絶版文庫書誌集成
講談社文庫 【し】
塩田 潮 (しおたうしお)
「東京は燃えたか ― 黄金の’60年代」 (とうきょうはもえたか)
島尾 敏雄 (しまおとしお)
「夢屑」 (ゆめくず)
講談社文芸文庫
島木 赤彦 (しまぎあかひこ)
「万葉集の鑑賞及び其の批評」 (まんようしゅうのかんしょうおよびそのひひょう)
講談社学術文庫
島田 雅彦 (しまだまさひこ)
「天国が降ってくる」 (てんごくがふってくる)
講談社文芸文庫
清水 幾太郎 (しみずいくたろう)
「戦後を疑う」 (せんごをうたがう)
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*283頁
*発行 1985年
*カバーデザイン・井上正篤
*カバー文
「戦後三十五年というのは、一つの異常な時期であり、徹底的に疑ってかからねばならぬ対象である。疑うことを忘れていると、明日の日本が存在しなくなるかもしれぬ」と考える著者が、戦後思想の根幹をなす「天皇制」「資本主義と社会主義・共産主義」「戦後教育」などの問題を鋭く検証した、話題の書。
芝木 好子 (しばきよしこ)
「築地川・葛飾の女」 (つきじがわ・かつしかのおんな)
芝木 好子 (しばきよしこ)
「春の散歩」 (はるのさんぽ)
柴田 武 (しばたたけし)
「生きている日本語 ― 方言探索」 (いきているにほんご)
講談社学術文庫
子母沢 寛 (しもざわかん)
「駿河遊侠伝」(上中下) (するがゆうきょうでん)
*カバー装画・三井永一 (画像はクリックで拡大します)
*(上)517頁・(中)515頁・(下)523頁 / 発行 昭和48年
*カバー文
(上)
十四、五の年から博奕を打ち、家出、放浪のあげく、いかさま骰子(さい)を使う暴れん坊清水の次郎長こと、駿河清水港米屋次郎八の養子長五郎 ― もって生れた度胸と筋の通った義理と人情で、やくざ仲間で頭角をあらわし、海道筋の親分と慕われてゆく。俗にいう次郎長親分の人物像を描く。
(中)
駿河一円に名をあげた親分、清水の次郎長も、金毘羅代参の石松の非業な死、義理にからんだ争いから、甲州の暴れん坊黒駒の勝蔵との対決、と因果な渡世は続くが、時勢はご維新に移り、遊侠の世界も変ってゆく。幕末下の任侠道に生きぬく次郎長一家の浮沈を実録風に描く傑作。
(下)
世は維新政府となり、やくざ渡世も変貌する。清水次郎長は道中探索方となり、山岡鉄太郎、勝海舟に協力、清水港の開港をはじめ、晩年は開墾に従事、熱病にたおれるまでの次郎長一代記のほか、富士山を挾んで甲州黒駒の勝蔵との宿縁を描く「富嶽二景」を収録した長編傑作。
*解説頁(下巻に収録)・尾崎秀樹
下村 寅太郎 (しもむらとらたろう)
「東郷平八郎」 (とうごうへいはちろう)
講談社学術文庫
シャルル・ヴェグネル著 大塚幸男訳・祖田修監修
(CHARLES WAGNER・おおつかゆきお・そだおさむ)
「簡素な生活 一つの幸福論」 (LA VIE SIMPLE かんそなせいかつ)
講談社学術文庫
十返舎 一九著 興津 要校注 (じゅっぺんしゃいっく・おきつかなめ)
「東海道中膝栗毛(上下)」 (とうかいどうちゅうひざくりげ)
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*上巻429頁・下巻495頁
*発行 昭和53年
*カバー装幀・村山豊夫
*カバー文
江戸者弥次郎兵衛、喜多八の少し品は悪いが気の良い憎めない小悪人が展開する東海道の道中記。主人公の演じる失敗談におりおりの狂歌、各地の風俗、奇聞を織り込んで抱腹絶倒の旅はつづく。この滑稽本の名作を読み易くするため工夫配慮し、図版等も出来うる限り多数とりいれ、忠実に翻刻した。
松竹編 (しょうちく)
「小津安二郎 新発見」 (おずやすじろうしんはっけん)
講談社プラスアルファ文庫
庄野 潤三 (しょうのじゅんぞう)
「絵合せ」 (えあわせ)
庄野 潤三 (しょうのじゅんぞう)
「自分の羽根 庄野潤三随筆集」 (じぶんのはね)
講談社文芸文庫
庄野 潤三 (しょうのじゅんぞう)
「夕べの雲」 (ゆうべのくも)
庄野 英二 (しょうのえいじ)
「にぎやかな家」 (にぎやかないえ)
庄野 英二 (しょうのえいじ)
「ロッテルダムの灯」 (ろってるだむのひ)
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*187頁
*発行 昭和49年
*カバー装画・中谷千代子
*カバー文
最も哀歓多かるべき若き日を、戦争のさなかに過した著者が、異国に見た生命あるものの美しさ、尊さ、そしてはかなさを、淡い抒情のうちに鮮かにうたいあげる青春の書。「星の牧場」の作者自らが何よりも愛着深い作品と述懐するエッセイストクラブ賞受賞の名作。
*解説頁・河盛好蔵
白洲 正子 (しらすまさこ)
「謡曲平家物語」 (ようきょくへいけものがたり)
講談社文芸文庫