベスト・ノンフィクション
ヒルテイ著・秋山 英夫訳編 (Karl,Hilty・あきやまひでお)
「希望と幸福 ヒルテイの言葉」 (きぼうとこうふく)
広島文学資料保全の会編 (ひろしまぶんがくしりょうほぜんのかい)
「さんげ 原爆歌人正田篠枝の愛と孤独」 (げんばくかじんしょうだしのえのあいとこどく)