絶版文庫書誌集成

旺文社文庫・日本の著作 【つ】


筑波 昭 (つくばあきら)
「惨殺! ― 昭和十三年津山三十人殺しの真相」 
(ざんさつ)

*334頁 / 発行 1985年

*目録文
わが国の犯罪史上に例のない大量殺人事件を徹底取材によって描くドキュメンタリー・ストーリー



つげ 義春 (つげよしはる)
「枯野の宿 傑作漫画選」
 (かれののやど)


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*188頁
*発行 1984年
*カバー画・つげ義春

*目次
チーコ / 夏の思い出 / 懐しいひと / リアリズムの宿 / 事件 / 枯野の宿 / 会津の釣り宿 / 解説(高野慎三) / 年譜


つげ 義春 (つげよしはる)
「つげ義春 旅日記」
 (つげよしはるたびにっき)


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*293頁
*発行 1983年

*目録文
最新作単行本未発表の「少年」「近所の景色」「猫町紀行」などを収録。鬼才つげ義春バラエティ。


つげ 義春(絵・文・写真)・大崎 紀夫(文)・北井 一夫(写真) (つげよしはる・おおさきのりお・きたいかずお)
「つげ義春流れ雲旅」
 (つげよしはるながれぐもたび)


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*238頁
*発行 1982年

*目録文
つげ義春、詩人大崎紀夫、写真家北井一夫による「幻の村」を求める旅。写真・イラスト多数。


壺井 栄 (つぼいさかえ)
「柿の木のある家」 
(かきのきのあるいえ)


*カバー・村上豊
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*262頁 / 発行 1970年

*カバー文
 戦後第一回児童文学賞受賞の『柿の木のある家』ほか『まつりご』『十五夜の月』『柳の糸』『あしたの風』等、短編十六編。――暖かくやさしい母性的な愛情、深い人間への信頼と愛、これらが豊かな郷土性を帯びた語り口の中にあふれた、壺井栄の代表的童話集。

*目次
まつりご / 十五夜の月 / 甲子と猫 / 港の少女 / 妙貞さんの萩の花 / 石臼の歌 / 小さな物語 / あばらやの星 / ヤッチャン / 柳の糸 / 捨吉とすて犬 / 赤い頭巾 / あたたかい右の手 / あしたの風 / ヤギ屋のきょうだい / 柿の木のある家

 解説 横谷輝
  人と文学 / 作品解説 / 作品鑑賞
 誰にも親しまれる壺井文学 宮脇紀雄
 遠い遠いなつかしい思い出 鹿島まさの
 代表作品解題
 参考文献
 年譜
  挿絵 大野隆也


坪田 譲治 (つぼたじょうじ)
「風の中の子供 他四編」 
(かぜのなかのこども)

*268頁 / 発行 1975年

*目録文
善太と三平の天真らんまんな姿を通して、幼き日のメルヘン的世界と大人の世界をみごとに融合させた名作。他に「お化けの世界」等。 今西裕行解説



坪田 譲治 (つぼたじょうじ)
「子供の四季」 (こどものしき)

*476頁 / 発行 1975年

*目録文
善太と三平の天真らんまんさは、大人の世界の醜い争いの中にあっても生き生きと輝き続け、また大人に新しい力を注いでいる。



鶴見 俊輔 (つるみしゅんすけ)
「まげもののぞき眼鏡 ― 大衆文学の世界」 
(まげもののぞきめがね)

*238頁 / 発行 1981年

*目録文
日本人の心情とともに歩んできた大衆文学(時代もの小説)の魅力を、平易にかつ鋭く分析する。