絶版文庫書誌集成
中公文庫 【お】
大江 健三郎 (おおえけんざぶろう)
「二百年の子供」 (にひゃくねんのこども)
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*297頁
*発行 2006年
*カバー画・船越桂 / カバーデザイン・中島かほる
*カバー文
タイムマシンにのりこんだ三人の子供たちが、この国の過去と未来で出会う、悲しみと勇気、時をこえた友情。ノーベル賞作家がながい間、それもかつてなく楽しみに準備しての、ファンタジー・ノベル。新たに文庫の読者のためのあとがきを付す。
大岡 昇平 (おおおかしょうへい)
「堺港攘夷始末」 (さかいみなとじょういしまつ)
大岡 昇平 (おおおかしょうへい)
「ザルツブルクの小枝」 (ざるつぶるくのこえだ)
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*361頁
*発行 1978年
*カバー文
一九五三年十月、横浜港を出帆、アメリカ・ヨーロッパへの留学の旅に出る。
大峡谷、雪のサンタ・フェ、由縁のハイラインの塩坑下り、コモ湖畔の夕闇――瑞々しい感性で綴る新編の紀行文学。
大岡 昇平 (おおおかしょうへい)
「将門記」 (まさかどき)
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*240頁
*発行 1975年
*カバー文
天位を僭称し極悪人として糾弾された平将門。その波乱の生涯の心理と行動を精細に追究した「将門記」のほか、歴史小説に新境地を示した「天誅」「姉小路暗殺」「挙兵」「吉村寅太郎」「高杉晋作」「龍馬殺し」の六編を収める。
*解説頁・中野孝次
大岡 昇平 (おおおかしょうへい)
「ミンドロ島ふたたび」 (みんどろとうふたたび)
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*257頁
*発行 1976年
*カバー文
戦後二十数年、一兵士として戦った現地を再び訪れて、自らの生と死との間の彷徘の跡を尋ね、亡き戦友への追慕と鎮魂の情をこめて詩情ゆたかに戦場の島を描く「ミンドロ島ふたたび」のほか、「比島に着いた補充兵」「忘れ得ぬ人々」「ユー・アー・へヴィ」「改訂 西矢隊始末記」の五篇を収める。
*解説頁・中野孝次
大岡 信 (おおおかまこと)
「青き麦萌ゆ」 (あおきむぎもゆ)
大岡 信 (おおおかしん)
「若山牧水 ― 流浪する魂の歌」 (わかやまぼくすい)
大川 周明 (おおかわしゅうめい)
「回教概論」 (かいきょうがいろん)
大熊喜邦 (おおくまよしくに)
「江戸建築叢話」 (えどけんちくそうわ)
大河内 正敏 (おおこうちまさとし)
「味覚」 (みかく)
大杉 栄 (おおすぎさかえ)
「大杉栄自叙伝」 (おおすぎさかえじじょでん)
中公文庫BIBLIO20世紀
大竹 省二 (おおたけしょうじ)
「遙かなる鏡 ― 写真で綴る敗戦日本秘話」 (はるかなるかがみ)
大城 立裕 (おおしろたつひろ)
「朝、上海に立ちつくす ― 小説東亜同文書院」 (あさしゃんはいにたちつくす)
大庭 柯公 (おおばかこう)
「江戸団扇」 (えどうちわ)
大庭 柯公 (おおばかこう)
「露国及び露人研究」 (ろこくおよびろじんけんきゅう)
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*443頁
*発行 昭和59年
*カバー装画・笠鳥純二
*カバー文
大正十三年、革命ロシアを探訪中、忽然と消息を絶った稀有の極東記者が、日本人のために遺した記念碑的著書。
*解説頁・久米茂
大林 太良 (おおばやしたりょう)
「葬制の起源」 (そうせいのきげん)
大原 富枝 (おおはらとみえ)
「於雪 土佐 ― 條家の崩壊」 (おゆき)
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*228頁
*発行 昭和50年
*カバー・堀文子画
*カバー文
戦国乱世の土佐、ほろびゆく一條御所の側室となった於雪(おゆき)は数奇な運命をたどり、愛するもののためにキリシタンの信仰に生きようとする ―― 。
男たちの凄まじい野望と闘争。弥陀もデウスを救いえぬ女人の業。『婉という女』の著者が力をこめて描いた長編傑作!
*解説頁・矢代静一
大曲 駒村 (おおまがりくそん)
「東京灰燼記 ― 関東大震火災」 (とうきょうかいじんき)
大宅 壮一 (おおやそういち)
「青春日記(下)」 (せいしゅんにっき)
緒方 竹虎 (おがたたけとら)
「人間中野正剛」 (にんげんなかのせいごう)
岡野 弘彦 (おかのひろひこ)
「歌を恋うる歌」 (うたをこいうるうた)
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*352頁
*発行 1994年
*カバー文
“歌こそは一期の病”と歌にすさまじい執着を示した師折口信夫との出会い。日本人の魂のあそび・すさびとしての歌にとりつかれ、明けても暮れても歌のことばかり思ってきたという著者が、万葉から現代までの名歌五百余首を選び、その魅力を挿話をまじえて縦横に語る。
岡野 弘彦 (おかのひろひこ)
「折口信夫の晩年」 (おりぐちしのぶのばんねん)
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*318頁
*発行 1977年
*カバー・折口信夫自筆短歌
*カバー文
直観と実証と独創にささえられた碩学の晩年を、その日常をともにした愛弟子が敬愛こめて描き、学問と詩につらぬかれた折口信夫の鮮烈な人間像を浮き彫りにする。
*解説頁・中野孝次
岡本 かの子 (おかもとかのこ)
「散華抄」 (さんげしょう)
岡本 かの子 (おかもとかのこ)
「仏教人生読本」 (ぶっきょうじんせいどくほん)
中公文庫BIBLIO
岡本 文弥 (おかもとぶんや)
「芸流し人生流し」 (げいながしじんせいながし)
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*205頁
*発行 1978年
*カバー文
当代きっての新内語りが、過ぎこしかたをふりかえり、忘れえぬ友人・女性・芸人たちの思い出をつづり、失われゆく江戸情緒をしみじみと語って、芸と人生の妙味を明かす珠玉の随筆集。
*解説頁・永六輔
岡本 柳之助 (おかもとりゅうのすけ) 平井 晩村編 (ひらいばんそん)
「風雲回顧録」 (ふううんかいころく)
小川 環樹訳注 (おがわたまき)
「老子」 (ろうし)
沖野 岩三郎 (おきのいわさぶろう)
「娼妓解放哀話」 (しょうぎかいほうあいわ)
奥野 健男 (おくのたけお)
「北杜夫の文学世界」 (きたもりおのぶんがくせかい)
奥本 大三郎 (おくもとだいざぶろう)
「考えるごきぶり」 (かんがえるごきぶり)
奥本 大三郎 (おくもとだいざぶろう)
「斑猫の宿」 (はんみょうのやど)
奥山 景布子 (おくやまきょうこ)
「秀吉の能楽師」 (ひでよしののうがくし)
小倉 豊文 (おぐらとよふみ)
「絶後の記録 広島原子爆弾の手記」 (ぜつごのきろく)
尾崎 三良 (おざきさぶろう)
「尾崎三良自叙略伝 全三巻」 (おざきさぶろうじじょりゃくでん)
*カバー・田中有美筆「三条実美公履歴」挿図より / 題字・尾崎三良 (画像はクリックで拡大します)
*上360頁・中342頁・下337頁
*発行 昭和54年〜55年
*上巻カバー文
三条実美の側近として、幕末動乱以降の近代日本形成の中枢に参画した尾崎三良が、激動する歴史の日々を克明に記し、秘められた事実を明かす、波瀾と感動に満ちた稀有の自叙伝、全三巻。 上巻・天保十三年 ― 明治十四年
*単行本下巻帯文
明治25年(1892) ― 明治38年(1905)
日清・日露の戦争を契機に近代日本の成立に邁進する明治後半期、官を辞した筆者は京釜鉄道創設を初め実業の世界に雄飛する。他に貴重な歴史的資料『明治天皇崩御記事』を併録
尾崎 秀樹 (おざきほつき)
「デザートは死 ― 尾崎秀実の菜譜」 (でざーとはし・おざきほつみのさいふ)
尾崎 秀樹 (おざきほつき)
「夢いまだ成らず 評伝 山中峯太郎」 (ゆめいまだならず)
大佛 次郎 (おさらぎじろう)
「四十八人目の男」 (よんじゅうはちにんめのおとこ)
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*593頁
*発行 1991年
*カバー画・佐多芳郎
*カバー文
吉良邸に討ち入った浪士たちの中に小山田庄左衛門の姿はなかった。主戦論の先鋒だった彼が“義挙”に加わらなかったのはなぜか。脱盟した男の眼を通して武士の不条理を抉った大佛文学の傑作。佐多芳郎初の挿画32点入り。
*解説頁・「『四十八人目の男』と私」 佐多芳郎
織田 淳太郎 (おだじゅんたろう)
「狂気の右ストレート ― 大場政夫の孤独と栄光」
(きょうきのみぎすとれーと ― おおばまさおのこどくとえいこう)
尾上梅幸 六代目著 秋山 勝彦編 (おのえばいこう・あきやまかつひこ)
「女形の事」 (おんながたのこと)
小原 直 (おはらなおし)
「小原直回顧録」 (おはらなおしかいころく)
オーブリ・ビアズレー著・澁澤 龍彦訳 (Aubrey Vincent Beardsley・しぶさわたつひこ)
「美神の館」 (びしんのやかた)
澤潟 久敬 (おもだかひさゆき)
「ベルクソンの科学論」 (べるくそんのかがくろん)