絶版文庫書誌集成
中公文庫 【た】
高垣 謹之助 (たかがききんのすけ)
「柬甫塞(カンボヂヤ)物語」 (かんぼぢやものがたり)
高木 東六 (たかぎとうろく)
「とうろく らぷそでぃ」
高城 肇 (たかぎはじめ)
「六機の護衛戦闘機」 (ろっきのごえいせんとうき)
高階 秀爾 (たかしなしゅうじ)
「ルネッサンスの光と闇 ― 芸術と精神風土」 (るねっさんすのひかりとやみ)
高田 宏 (たかだひろし)
「雪日本 心日本」 (ゆきにほんこころにほん)
高橋 克彦 (たかはしかつひこ)
「玉子魔人の日常」 (たまごまじんのにちじょう)
高橋 是清著・上塚 司編 (たかはしこれきよ・うえつかつかさ)
「高橋是清自伝」(上下巻) (たかはしこれきよじでん)
高橋 竹山 (たかはしちくざん)
「津軽三味線ひとり旅」 (つがるじゃみせんひとりたび)
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*209頁
*発行 2001年
*カバー・山下一考 / 写真・佐藤貞樹
*カバー文
門付け芸として習い覚えた三味線と唄。いまや独自の芸境に達した竹山が、勁い響きの中にも哀切な情感のこもった津軽三味線の音に乗せ、八十余年の来しかたを静かに振り返る。
*解説頁・佐藤貞樹
高橋 昌明 (たかはしまさあき)
「酒呑童子の誕生 もうひとつの日本文化」 (しゅてんどうじのたんじょう)
中公文庫BIBLIO
高橋 昌明 (たかはしまさあき)
「湖の国の中世史」 (みずうみのくにのちゅうせいし)
高見 順 (たかみじゅん)
「三十五歳の詩人」 (さんじゅうごさいのしじん)
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*225頁
*発行 1977年
*カバー・著者
*カバー文
「重量喪失」「樹木派」から「わが埋葬」「死の淵より」にいたる全詩集より、その時代を代表する作品一五八篇を収めて、常に死と直面しながら生きぬいた孤高の詩人高見順の全容を示す。
*解説頁・武田文章
高宮 太平 (たかみやたへい)
「軍国太平記」 (ぐんこくたいへいき)
高群 逸枝 (たかむれいつえ)
「お遍路」 (おへんろ)
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*282頁
*発行 昭和62年
*カバー装画・蓬田やすひろ
*カバー文
切なる自己悲観から発心して決行した漂泊の旅。青春期の矛盾を巡礼姿に托して行く四国遍路の思い出。
生涯を女性史研究に捧げた先覚者の、若き日の熱情と夢、一途な求道の姿をうつしだす記念碑的名著。
*解説頁・堀場清子
滝口 康彦 (たきぐちやすひこ)
「悪名の旗」 (あくみょうのはた)
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*338頁
*発行 昭和62年
*カバー画・加藤敏郎
*カバー文
天下を取るのは徳川家康か、石田三成か――これを機に、悪名を負いながら名門大友家再興を狙う田原紹忍とそれに対抗する黒田如水、去就に迷う諸武将。激烈な〈西の関ケ原〉石垣原合戦に集中した諸武将の野望と志、打算と節義など、戦う人間図絵を描く。
*解説頁・磯貝勝太郎
竹久 夢二 (たけひさゆめじ)
「どんたく」
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*162頁
*発行 1993年
*カバー文
ドンタクがきたとてなんになろ、子供は芝居へゆくでなし、馬にのろにも馬はなし、しんからこの世がつまらない。過ぎし少年の日の追憶、絵と同じ感性で歌う親しみやすい自由な詩。異国風と郷愁と…。夢二の世界へ誘う絵入小唄集。
武井 武雄 (たけいたけお)
「本とその周辺」 (ほんとそのしゅうへん)
武田 泰淳 (たけだたいじゅん)
「混沌から創造へ」 (こんとんからそうぞうへ)
武田 泰淳 (たけだたいじゅん)
「新・東海道五十三次」 (しんとうかいどうごじゅうさんつぎ)
武田信夫写真集 (たけだのぶおしゃしんしゅう)
「ふるさとの記憶 木造校舎(上下)」 (ふるさとのきおく もくぞうこうしゃ)
中公文庫ビジュアル版
竹田 米吉 (たかだよねきち)
「職人」 (しょくにん)
ダグラス マッカーサー著・津島 一夫訳 (Douglas MacArthur・つしまかずお)
「マッカーサー大戦回顧録{上下〕」 (まっかーさーたいせんかいころく)
中公文庫BIBLIO 20世紀
橘 瑞超 (たちばなずいちょう)
「中亜探検」 (ちゅうあたんけん)
橘 外男 (たちばなそとお)
「コンスタンチノープル」
立原 正秋 (たちはらまさあき)
「風景と慰藉」 (ふうけいといしゃ)
田中 嫺玉・奈良 毅訳 (たなかかんぎょく・ならつよし)
「大聖ラーマクリシュナ 不滅の言葉(コタムリト)」 (ふめつのことば)
田中 小実昌 (たなかこみまさ)
「ポロポロ」
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*222頁 / 発行 昭和57年
*カバー・野見山暁治
*カバー文
戦時下に憲兵や特高の圧迫の中で、ポロポロという言葉にならない祈りで自己の内部を神に訴える祈祷会を描く表題作に、中国戦線での初年兵としての体験を綴る連作。谷崎潤一郎賞受賞作。
*目次
ポロポロ / 北川にぼくに / 岩塩の袋 / 魚撃ち / 鏡の顔 / 寝台の穴 / 大尾のこと / 解説 奥野健男
田中 純一郎 (たなかじゅんいちろう)
「日本映画発達史 (全5巻)」 (にほんえいがはったつし)
田中 隆吉 (たなかりゅうきち)
「日本軍閥暗闘史」 (にほんぐんばつあんとうし)
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*191頁 / 発行 1988年
*目録文
「皇道派」と「統制派」の抗争は下剋上を横行させて軍隊の退廃をまねき、日本を敗戦の破滅に追い込んだ。自らその渦中にあった一将官が、多くの証言を交えて、昭和史の問題点を明らかにする。
*目次
第一 上原と宇垣
第二 宇垣の整備、青年将校の反撥
第三 3月事件の真相 ―― 荒木の登場 皇道派の擡頭と宇垣排撃
第四 10月事件と皇道派の動き
第五 2.26事件と統制派の発生
第六 統制派の横暴
第七 新衛内閣と日中戦争の勃発 ―― 板垣の出現と統制派
第八 統制派軍閥の底力と策謀 ―― 板垣と畑の失敗、阿部・米内内閣の退陣
第九 憲兵の暴威と機密費の濫用
第十 大東亜共栄圏を夢見る統制派 ―― 3国同盟と大政翼賛会、第2次第3次近衛内閣の出現
第十一 征夷大将軍東条英機
第十二 再生日本の方向
谷川 渥編 (たにがわあつし)
「廃墟大全」 (はいきょたいぜん)
谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう)
「蘆刈・卍」 (あしがり・まんじ)
著・千葉 俊二編 (たにざきじゅんいちろう・ちばしゅんじ)
「潤一郎ラビリンスX 少年の王国」 (じゅんいちろうlabyrinth)
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*297頁 / 発行 1998年
*カバー・和田誠
*カバー文
おとなの世界へ足を踏み入れていく少年を主題にした佳作「二人の稚児」「小さな王国」「母を恋ふる記」「惑る少年の怯れ」と、全集未収録作品「小僧の夢」の五篇を収める。少年期の縹渺たるころの、無意識的なまま性にめざめる純粋な姿を豊潤な筆致で描き出す。
*解説頁 越境する子供たち 千葉俊二
谷崎 潤一郎著・千葉 俊二編 (たにざきじゅんいちろう・ちばしゅんじ)
「潤一郎ラビリンス]T 銀幕の彼方」 (じゅんいちろうlabyrinth)
谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう)
「青春物語」 (せいしゅんものがたり)
谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう)
「人魚の嘆き・魔術師」 (にんぎょのなげき・まじゅつし)
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*110頁
*発行 1978年
*カバー・水島爾保布 画
*カバー文
むかしむかし、まだ愛親覚羅氏の王朝が、六月の牡丹のように栄え耀いていた自分 ―― 南京の貴公子の美しき人魚への讃嘆。
また魔術師に魅せられて半羊神と化す妖しい世界 ――
*解説頁・中井英夫
谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう)
「武州公秘話・聞書抄」 (ぶしゅうこうひわ・ききがきしょう)
谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう)
「盲目物語」 (もうもくものがたり)
*カバー題簽・安田靫彦
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*189頁
*発行 1993年
*カバー文
長政・勝家二人の武将に嫁し戦国の残酷な世を生きた小谷方と、淀君ら三人の姫君の境涯を盲いの法師に語らせた名作。見えないが故の鋭い感性で物語る絶妙の語り口、日本語の伝統的美を表現した語りの秘術に、谷崎文学の原点を見る。
*解説頁・語りの秘儀 佐伯彰一
*挿絵・安田靫彦
谷崎 松子 (たにざきまつこ)
「倚松庵の夢」 (いしょうあんのゆめ)
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*171頁
*発行 昭和54年
*カバー文
おくつきにともに眠らん日をたのみ
このひととせは在り経しものを
いまはなき谷崎潤一郎への至純の愛と献身に生きた夫人が、ありし日の文豪との日常をふりかえりながら、深き思いをこめてつづる追慕の記。
谷崎 松子 (たにざきまつこ)
「湘竹居追想 ― 潤一郎と『細雪』の世界」 (しょうちくきょついそう)
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*208頁
*発行 1986年
*カバー・谷崎 松子
*カバー文
谷崎潤一郎夫人が、その篋底に秘してきた文豪の愛の書簡と創作ノートを繙きながら、名作『細雪』の舞台裏と胸深く刻まれた忘れがたい出会いのころを、なつかしさを込めて濃やかに綴る思い出の記。
ダフ・クーパー著 曽村 保信訳 (そむらやすのぶ)
「タレイラン評伝」 上下巻 (たれいらんひょうでん)
ダン・ローズ著 金原 瑞人 / 野沢 佳織訳 (Dan Rhodes / かねはらみずひと / のざわかおり)
「コンスエラ 七つの愛の狂気」 (Don't tell me the truth about love)
ダン ローズ著・金原 瑞人 / 石田 文子訳 (Dan Rhodes・かねはらみずと / いしだふみこ)
「ティモレオン センチメンタル・ジャーニー」 (TIMOLEON VIETA COME HOME)