絶版文庫書誌集成

現代教養文庫 【よ】

横田 正知編 (よこたまさとも)
「写真 俳句歳時記(春・夏・秋・冬)」
(しゃしんはいくさいじき)








(画像はクリックで拡大します)

*春 280頁 / 発行 1963年
*夏 296頁 / 発行 1963年
*秋 268頁 / 発行 1963年
*冬 276頁 / 発行 1962年

*目録文
写真を縦横に配して〈読む俳句〉と〈見る俳句〉のふたつがぴったり合致する歳時記風に追求し、季題の選択と解説などに、新しい感覚をもりこんでいる

*目次

二月 / 三月 / 四月 / 音順索引


五月 / 六月 / 七月 / 音順索引


八月 / 九月 / 十月 / 音順索引


十一月 / 十二月 / 一月 / 音順索引


横田 正知編 (よこたまさとも)
「牧水のうた」 
(ぼくすいのうた)


(画像はクリックで拡大します)

*198頁
*発行 1961年
*カバー写真・牧水のふるさと 宮崎県・東郷村坪谷風景

*カバー文
 牧水ほど旅のよろこびと悲しみとにふかく生きた歌人はありません。旅だけが人生でした。この本は旅情あふれる短歌、詩、紀行文と地域別に編成し、その背景となる写真百十数枚とあわせて、牧水の旅の心そのままを、読者の眼と心で楽しめるように構成しました。旅の歌のほか恋の歌、酒の歌をはじめ秀歌のことごとくを、また歌話、随筆、書簡を随所にちりばめ、人間牧水のすべてがわかるように心がけました。『旅年譜』『歌集総覧』『歌碑案内』とともに、もっともふさわしい牧水歌集として、新しい価値をよぶ現代版であると信じます。 編者


吉井 勇著 臼井 喜之介編 (よしいいさむ・うすいきのすけ)
「吉井勇のうた」
(よしいいさむ)


(画像はクリックで拡大します)

*261頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき / 生ひたちの記 / 生ひたちの記 / 忘れ得ぬ人々1 / 忘れ得ぬ人々2 / 悪の華 / 即興詩人 / 明星へ / 歌集 酒ほがひ / 癡夢 / 酒ほがひ / 覊旅雑詠 / 歌集 昨日まで / 紅燈行 / 祇園歌集 / 鴨東四時雑詞 / 祇園双紙 / 舞姫と僧と / 浪華風流 / 黒髪集 / 仇情 / 未練 / 毒うつぎ / 筑紫の秋 / 河原蓬 / 鸚鵡石 / 悪の華 / 夜の心 / 鸚鵡杯 / 人間経 / 巻一 相模野の庵にありて詠みける歌 / 巻二 おなじく相模野の庵にありて詠みける歌 / 巻三 さるところに佗住居しける頃詠みける歌 / 巻四 さすらひの旅路にありて詠みける歌 / 巻五 土佐の国猪野々の里にて詠みける歌 / 歌集 天彦 / 韮山の山境 / 都塵抄 / 覊旅三昧 / 洛北閑居 / 五百羅漢 / 風雪 / 遠天 / 京洛点描 / 土佐遊記 / 朝影 / 京洛往来 / 玄冬 / 洛北雑詠 / 歌集 故園 / 京洛史蹟歌 / 平安神宮 / 水無瀬神宮 / 石清水八幡 / 八坂神社 / 愛宕神社 / 豊国神社 / 桃山城 / 二条城 / 飛雲閣 / 大徳寺 / 比叡山 / 銀閣寺 / 知恩院 / 蛤御門 / 安土城址 / 竜馬終焉の地 / 山紫水明処 / 鷹ケ峰 / 真葛ケ原 / 神光院 / 落柿舎 / 京洛遊草 / 大徳寺 / 光悦遺蹤 / 洛西旅情 / 落柿舎抄 / 鞍馬嵐気 / 島原懐古 / 風流老残の賦 / 吉井勇年譜 / 編集のあとで


吉家 光夫 (よしいえみつお)
「すまいの設計」
(すまいのせっけい)


(画像はクリックで拡大します)

*169頁 / 発行 1959年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
1 暮しとすまい
2 設計の実例
あとがき


吉田 精一編 (よしだせいいち)
「日本詩歌風土記(上下)」
(にほんしいかふどき)


(画像はクリックで拡大します)

*上 357頁 / 下 328頁 / 発行 1965年

*目次


北海道
東北
 青森県 / 秋田県 / 岩手県 / 宮城県 / 山形県 / 福島県
関東
 栃木県 / 群馬県 / 茨城県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川
中部
 山梨県 / 長野県 / 静岡県 / 愛知県 / 新潟県 / 富山県 / 石川県 / 岐阜県 / 福井県

近畿
 滋賀県 / 京都府 / 奈良県 / 三重県 / 和歌山県 / 大阪府 / 兵庫県
中国
 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 島根県 / 鳥取県
四国
 香川県 / 徳島県 / 高知県 / 愛媛県
九州
 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 大分県 / 宮崎県 / 熊本県 / 鹿児島県 / あとがき / 索引


吉田 忠雄 (よしだただお)
「明日の人口問題 『満員日本』は解消されるか」
(あすのじんこうもんだい)

*234頁 / 発行 1962年

*目次
序にかえて / 第一章 どちらが真実か / 第二章 世界人口のあゆみ / 第三章 日本人口のあゆみ / 第四章 戦後日本の人口問題 / 第五章 日本の明日の人口問題 / 第六章 世界の明日の人口問題 / 参考文献 / あとがき / 索引


吉田 禎吾 (よしだていご)
「未開民族を探る 失われゆく世界」
(みかいみんぞくをさぐる)


(画像はクリックで拡大します)

*260頁 / 発行 1965年

*目次
まえがき
一 未開民族を探る
二 砂漠とのたたかい ブッシュマン
三 牧畜民の誇り ヌア族
四 南太平洋の愛と憎しみ
 1 サモア島原住民
 2 マーケサス島原住民
五 原始林に生きる
 1 ニューギニア、セピク河周辺の三部族
  チャンブリ族 / アラペシュ族 / ムンドゥグモール族
 2 ニューギニア高地地帯の人食い族
六 西欧文明との対決 プエブロ・インディアン
七 失われゆく世界
参考文献 / 写真出典一覧 / 索引


吉田 八岑・遠藤 紀勝 (よしだやつお・えんどうのりかつ)
「ドラキュラ学入門」 
(どらきゅらがくにゅうもん)


(画像はクリックで拡大します)

*206頁 / 発行 1992年
*カバー写真=「ドラキュラ城」のモデル、ルーマニアのトランシルヴァニア山中のブラン城(遠藤紀勝)

*カバー文
 いまや映画でおなじみの「ドラキュラ」だが、数世紀の長きにわたり、文学に、芸術に、手をかえ品をかえ扱われてきたのには、人間の本質に訴える恐怖、さらに魅力があるからであろう。
 本書では、ヨーロッパに伝わる吸血鬼伝承と、それが発生する背景となった東欧の歴史をふり返りつつ、十九世紀から今世紀にかけて創作に表れた吸血鬼たちを検証、それはまさに民間伝承として生きつづける事実であることを証す。
 これは、多数の珍しい写真と図版を満載した「吸血鬼小事典」でもある。

*目次
 口絵 ドラキュラ紀行
 ルーマニア略図
第1部 吸血鬼の悪魔学   吉田八岑

1 「ドラキュラ」は歴史上の人物だった…●ワラキア公ヴラド・ツェペシュの生涯●
  十五世紀のバルカン半島 / ヴラド・ツェペシュの系譜 / 悲劇の王子 / 暴君ヴラド / ドラキュラの名の由来 / ハンガリー幽閉と結婚 / 改宗 / 帰還 / 死
2 もう一人の「吸血鬼」血まみれの伯爵夫人…●エリザベート・バートリーの生涯●
  血の系譜 / 空閨の花嫁 / 魔性開眼 / 女吸血鬼の最期
3 よみがえった死者たちの記録…●早すぎた埋葬の恐怖●
  「埋葬死」の恐怖 / アスムンドとアシュエイトの伝説 / フランツ・ハルトマン『早すぎた埋葬』 / モンタギュー・サマーズの埋葬奇譚 / よみがえった女の記念碑 / 早すぎた埋葬の原因カタレブシー
4 カンニバリズムと血の祭祀…●共食いの思想・いけにえの思想●
  共食いの思想 / 同族嗜食の北京原人 / 聖書における「いけにえ」 / アステカの血の祭祀
5 吸血鬼紳士録…●吸血鬼文学案内●
  ルスヴン卿 / フランシス・ヴァーニー / カーミラ / ドラキュラ / 吸血バチルス / ルイとレスタト / 主人公の名は無い
6 吸血鬼シアター…●吸血鬼映画と吸血鬼俳優●
  F・W・ムルナウ / 「吸血鬼のフェラトゥ」 / トッド・ブラウニング「魔人ドラキュラ」 / カール・ドライエル「吸血鬼」 / ハーバート・L・ストロック / 「怪人女ドラキュラ」 / 同「吸血鬼ドラキュラの花嫁」 / ロジェ・ヴァディム「血とバラ」 / ウィリアム・ボーダイン / 「ビリー・ザ・キッド対ドラキュラ」 / ロマン・ポランスキー「吸血鬼」 / アレクサンドル・プトゥシコほか「妖婆死棺の呪」 / ジョン・バダム「ドラキュラ」

第2部 吸血鬼の民俗学   遠藤紀勝
1 吸血鬼の誕生…●起源とふるさと●
  吸血鬼の語源 / ドラキュラの里
2 いけにえを求める神々…●ヨーロッパ世界の血の信仰●
  古代エジプトの不死の信仰 / いけにえを求めるユダヤの神 / 古代ローマの血の洗礼 / 霊のよみがえる日はローウィン / ヴァイキングのいけにえの儀式 / 血の信仰
3 吸血鬼伝承の発生…●よみがえる死者と死の恐怖●
  オデェッセウスの冥界訪問譚 / 暴かれた墓 / 吸血鬼となる死者
4 「ドラキュラ」の民俗学…●フィクションの吸血鬼と民間伝承●
  吸血鬼の姿と住まい / 影と鏡 / 吸血鬼の魔力(コウモリ・狼・ネズミ) / 死者の夜と月 / 哀れな犠牲者たち / ドラキュラに仕えるジプシー
5 吸血鬼退治…●魔よけと埋葬の方法●
  魔よけ(ニンニク・ノバラ・惑わせる方法・祝火を焚く・十字架) / 死体処理と埋葬(死体処理と埋葬・二次葬儀と復活) / 退治と殺害 / それでも生きている吸血鬼
 参考文献
 あとがき


吉野 晁生 (よしのあさお)
「ドライブ旅行」
(どらいぶりょこう)


(画像はクリックで拡大します)

*352頁
*発行 1964年


吉野 三郎 (よしのさぶろう)
「改訂 手紙の作法」
(かいていてがみのさほう)


(画像はクリックで拡大します)

*429頁 / 発行 1961年
*社会思想研究会出版部名義

*目録文
本書では特に“教養人のための手紙作法”を意図し、範例を豊富に使用しながら、懇切丁寧に手紙の作法のすべてを書きつくす。

*目次
はしがき
T 手紙というもの
 一 手紙を書く心がまえ / 二 手紙の形式 / 三 女性と手紙 / 四 立場と用語 / 五 手紙とはがきの書式 / 六 候文と現代文
U 慣用語・慣用句
 一 慣用語と句――その一 / 二 慣用語と句――その二
V 文例と用語句
 一 四季の挨拶状 / 二 招待状・案内状 / 三 祝賀の手紙 / 四 見舞状 / 五 通知の手紙と挨拶状 / 六 贈り物をする手紙 / 七 謝礼の手紙 / 八 勧誘の手紙 / 九 依頼の手紙 / 十 紹介状と推薦の手紙 / 十一 問い合せ・相談の手紙とその返事 / 十二 承諾の手紙 / 十三 謝絶の手紙 / 十四 催促の手紙 / 十五 陳謝の手紙 / 十六 婚礼に関する手紙 / 十七 葬儀・法事などに関する手紙 / 十八 愛と情の手紙 /  十九 公用文・届書類・商用文
W 郵便・電報・電話
 一 郵便の常識 / 二 電報の心得 / 三 電話について
X 手紙に関する参考知識
 一 文字の問題 / 二 その他の知識
あとがき


吉野 三郎編著 (よしのさぶろう)
「東洋の名言 中国・インド・アラビア・ペルシア」
(とうようのめいげん)




(画像拡大不可)

*377頁 / 発行 1962年

*目録文
中国・インド・アラビア・ペルシアの各国に育くまれ、伝えられた名言・名句約二千語を収録し、東洋人の発想と思考を焙り出す

*目次
はしがき

 1 若い生命への讃歌 / 2 自己完成へのみち / 3 人と言葉について / 4 師よ、そして友よ / 5 人間が耐え忍ぶ時 / 6 知恵ある人の喜び / 7 真実に生きる姿は

 9 立身出世するには / 10 実利のみ求むれば / 11 処生術のこころえ / 12 人情の機微を知れ / 13 酒は有益か有害か / 14 女≠ニいうもの / 15 男と女 ― 愛 ― 結婚 / 16 家庭と家族と親族

 17 禍福と応報との間 / 18 まよい多きが故に / 19 物欲と愛欲の末路 / 20 人間のおろかしさ / 21 はかなきかな人生 / 22 うそと過ちの世間 / 23 悪行・悪習・悪癖

 24 愛は美しく燃える / 25 勇気と行動の栄光 / 26 良い環境悪い環境 / 27 社会の様々な矛盾 / 28 民衆の心理を衝く / 29 戦争と平和の問題 / 30 理想的な政治の姿

 31 人間とはなにか? / 32 理想の人間像とは / 33 不安なき生活指針 / 34 悟りの境地に立つ / 35 自然の人間の対話 / 36 自然の法則の訓え / 37 老いと死と死後は / 38 宇宙と生命の根元

思潮素描と出典略解 / あとがき / 索引


吉野三郎 (よしのさぶろう)
「マヤとアステカ」


(画像はクリックで拡大します)

*358頁 / 発行 1963年

*目次
はしがき
第一章 過去を索めて
第二章 舞台と登場者
 T 新大陸の最初の発見者
 U アステカ族の登場以前
 V 覇者アステカ
 W マヤ族の舞台 1 三つの地域と三つの時代 / 2 見事な古典期 / 3 混入期の変遷
第三章 庶民と指導者
 T 庶民の生活 1 衣食住 / 2 冠婚葬祭
 U 経済生活の基盤 1 農業 / 2 商業
 V 指導者の構成と役割 1 行政と司法 / 2 財政・外交・戦争
第四章 信仰・英知・審美感
 T 信仰の対象 1 宇宙観 / 2 神々の座 / 3 祭式
 U 英知の所産 1 文字 / 2 時の哲学と天文学 / 3 算数と零の観念 / 4 暦法と暦日の碑 / 5 アステカの場合 / 6 残された古記録
 V 美意識と技術 1 建築 / 2 道路・水道・海運 / 3 美術・工芸・文学 a 塑彫 / b 土器 / c 絵画 / d 織物・羽毛細工・象嵌など / e 文学
第五章 観念の悲劇
 T 白い人間あらわれる
 U コルテスの野心
 V モクテスーマの決意
 W アステカ壊滅する
 X ユカターン戦記
 Y ペテーン・イッサの陥落
参考書


吉村 忠典 (よしむらただすけ)
「古代ローマ散歩」
(こだいろーまさんぽ)


(画像はクリックで拡大します)

*221頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
はしがき
序説
第一部 カピトルの丘とフォルム=ローマーヌム
 カピトルの丘 / ジュピターの神殿 / タルペイアの岩 / 和合の女神の神殿など / フォルム=ローマーヌム / サートゥルヌスの神殿 / 演説の舞台 / セウェールス帝の凱旋門 / 元老院 / アエミリウスのバシリカ / ロムルスの墓など / シーザーのバシリカ / シーザーの神殿 / 双子神の神殿 / 王宮 / ウェスタの神殿 / 聖処女の家 / アントニヌス帝の神殿 / コンスタンティヌス大帝のバシリカ / ティトゥス帝の凱旋門 / ヴィーナスとローマの神殿
第二部 パラティヌスの丘・黄金宮殿・その他
 パラティヌスの丘 / ローマの建国伝説 / アウグストゥス帝の邸宅 / ティベリウス帝の宮殿 / アウグスターナ宮殿 / 大競技場 / コンスタンティヌス帝の凱旋門 / コロッセウム / 剣闘士養成所 / ネロ帝の黄金宮殿 / トラヤヌス浴場 / マエケーナスの講堂 / ネルウァ帝のフォルム / アウグストゥス帝のフォルム / トラヤヌス帝のフォルム / シーザーのフォルム / ローマ市の模型
第三部 ティベル川・マルスの野・城壁
 アエミリウス橋 / 中の島 / 牛広場 / マルケルス劇場 / 円形の神殿 / パンテオン / マルクス帝記念柱 / ハドリアヌス帝の霊廟 / 予言歌の野 / 平和の祭壇 / アウグストゥス帝の霊廟 / アウレリアヌス帝の城壁 / ミルウィウス橋 / 聖山 / ディオクレティアヌス浴場 / セルウィウス王の城壁 / プラエネステ門 / カラカラ浴場 / アッピア街道 / マクセンティウス帝の競技場など / メテラの墓 / ピラミッド / オスティア門
ローマ史上の主要人物(索引にかえて) / 固有名詞発音対照表


依田 新 (よだあらた)
「心理学入門」
(しんりがくにゅうもん)


(画像拡大不可)

*209頁 / 発行 1957年
*社会思想研究会出版部名義

*目録文
心理学の入門的知識を、だれにも分かりやすく日常生活の解明に役立つように紹介する。テキストとして、又教養書としても最適である

*目次
まえがき
第一章 心理学の対象と方法
 1 経験科学としての心理学 / 2 要素と全体 / 3 心理学の対象としての行動 / 4 行動の法則 / 5 実験
第二章 行動と環境
 1 行動的環境 / 2 業績と環境 / 3 見かけの行動 / 4 場の行動
第三章 環境の認識
 1 現象的世界 / 2 図形と素地 / 3 かたち / 4 見誤り / 5 偽装の原理 / 6 空間知覚 / 7 運動及び時間の知覚
第四章 自己体制
 1 場の一分節としての自己 / 2 緊張体系としての自己 / 3 自我意識
第五章 場における行動
 1 緊張の発生とその解消 / 2 情緒的行動 / 3 葛藤場面 / 4 意志的行動 / 5 意図の忘却
第六章 作業
 1 作業と作業場 / 2 作業の時間的経過 / 3 作業成績と要求水準 / 4 集団作業 / 5 練習 / 6 心的飽和 / 7 疲労と休憩
第七章 行動の発展
 1 行動に及ぼす過去経験の影響―記憶 / 2 行動の改善―学習 / 3 課題の解決―思考
第八章 社会的行動
 1 集団と個人 / 2 「われわれ」という意識 / 3 集団の閉鎖性 / 4 集団と指導者 / 5 社会性の発達
第九章 性格
 1 性格の意義 / 2 人間の類型 / 3 性格の診断 / 4 人格特質 / 5 知能と適性
第一〇章 発達
 1 成長と学習 / 2 発達段階 / 3 発達の速度と順序
索引


依田 新・伊沢 秀而編 (よだあらた・いざわしゅうじ)
「読書案内 心理学」
 (どくしょあんない しんりがく)


*カバーデザイン・平昌司
(画像はクリックで拡大します)

*425頁 / 発行 昭和50年

*カバー文
 本書は心理学をこらから学ぼうとする人びと、また学びつつある人びとのために、心理学の各領域を専門とする執筆者が最新の学問的成果の上に立って、どのような書物を読むべきかを懇切丁寧に説いた読書案内の書である。
 また、ユニークな編集と内容が、心理学の入門書としても十分役立ちうるであろう。

*目次
はしがき
第一編 心理学を学ぶ人のために
 (一) 心理学がめざすもの / (二) 心理学の系譜 / (三) 現代心理学の鳥瞰
第二編 概論
 (一) 入門書・概説書 / (二) 心理学の歴史と動向 / (三) 叢書・ハンドブック / (四) 辞典
第三編 各論
 (一)一般原理・方法論〜(十八)数理心理
第四編 学術雑誌
 (一)日本 / (二)アメリカ / (三)イギリス / (四)フランス / (五)ドイツ / (六)ソビエト
第五編 名著案内
 〈日本〉 / 〈外国〉


依田 義賢 (よだよしたか)
「溝口健二の人と芸術」
 (みぞぐちけんじのひととげいじゅつ)


(画像はクリックで拡大します)

*347頁 / 発行 1996年
*カバー写真・『山椒太夫』(大映)撮影スナップ。溝口監督と香川京子。(川喜多記念映画文化財団提供)

*カバー文
 オズ、クロサワに並ぶ国際的な巨匠ミゾグチ監督による名作のほとんどが、脚本家依田義賢との二人三脚で生まれたことはよく知られている。だが、鬼気迫る情熱で映画作りに挑む気魄は、時には狂気に近いものだったという。この脚本家にとって、戦前の名作『浪華悲歌(エレジー)』から、ベニス映画祭受賞作『雨月物語』を経て、晩年の『新・平家物語』にいたるまで、たえず、余人には想像もできぬ孤独な闘いがあった。
 本書は、監督の才能を信じてダメに耐え抜き期待に応えた著者が、盛時を振返り書き留めた、名作誕生の軌跡であり、人間溝口健二との苦闘の記録である。

*目次
溝口健二素描 / 日活向島時代 / 京都太秦に移って / 『唐人お吉』『滝の白糸』のころ / 『浪華悲歌』の前後 / 『祇園の姉妹』と彼の周囲の人々 / 『愛怨峡』のあとさき / 『残菊物語』のころ / 『浪花女』のころ / 好戦的な空気の中で / 戦火のなかの中国行 / 労組委員長・溝口健二 / 『女優須磨子の恋』をめぐって / 『夜の女たち』と『わが恋は燃えぬ』 / 『雪夫人絵図』と『お遊さま』のころ / 『西鶴一代女』と国際賞 / 『雨月物語』をめぐって / 『雨月物語』についての手紙 / 『雨月物語』の構想 / ベニス映画祭出発前記 / わがままを許さない西田さん / 溝さん、ローマを往く / 信仰のこころ / 『山椒太夫』から『噂の女』まで / 『近松物語』あれこれ / 『楊貴妃』から『新・平家物語』の前後 / 『大坂物語』と溝さんの臨終

溝口健二作品年表 / あとがき


読売新聞社文化部 (よみうりしんぶんしゃぶんかぶ)
「この歌 この歌手 ― 運命のドラマ120(上下)」
(このうたこのかしゅ)




(画像はクリックで拡大します)

*(上) 366頁 / (下) 354頁
*発行 1997年

*目録文
戦後初のヒット曲、並木路子「リンゴの唄」から坂本冬美「夜桜お七」まで、一二〇の曲と歌手の涙・笑い・感動、エピソードを描いた人間ドラマ&戦後歌謡曲史。

*目次
(上)
リンゴの唄
かえり船
憧れのハワイ航路
三味線ブギウギ
あざみの歌
ああ、モンテンルパの夜は更けて
お富さん
ここに幸あり
南国土佐を後にして
北上夜曲他

(下)
ペッパー警部 ― ピンク・レディー
青春時代 ― 森田公一
四季の歌 ― 芹洋子
ヘッドライト ― 新沼謙治
北国の春 ― 千昌夫
愛のメモリー ― 松崎しげる
旅の終りに ― 冠二郎
あんたのバラード ― 世良公則
夢追い酒 ― 渥美二郎
Mr.サマータイム ― サーカス他