絶版文庫書誌集成
旺文社文庫・日本の著作 【か】
海音寺 潮五郎 (かいおんじちょうごろう)
「史伝 西郷隆盛」 (しでんさいごうたかもり)
海音寺 潮五郎 (かいおんじちょうごろう)
「宗春行状記」 (そうしゅんぎょうじょうき)
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*321頁
*発行 1987年
*カバー文
江戸幕府もようやく安定期に入った享保年間。将軍継嗣問題の宿怨から、8代将軍吉宗と尾張中納言徳川宗春はことごとに対立した。綱紀を粛正し倹約を命ずる吉宗の政策を嘲笑うように、大勢の供を連れて遊廓に通い、城下で芝居・遊興を催す宗春であった。 ― 江戸時代随一の風流大名、尾張宗春の豪胆奔放な半生を活写した長編時代小説。
海音寺 潮五郎 (かいおんじちょうごろう)
「本朝女風俗 ― 絵島の恋」 (ほんちょうおんなふうぞく えじまのこい)
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*248頁
*発行 1987年
*カバー文
六代将軍家宣の治世。幕府財政の打開策として貨幣改鋳の出目による収益を計るべしと主張する勘定奉行の荻原重秀、改鋳による物価騰貴を憂慮する侍講の新井白石、二人の意見は平行線をたどった。…幕府政治に強い影響力をもつ大奥の実力者、年寄の絵島と、重秀の用人長井半六の道ならぬ恋を、権謀術数の渦巻く江戸城を舞台に描く傑作時代小説。
海音寺 潮五郎 (かいおんじちょうごろう)
「柳沢騒動」 (やなぎさわそうどう)
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*371頁
*発行 1986年
*カバー装丁 倉橋三郎
*カバー文
元禄徳川騒動 将軍綱吉、光圀をめぐる人間模様―生類憐み令、側用人政治の弊習、将軍継嗣問題をめぐって起こる混乱を描いた傑作歴史小説。
海音寺 潮五郎 (かいおんじちょうごろう)
「蘭陵の夜叉姫」 (らんりょうのやしゃひめ)
片岡 孝夫 / 坂東 玉三郎 (かたおかたかお / ばんどうたまさぶろう)
「桜姫東文章 ― 孝夫・玉三郎」 (さくらひめあずまぶんしょう)
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*207頁
*発行 1985年
*カバー文
修行僧自久清玄と稚児白菊丸の入水心中に端を発し、波乱万丈たる運命の中に生きる"破戒清玄、釣鐘権助、風鈴お姫"。絢爛な舞台の上に描き出される「人間の業」。四世鶴屋南北の詩情溢れる世界を活き活きと再現する。
*制作協力 松竹株式会社 / 歌舞伎座
*写真撮影 佐藤英世
*解説 郡司正勝
加太こうじ (かたこうじ)
「紙芝居昭和史」 (かみしばいしょうわし)
桂 文楽 (かつらぶんらく)
「あばからべっそん」
*285頁 / 発行 1980年
*カバー文
あばからべっそん……と申しても、別にオランダ渡りの輸入ことばではございませんで、文楽師はこれを、ご婦人にもてたりなどして、ありがたくてありがたくて、というような意味あいに用いておりましたな。好きで入ったこの社会で、芸の悩みこそあれ、しじゅうみなさんに可愛がられて、゛あばからべっそん"の落語家人生。ご存知黒門町の師匠こと八代目桂文楽の半生記。
加東 大介 (かとうだいすけ)
「南の島に雪が降る」 (みなみのしまにゆきがふる)
加藤 治郎 (かとうじろう)
「昭和のコマおと」 (しょうわのこまおと)
*233頁 / 発行 1985年
*目録文
学士棋士第一号として、活躍した日本将棋連盟名誉九段が語る棋界エピソード。棋士たちの昭和史。
神吉 拓郎 (かんきたくろう)
「芝の上のライオンたち」 (しばのうえのらいおんたち)
神吉 拓郎 (かんきたくろう)
「笑う魚」 (わらうさかな)
亀井 勝一郎 (かめいかついちろう)
「青春について」 (せいしゅんについて)
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*407頁
*発行 1968年
*カバー・生悦住喜由
*カバー文
亀井勝一郎は、意識的に『青春』を保持し、つねに裸の自己へ回帰しようとした思想家と言える。青春の不安は、人生の不安、時代の不安であり、そこに人間の原型を見る。それゆえ、本書は、単なる狭義の「青春論」ではなく、人間論ともいうべき広がりを持つ。他に、『近代恋愛詩』を収録した。
亀井 勝一郎 (かめいかついちろう)
「読書論」 (どくしょろん)
亀井 俊介 (かめいしゅんすけ)
「バスのアメリカ」
*274頁 / 発行 1984年
*目録文
「バスは地上を走る。つまり土地そのものだ。」広大な大陸を駆けぬけるアメリカ文化発見の旅。
亀井 俊介 (かめいしゅんすけ)
「摩天楼は荒野にそびえ」 (まてんろうはこうやにそびえ)
鴨居 羊子 (かもいようこ)
「のら猫トラトラ」 (のらねことらとら)
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*172頁
*発行 1981年
*目録文
服飾デザイナーとのら猫たちとの交際録。著者自身によるイラスト・写真多数の楽しいエッセイ。
鴨居 羊子 (かもいようこ)
「わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい」 (わたしはろばにのってしたぎをうりにゆきたい)
唐十郎 (からじゅうろう)
「風に毒舌」 (かぜにどくぜつ)
河口 慧海 (かわぐちえかい)
「チベット旅行記」 (ちべっとりょこうき)
河盛 好蔵 (かわもり よしぞう)
「パリ物語」 (ぱりものがたり)