絶版文庫書誌集成
新潮文庫 【し】
椎名 誠 (しいなまこと)
「本の雑誌血風録」 (ほんのざっしけっぷうろく)
椎名 麟三 (しいなりんぞう)
「美しい女」 (うつくしいおんな)
椎名 麟三 (しいなりんぞう)
「永遠なる序章」 (えいえんなるじょしょう)
*218頁 / 発行 昭和32年
*カバー文
終戦直後、飢餓と汚濁と混乱に陥った敗戦都市東京に、暗い運命を背負ってうごめく人々 ― 余命いくばくもないと宣言されて、不意に生きていることの戦慄的な歓喜にとらわれる復員兵砂川安太、その上官でニヒリストの竹内銀次郎と可憐な妹登美子などの救いなき姿を、箴言〈しんげん〉的文体のうちに描く。実存主義文学として戦後はじめてベスト・セラーとなり、著者の名を一時に高めた名作。
*解説頁・本多秋五
椎名 麟三 (しいなりんぞう)
「重き流れの中に」 (おもきながれのなかに)
椎名 麟三 (しいなりんぞう)
「自由の彼方で」 (じゆうのかなたで)
椎根 和 (しいねやまと)
「平凡パンチの三島由紀夫」 (へいぼんぱんちのみしまゆきお)
ジェームズ・ヒルトン著 増野 正衛訳 (James Hilton・ますのまさえ)
「失われた地平線」 (うしなわれたちへいせん)
ジェラアル・ド・ネルヴァル著・中村 真一郎訳 (なかむらしんいちろう)
「火の娘」 (ひのむすめ)
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*166頁
*発行 昭和26年
*カバー画像・平成5年発行「新潮文庫の復刊」版
*目録文
十九世紀フランスのロマン派の奇才は美しい追憶と限りない夢想を描き、プルーストやリルケに愛読された。歴史的追憶が織りなす自伝的な恋物語「シルヴイ」のほか四編を収録。
獅子 文六 (ししぶんろく)
「やつさもつさ」
篠田 一士 (しのだはじめ)
「二十世紀の十大小説」 (にじゅっせいきのじゅうだいしょうせつ)
島尾 敏雄 (しまおとしお)
「『死の棘』日記」 (しのとげにっき)
島木 建作 (しまきけんさく)
「赤蛙」 (あかがえる)
島木 健作 (しまきけんさく)
「生活の探求」〈第一・二部〉 (せいかつのたんきゅう)
ジャック・シャルドンヌ著・神西 清訳 (じんざいきよし)
「愛をめぐる随想」 (あいをめぐるずいそう)
シャルル・プリニエ著 関 義訳 (せきただし)
「醜女の日記」 (しゅうじょのにっき)
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*300頁
*発行 1958年
*カバー画像・平成6年刊「新潮文庫の復刊」版
*カバー文
「自分は醜い」という意識のなかに籠って、日々をすごす女サピーヌ。長年の友人だった美しい男に意外な愛を打ち明けられた彼女は、心の安定を求めて遂に自らの顔に整形のメスをいれるのだが……。愛され方を知らず、生きるには繊細すぎた魂の激しい苦悩を日記体で綴った悲劇。
「週刊新潮」編集部編 (しゅうかんしんちょうへんしゅうぶ)
「『週刊新潮』が報じたスキャンダル戦後史」 (しゅうかんしんちょうがほうじたすきゃんだるせんごし)
ジュール・ロマン著 青柳 瑞穂譯 (あおやぎみずほ)
「プシケ(全三部)」
*発行 昭和30年
*カバー画像はありません。
*目録文
第一部 リュシエンヌ / 第二部 肉體の神 / 第三部 船が……
戀愛そのもの、女性の愛の姿を追って全世界に話題を投げた戀愛小説!
若く美しく知的な女性リュシエンヌと夫ピエールの出會を第一部に、肉體を知ったリュシエンヌが性愛に灼きつくされる姿を第二部に。肉體の王國から魂の戀愛に移る様相を第三部に描く不朽の名作。
庄野 潤三 (しょうのじゅんぞう)
「貝がらと海の音」 (かいがらとうみのおと)
ジョルジュ・ベルナノス著 木村太郎訳 (きむらたろう)
「田舎司祭の日記」 (いなかしさいのにっき)
新潮社編 (しんちょうしゃ)
「江戸東京物語 都心篇」 (えどとうきょうものがたりとしんへん)
新潮文庫編集部編 (しんちょうぶんこへんしゅうぶ)
「帝都東京 殺しの万華鏡 昭和モダンノンフィクション 事件編」 (ていととうきょうころしのまんげきょう)