絶版文庫書誌集成
現代教養文庫 【こ】
呉 林俊 (ごりんしゅん)
「記録なき囚人 皇軍に志願した朝鮮人の戦い」 (きろくなきしゅうじん)
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*268頁
*発行 1995年
*紹介文
4歳で渡日。19歳で皇軍兵士…。在日の画家・詩人の苦悩と半生記。
*目次
第1部 少年の幻影 / 第2部 “皇民”の幻影 / 第3部 崩壊の前夜
小池 正胤・宇田 敏彦・中山 右尚・棚橋 正博=編 (こいけまさたけ・うだとしひこ・なかやまゆうしょう・たなはしまさひろ)
「江戸の戯作絵本 (二) 全盛期黄表紙集」 (えどのパロディーえほん)
交通協力会交通新聞編集局編 (こうつうきょうりょくかいこうつうしんぶんへんしゅうきょく)
「味覚旅行」 (みかくりょこう)
小海 永二編著 (こかいえいじ)
「村野四郎 ― 若い人のための現代詩」 (むらのしろう)
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*333頁
*発行1971年
*カバー文
事物に対する冷厳な目と、鋭い洞察力をもって、現代詩に新しい道を切りひらいた村野四郎の詩一五三篇を収録、各篇に懇切な鑑賞を付した。ほかに村野の代表的詩論三篇、随筆六篇、詩人岡崎清一郎と高野喜久雄による村野評、編者解説、村野年譜、参考文献、村野アルバムよりなり、今日までの村野の全詩業を展望した。
小関 智弘 (こせきともひろ)
「春は鉄までが匂った」 (はるはてつまでにおった)
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*260頁
*発行 1993年
*目録文
NC(数値制御)旋盤工として働き作家活動を続けてきた著者の“28年の町工場暮らし”。日本の技術力を底辺で支える人びとと現場を描くルポルタージュ。
小辻 梅子訳編 (こつじうめこ)
「ケルト魔法民話集」 (けるとまほうみんわしゅう)
小寺 正三 (こてらしょうぞう)
「起業家 五代友厚 大阪経済の磁石を築く」 (きぎょうかごだいともあつ)
後藤 淑 (ごとう はじめ)
「日本芸能史入門」 (にほんげいのうしにゅうもん)
*目次
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*284頁
*発行 1964年 / 改訂 1978年
*カバー・宗達「舞楽」屏風より
*カバー文
原始芸能、奈良・平安時代の舞楽、鎌倉・室町時代の能、江戸時代の人形浄瑠璃・歌舞伎、明治以降の現代劇と、それぞれ日本独特の社会・文化と深いつながりをもつ、すぐれた芸能の歩みを、豊富な写真を駆使しながら詳述した入門書。
はしがき
T 日本芸能史の窓を開く前に
芸能という語 / 日本芸能の価値 / 日本の芸能を知るために / 科学的な考え方 / 資料
U 原始芸能の世界
原始芸能という言葉 / 芸能の発生 / 土偶・土面から音楽歌舞する埴輪へ / 『日本書紀』・『古事記』に記されている芸能 / 中国文化の影響 / 部族的・郷土的芸能
V 貴族芸能の開花
原始芸能の中央集中 / 外来楽の流入 / 音楽歌舞を統轄するための役所 / 舞楽の日本化
W 民衆芸能の登場
『信西古楽図』と『教訓抄』 / 律令体制の動揺がもたらしたもの / 二つの世界 / 新しいエネルギー / 舞楽と田楽 / 永長大田楽の背景 / 京都稲荷祭の猿楽 / 庶民の歌
X 民衆芸能の発展
武士の世 / 祭礼と芸能 / 雑芸と雑芸民 / 猿楽と能・狂言 / 勧進興行
Y 能楽の大成
南北朝争乱 / 足利幕府と足利義満 / 観阿弥と世阿弥 / 能の特色 / 狂言の特色
Z 近世芸能の芽生え
戦乱の世 / 能楽の行方 / 民衆の芸能
[ 人形浄瑠璃・歌舞伎の形成
町と河原 / 初期の歌舞伎 / 初期の人形浄瑠璃 / 人形浄瑠璃・歌舞伎の発達 / 人形浄瑠璃の集大成 / 歌舞伎の集大成
\ 近代芸能の展望
明治維新と演劇改良 / 新しい演劇 / 新しい演劇と歌舞伎の力 / 第二次世界大戦下の芸能界 / 戦後の芸能界
日本芸能史略年表 / 参考書 / あとがき
今野 圓輔 (こんのえんすけ)
「怪談 民俗学の立場から」 (かいだん)
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*214頁 / 発行 1957年 / 社会思想研究会出版部名義
*目次
T 幽霊・妖怪の登場
一、 怪談はなぜもてはやされるか
夏の夜の寵児 / 四つの特性 / その栄枯盛衰
二、 怪談の主人公たち
幽霊 / 妖怪変化 / 憑きもの
三、 幽霊・妖怪出現の背景
雑音にひしめく都会 / ランプにかすむ田舎 / カワタレ時・逢魔が時 / ネオンに挑む幽霊
U 幽霊の歴史性
一、 夏芝居・盆興行と幽霊
盛況の幽霊ばなし / お盆と幽霊の因縁 / ある学者の意見
二、 幽霊あ・ら・か・る・と
足のある幽霊・ない幽霊 / 新旧文化の併存 / 都会の幽霊(1) / 都会の幽霊(2) / 田舎の幽霊(1) / 田舎の幽霊(2)
三、 幽霊の実態
火の玉と魂のぬけた人間 / 人魂の色・形・種類 / 幽霊の現われかた
四、 二十世紀の謎 ── 心霊現象について
心霊術の実験 / 現代の幽霊現象 / 近代科学との対決
V 妖怪変化百態
一、 「モウ」と出る妖怪変化
二、 山中に住む妖怪
生きている仙人 / 「やまびと」 / 鬼と天狗
三、 家と路傍の妖怪
路上の怪 / すさまじき雪女郎 / 狐と狸の腕自慢
四、 遊泳自在の妖怪
水神変じて河童 / 河中の怪物 / 海の妖怪 / 濡れ女・磯姫・海女 / 竜宮と人魚
W 神がみの零落と霊魂信仰
一、 あの世とこの世と
天国とは何か / 天国はいずこ / 天国への階段
二、 生霊と精霊
生きている魂 / 死後の魂と盆行事 / 成仏しきれぬ魂
三、 祖霊と八百万の神がみ
八百万の正体 / すべては守神へ / 強い信仰意識
四、 信仰の衰退と芸術の発生
ご神体の具像化 / なぜ偶像化される? / 芸術の発生 / 信仰の衰退と怪談
X 怪談は生きている
一、 現代人と怪談
二、 現代文明と怪談のゆくえ
信仰の娯楽化・慣習化 / 近代生活の不安 / 怪談流行の新しい素地
三、 エピローグ
幼な子の疑問 / 常識のエヤ・ポケット / われわれの立場
付録 霊魂現象の調査について / 参考文献紹介 / あとがき
今野 円輔 (こんのえいすけ)
「現代の迷信」 (げんだいのめいしん)
今野 圓輔 (こんのえんすけ)
「日本怪談集 幽霊篇」 (にほんかいだんしゅう ゆうれいへん)
今野 武雄 (こんのたけお)
「伊能忠敬」 (いのうただたか)