絶版文庫書誌集成

現代教養文庫 【ふ】

深田 久弥 (ふかだきゅうや)
「四季の山登り その魅力・想い出」
(しきのやまのぼり)




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*188頁 / 発行 1956年
*新版 222頁 / 発行 1963年
*カバー画像 上・1956年発行のカバー 下・1963年発行の新版カバー

*目次
日本の山 ― 序にかえて

 美ケ原 / 白馬岳 / 八ツ岳

 木曽駒ケ岳 / 光岳 / 甲斐駒ケ岳 / 立山 / 男体山

 穂高・槍ケ岳 / 金峰山 / 谷川岳 / 至仏山・尾瀬

 乗鞍岳 / 塔ケ岳 / 富士山
あとがき



深田 久弥・文 風見 武秀・写真 (ふかだきゅうや・かざみたけひで)
「日本アルプス」
(にほんあるぷす)


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*231頁
*発行 1963年


*目次
序 / 北アルプス 剣岳 / 立山 / 大日岳 / 薬師岳 / 黒部五郎岳 / 白馬岳 / 不帰岳 / 五竜岳 / 鹿島槍ヶ岳 / 爺岳 / 針ノ木岳 / 烏帽子岳 / 有明山 / 餓鬼岳 / 燕岳 / 大天井岳 / 常念岳 / 黒岳 / 赤牛岳 / 鷲羽岳 / 三ッ俣蓮華岳 / 双六岳 / 槍ケ岳 / 穂高岳 / 焼岳 / 霞沢岳 / 笠ケ岳 / 乗鞍岳 / 岳 / 中央アルプス 木曾駒ケ岳 / 宝剣岳 / 空木岳 / 南駒ケ岳 / 南アルプス 甲斐駒ケ岳 / 鳳凰山 / 北岳 / 間ノ岳 / 農鳥岳 / 仙丈岳 / 塩見岳 / 悪沢岳 / 石岳 / 聖岳 / 光岳 / あとがき


福田 和彦 (ふくだかずひこ)
「日本の名庭」
(にほんのめいてい)


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*246頁 / 発行 1964年

*目録文
日本人の“こころ”の表現でもある庭の意味とその美しさを鑑賞する。日本各地の名庭約六〇を著者撮影の豊富な写真で紹介する。

*目次
カラー
正伝寺庭園 / 竜潭寺庭園 / 智積院庭園 / 月の桂の庭 / 西明寺庭園 / 光明禅院庭園 / 円通寺庭園
仮山を築く
 1 東光寺庭園(山梨県) / 2 常栄寺庭園(山口県) / 3 栗林公園補陀落山(香川県) / 4 旧安田庭園仮山(東京都) / 5 小河氏邸庭園(島根県)
縮景を造る
 1 真如院庭園(京都府) / 2 管相庵庭園(大阪府) / 3 島根県庁庭園(島根県) / 4 玉堂美術館庭園(東京都) / 5 大仙院庭園(京都府) / 6 南宗寺庭園(大阪府) / 7 法然院庭園・砂壇(京都府) / 8 聚光院庭園(京都府) / 9 詩仙堂庭園(京都府) / 10 楽々園庭園(滋賀県) / 11 玄宮園庭園(滋賀県) / 12 竜潭寺南庭(滋賀県)
須弥山を敷く
 1 西芳寺庭園(京都府) / 2 天竜寺庭園(京都府) / 3 竜源院竜吟庭(京都府) / 4 万福寺庭園(島根県) / 5 竜安寺庭園(京都府) / 6 酬恩庵庭園(京都府) / 7 正伝寺庭園(京都府) / 8 円通寺庭園(京都府)
み仏を置く
 1 小川家庭園(島根県) / 2 大池寺庭園(滋賀県) / 3 黄梅院庭園(京都府) / 4 東海庵庭園(京都府) / 5 光明禅院庭園(京都府) / 6 瑞応院庭園(滋賀県) / 7 瑞峯院庭園(京都府) / 8 月の桂の庭(山口県)
鶴と亀をかざる
 1 医光寺庭園(島根県) / 2 東福寺開山堂前庭(京都府) / 3 頼久寺庭園(岡山県) / 4 三千院有清園(京都府) / 5 曼殊院庭園(京都府) / 6 伝法院庭園(東京都) / 7 滋賀院庭園(滋賀県) / 8 西明寺庭園(滋賀県) / 9 竜潭寺東庭(滋賀県) / 10 円満院庭園(滋賀県)
神仙境をかたどる
 1 東福寺本坊庭園(京都府) / 2 常栄寺庭園(山口県) / 3 寿量院庭園(滋賀県) / 4 西本願寺虎渓の庭(京都府) / 5 光浄院庭園(滋賀県) / 6 旧後藤屋敷庭園(京都府) / 7 二条城二の丸庭園(京都府) / 8 金地院庭園(京都府) / 9 徳島城表御殿庭園(徳島県) / 10 西南院庭園(和歌山県)
桂離宮を見る
 1 御輿寄前庭 / 2 古書院の内露地 / 3 池泉の橋梁を見る / 4 奥州白川石
あとがき


福田 利子 (ふくだとしこ)
「吉原はこんな所でございました
廓の女たちの昭和史」 (よしわらはこんなところでございました)


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*267頁 / 発行 1993年

*カバー文
本書は、ひとりの少女の半生を通して語られる、「吉原」の移り変わりの詳細をきわめた記録である。徳川時代、官許の場所として発祥した吉原の女たちは、戦中には軍の徴発を、戦後は占領軍対策にあてられた。そこに集まる女たちは、家の貧困や失業をその身一つにひき受けた娘たちだった。長じて松葉屋の女将となる少女の目は、こうした娘たちや廓で働く人びととの交流を暖かいまなざしで写しとる。

*目次
プロローグ 吉原の灯が消えた日
一章 吉原遊廓
二章 私が松葉屋に来たころ
三章 戦時下に生きた吉原の女たち
四章 民主主義の時代と吉原
五章 新しい時代に向かって
 エピローグ 吉原はどこへ
 あとがき
 解説(阿木翁助)


福田 洋 (ふくだひろし)
「三菱銀行人質強殺事件」
(みつびしぎんこうひとじちごうさつじけん)


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*347頁 / 発行 1996年

*紹介文
一九七九年、大阪・住吉区で起きた凶悪事件の全体像に肉薄したドキュメント。犯行にいたるまでの軌跡をおりまぜて、犯人および捜査側の動きを綿密な取材によって再現する。

*目次
第1章 魔性の系譜
第2章 仮面の微笑
第3章 大阪の浮草
第4章 愛憎の業火
第5章 凶悪の紋章
第6章 惨劇の開幕
第7章 密室の帝王
第8章 空白の要求
第9章 攻防の迷路
第10章 骨肉の断裂
第11章 屈従の限界
第12章 虚妄の墓標


藤井 常男 (ふじいつねお)
「車窓より見た日本の植物」
(しゃそうよりみたにほんのしょくぶつ)


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*257頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
東海道線に沿って / 山陽線に沿って / 鹿児島線をゆく / 鹿児島線 / 日豊線 / 長崎線 / 久大線 / 豊肥線 / 古江線 志布志線 / 四国の植物の旅 / 予讃線 / 宇和島線 / 土讃線 / 徳島線 / 牟岐線 / 高徳線 / 東北本線に沿って / 常磐線の車窓から / 房総線に海浜植物をたずねて / 房総線 / 総武線 / 成田線 / 奥羽線を訪ねて / 奥羽線 / 磐越線 / 大船渡線 / 釡石線、山田線、小本線 / 八戸線 / 五能線 / 仙山線 / 北海道の魅力 / 函館から札幌へ / 札幌から釧路へ / 釧路から根室へ / 滝川から網走へ / 旭川から稚内へ / ローカル線ところどころ / 裏日本植物の旅 / 奥羽線 / 羽越線 / 信越線 / 北陸線 / 小浜線、舞鶴線、宮津線 / 山陰線 / 信越線を訪ねる / 高崎線 / 信越線 / 上越線 / 中央線の車窓から / 中央線 / 小海線 / 高山線 / 大糸線 / 飯田線 / 篠ノ井線 / 紀の国を訪ねる / 関西線 / 紀勢線 / 和歌山県 / 奈良線 / あとがき / 郷土の花索引


プーシキン著・西本昭治訳 (Aleksandr Sergeevich Pushkin・にしもとしょうじ)
「スペードの女王・大尉の娘」
(すぺーどのじょうおう・たいいのむすめ)


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*284頁
*発行 1963年

*目録文
ロシヤ近代文学の先駆者であり、ロシヤの偉大な国民詩人といわれたプーシキンの代表的名作二篇を写真を配しながら収録した

*目次
スペードの女王
大尉の娘
付録 はぶかれた一章
解説


藤田 国雄 (ふじたくにお)
「殷帝国 中国古代の美術」
(いんていこく)


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*215頁 / 発行 1962年 / 社会思想研究会出版部名義

*目録文
今日まで発見されたあらゆる資材を駆使して紀元前千八百年の中国最古の国〈殷〉の全貌を解明し、特にその美術品を鑑賞した

*目次
はじめに
殷墟の発見
自然環境と農耕文化の開花
殷文化の展開
概観
その年代
殷文化の特質 ── の社会と政治
殷周の交代
青銅器
時代区分と器形の分類・変化
その使用の目的
青銅器素材の来源の問題
文字の発見
 a 卜占具 /
  1 材料 / 2 方法
 b 文字
  1 甲骨文字
  2 金文
   殷墟建築址の復原 / 殷帝国の性格 / 都市文明
   写真版目次
付録
 (1) 青銅器の器形
 (2) 殷代青銅器銘文
 (3) 饕餮
 (4) 青銅器の文様(殷〜西周初期)
  I / II / III


藤原 作弥 (ふじわらさくや)
「聖母病院の友人たち 肝炎患者の学んだこと」
(せいぼびょういんのゆうじんたち)


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*335頁
*発行 1992年

*目録文
第一線の経済記者である著者は、過労から肝臓病にかかり、長期入院。患者、看護婦、シスターとの心の触れ合いを描いた日本エッセイストクラブ賞受賞作。


藤原 作弥 (ふじわらさくや)
「ビジネス読書学」
(びじねすどくしょがく)


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*303頁 / 発行 1993年
*「ビジネス書を肴にして」(NTT出版1988年刊) の増補

*目録文
味わい深い文章とわかり易い解説で知られる経済ジャーナリストおすすめの本、その読み方、本を通じての人との出合い。経済社会のホッとテーマから現代を解読。

*目次
1部 経済本との出会いと再会
2部 サラリーマンの読書術
3部 ビジネス書をおもしろく読む法
4部 本のなかの人間を読む


藤原 作弥 (ふじわらさくや)
「満州、少国民の戦記」 
(まんしゅう、しょうこくみんのせんき)


*装幀=小宮清
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*385頁
*発行 1995年

*カバー文
 お読みいただけば判るように、本書はその(内モンゴルの軍事拠点・興安街から脱出した)安東における難民生活を中心に振り返った「私の満洲物語」である。
 だが、『満洲、小国民の戦記』という題名を掲げるからには、安東時代の記述だけでは不十分である。……とくにウランホト(旧興安街)郊外の葛根廟で起ったソ連戦車軍団による邦人避難団大量殺戮の惨劇「葛根廟事件」は避けて通れない出来事である。……
  ―― 「教養文庫版へのあとがき」より

*解説頁 三重野康

藤本 良造 (ふじもとりょうぞう)
「音楽入門」
(おんがくにゅうもん)


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*196頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
音楽の楽しみ / 音楽を形づくるもの / 音を生むもの / 管弦楽 / 楽曲の輪郭 / 名曲巡礼 / 音楽史をたどって / 演奏上の注意 / 終りに / 音楽用語解説 / あとがき


藤山 一雄 (ふじやまかずお)
「新しい農家 明日の農村」
(あたらしいのうか)


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*200頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*カバー文
日本の明日の農業の一形態として、本書は進歩的な全國農家に寄与する処大であることを信ずる。著者の多彩は経歴はまた、人生の機微を伝え、われわれを鼓舞するであろう。

*目次
序 / 第一章 痩せた日本農民 / 第二章 生きることの真理 / 第三章 二頭の乳牛 / 第四章 爾吃飯了麼 / 第五章 零細モデル農家 / 第六章 養鶏農業型 / 第七章 人間の創るエッガー / 第八章 周東養鶏農業協同組合 / 第九章 飼料と肥料 / 第一〇章 乳のあふれる世界 / 第一一章 蜜の滴るところ / 第一二章 水田と畑の社会性 / 第一三章 新鮮な野菜と果物 / 第一四章 住家、畜舎そして納屋 / 第一五章 米の飯とパン / 第一六章 規範的な食生活 / 第一七章 新しい感覚、教養 / 第一八章 有能な青年を田園に / むすび


古川 久 (ふるかわひさし)
「狂言の世界」
(きょうげんのせかい)


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*150頁 / 発行 1960年 / 社会思想研究会出版部名義

*目録文
親しみやすい内容と、磨きあげた型式。古典芸術の源、狂言の世界を豊富な写真と資料を駆使して見事に描き出す狂言の入門書

*目次
はじめに
一 沿革
 生い立ち / 伝統を受けて / 作者というもの / 世阿弥の意見 / 流動と固定
二 現況
 江戸から明治へ / 再生と興隆 / 松羽目物 / 東と西 / 戦後の繁栄
三 輪郭
 種類 / 曲目 / 台本 / 言葉 / 歌謡 / 舞台 / 役柄 / 仮面 / 装束 / 作り物 / 小道具 / 囃子 / 流派
四 関連
和歌 / 連歌 / 俳諧 / 川柳 / 謡曲 / 浄瑠璃 / 歌舞伎 / 説話 / 西鶴 / 一九
五 解説(百番)
 分類法 / 三番叟 / 風流 / 神物 / 百姓物 / 果報物 / 大名物 / 冠者物 / 聟取り物 / 聟入り物 / 嫁取り物 / 夫婦物 / 親族物 / 老人物 / 職人物 / 僧物 / 新発意物 / 山伏物 / 不具物 / 盗人物 / 徒ら物 / 鬼物 / 舞物 / 雑物
六 文献
 本文 / 研究 / 芸談 / 資料 / 附録
  一 狂言の諷刺
   能と狂言 / 諷刺の意味 / 諷刺の実態・その一 / 諷刺の実態・その二 / 結語
  二 海外での狂言
   海を渡る / 欧米諸国語に / 中国では / ロシヤ語訳も
今後の課題 / あとがき / 索引


古川 久 (ふるかわひさし)
「能の世界」
(のうのせかい)


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*166頁 / 発行 1960年 / 社会思想研究会出版部名義

*目録文
能は日本の世界にほこる芸術でありながらその鑑定は難しい。本書は歴史・現状・名作。などについて楽しく理解できる入門書

*目次
(T) 能の世界
 一 歴史と現状
 二 大成者世阿弥
 三 舞台構成
 四 代表曲六十番
  初番・脇能物 / 二番目・修羅物 / 三番目・鬘物 / 四番目・雑物 / 五番目・切能物
 五 狂言の役割
  参考書目
(U) 能の影響
 一 能楽と後代文芸 / 二 欧米人の研究
あとがき / 索引


古田 紹欽 (ふるたしょうきん)
「宗教とはなにか 仏教の立場から」
(しゅうきょうとはなにか)




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*206頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義
*新装版 206頁 / 発行 1984年 / 社会思想社名義

*目録文
本書は特に宗教を禅の立場からひもとく信仰論。 @宗教とは何か。A宗教は無力か。B仏典の言葉等に分け、生きることの信念を教える。

*目次
一 宗教とは何か
 1 精神的な食べ物 / 2 宗教的体験の必要性 / 3 百尺竿頭に歩を進めよ / 4 信と悟り / 5 柳は緑、花は紅 / 6 人間を起えて人間となる

二 宗教は無力か
 1 宗教の位置づけ / 2 宗教は無力か / 3 組織からの人間解放 / 4 若人達の宗教心への期待 / 5 若い人たちと宗教 / 6 仏教の時代性 / 7 仏教の現代への発言 / 8 若い世代と仏教の断絶をどうするか / 9 彼岸≠フ意味 / 10 出世≠フ意味 / 11 無事ということ / 12 勝負の勝ちについて / 13 刀のこと / 14 南無阿弥陀仏≠フ三つの歌 / 15 流れに随わずして流れに随う

三 仏典のことばから
 1 知ることは行ないのため / 2 天華のおしえ / 3 不請の友、法母とならん / 4 金色身となる誓願 / 5 経は、人の心に生きる / 6 こだわりのない自由自在 / 7 すべてを捨てて / 8 ただ仏心で仔細なし / 9 慈悲の眼をもたん / 10 真理をもって身となさん / 11 無執着の自由 / 12 本当に足るを知ること / 13 心は日月、光明の外に出づ / 14 仏道を信ずるもの / 15 衣食のためにすることなかれ / 16 納豆作らず坐禅すべし / 17 馬と人と心々感ずれば / 18 皆不生で御座れ / 19 衆生本来仏なり / 20 般若の霊光は万象の上にあり / 21 蝶来る時花開く / 22 極楽を通り過ぎては / 23 無念無想の打ということ / 24 初心に還えるべし / 25 月中の転法輪

四 宗教、特に禅を中心に
 1 維摩経について / 2 興禅護国論について / 3 不動智神妙録について / 4 浄土の所在について

あとがき


古田 紹欽 (ふるたしょうきん)
「禅 現代人の生きかたのために」
(ぜん)


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*旧版 182頁 / 発行 1961年 / 社会思想研究会出版部名義
*新版 245頁 / 発行 1997年

*目次
《第一話》 禅と私たちの生活
 1 古きを捨てず新しきを求めず / 2 茶の心・禅の心
《第二話》 禅へのいざない
 1 臨済録のおしえ / 2 生と死と禅と / 3 不守的境涯
《第三話》 禅僧にまなぶ
 1 一遍上人 / 2 盤珪 / 3 白隠 / 4 仙 / 5 無難
《第四話》 禅の入門書
 無門関について
あとがき


古田 紹欽 (ふるたしょうきん)
「禅への道 禅のことば」
(ぜんへのみちぜんのことば)


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*233頁 / 発行 1965年

*目次
まえがき
1 心について〈信心銘より〉
 作者・内容 / 信心銘原文(抄) / 心について
2 悟りについて〈証道歌より〉
 作者・内容 / 証道歌原文(抄) / 悟りについて
3 差別即ち平等について〈参同契より〉
 作者・内容 / 参同契原文 / 差別即ち平等について
4 無について〈無門関より〉
 作者・内容 / 無門関原文(抄) / 無について
5 食事の心得について〈五観・三匙の偈より〉
 作者・内容 / 五観・三匙の偈原文 / 食事の心得について
6 風性について〈正法眼蔵より〉
 作者・内容 / 正法眼蔵原文(抄) / 風性について
7 誡めについて〈大応国師禅誡より〉
 作者・内容 / 大応国師禅誡原文 / 誡めについて
8 修行の心がまえについて〈大燈国師遺誡より〉
 作者・内容 / 大燈国師遺誡原文 / 修行の心がまえについて
9 弟子について〈夢想国師遺誡より〉
 作者・内容 / 夢想国師遺誡原文 / 弟子について



古田 紹欽 (ふるたしょうきん)
「日本人のこころ 古典にみる禅の思想」
(にほんじんのこころ)


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*197頁 / 発行 1966年

*目次
現代に生きる仏教 / 仏教と現代 / 現代とは何か / 仏教の三世説とは / 仏教の三時教とは / わが国の仏教の歴史 / 現代によみがえる経典 / 日本仏教の現代化 / 文学と仏教思想 / 平家物語をどうみるか / 平家物語とわたしの立場 / 平敢物語の成立 / 諸行無常の意味 / 寂滅為楽へのつながり / 平家物語の仏教思想 / 徒然草の世界 / 徒然草の成立 / 兼好の無常観 / 徒然草の諷刺精神 / 徒然草の仏教思想 / 兼好の合理主義 / 兼好が到達した人生観 / 「山姥」の思想 / 能に憑かれて / 一休と能 / 「山姥」のあらすじ / 「山姥」のさとり / 芭蕉の涙 / 芭蕉の生涯 / 常住と無常 / 山川草木に仏性をみる / 一筋の道 / 雨月物語の仏教思想 / 雨月物語の成立 / 「青頭巾」の話 / 証道歌の教え / 俳句にみる仏法 / 「目には青葉」の一句から / 極楽浄土を感じとる / 禅のこころ / 仮名法語の禅 / 仮名法語の成立 / 一休の禅 / 「随」ということの意味 / 「随」の熟語 / 禅籍にみる随の語 / 俳句の世界の「随」 / 一遍上人の言葉 / あとがき



古田 紹欽 (ふるたしょうきん)
「仏教とはなにか」
(ぶっきょうとはなにか)


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*192頁 / 発行 1963年

*目次
T 悟りに生きた人たち
 1 人間鴨長明  宗教的文学作品としての観賞 / 万丈記が書かれた時代的背景 / 長明における出家遁世の意味 / 世俗と断ちきれなかった長明 / 失意の人々に共感をよせた心境 / 維摩居士の居宅に由来する方丈 / 長明の無常観とその信仰 / 自分を見とどけた長明
 2 禅者芭蕉  芭蕉と禅 / 風雅の妄執 / 禅僧との出会 / 「古池や」の句について / 仙高フ理解した句境 / 永遠の音をきく / 「不動智神妙録」の味わい / 動静一つの世界 / 山も庭も動く / 悟らぬ人の尊さ / 心の遍歴
 3 信仰の人一茶  一茶の宗教的生いたち / ぶつかった心の関門 / 「おらが春」の宗教論 / 愚者の尊さを思う心境 / 明かるさの底に生きるさとり
U 禅のおしえる世界
 1 現代の古典・寒山詩  自然生活へのあこがれ / 現代に生きる風狂の士 / シナ料理と日本料理のちがい / 秋到れば林の落葉するにまかす / 寒山の人間性 / 独りみずから居すということ
 2 仙高フ悟り  臨済禅の三つの流れ / 一声にとらえた極楽浄土 / 禅くさくない禅 / 禅茶一味の世界
 3 臨済録の思想  菩提達磨の禅 / つまらないくそかきべら / 仏を否定する精神 / 徳山の棒・臨済の喝 / 仏法における一大事 / 絶対的立場でみる
 4 「坐禅和讃」の心  瓦をみがいて鏡にする / 自分が自分に出会う経験 / この世にある蓮華の国
V 仏教への道
 禅と浄土 / 坐禅も浄土もわかる心 / 外にある仏と内にある仏 / 仏になる、ならないおしえ / 対立する仏と人のありかた / 浄土のある場所 / 禅と浄土をむすぶ路 / 「我が国」をみる目



古谷 糸子 (ふるやいとこ)
「ジャーナリスト 新聞記者の眼」
(じゃーなりすとしんぶんきしゃのめ)


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*263頁 / 発行 1963年

*目次
T 記者の眼
 スキャンダル / 盗作 / 宮本百合子さんと蒲団 / その光を奪ったもの / 水谷さんの眼 / 巣鴨拘置所 / 投書のさまざま / 指導者 / 汚職 / 有名人への期待
U 記者と生活
 記者会見 / ゴルフ / 潔癖 / 服装の話 / 一枚の新聞紙 / ことばの習慣 / 回転 / 白鳥の影響 / 孤独 / 特権意識 / 常套手段 / 差別観
V 記者今昔
 たしなみ / 取材メモ / 著名人の談話 / 足で書く / 休まざる記者 / 社会部記者 / 良き時代の新聞記者
W 記者入門
 道草 / 新聞学院 / 家庭欄 / 終戦まで / 戦争への反省
X 私の考え
 新聞記者と作家 / 男のぬか味?記者 / 訂正記事 / 皇室記事 / 婦人記者の存在 / 一介の記者 / 野党的であれ / 中立的立場
付録 / あとがき


古谷 綱武 (ふるやつなたけ)
「女性の幸福について」
(じょせいのこうふくについて)


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*206頁 / 発行 1953年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次

戀愛を解放的に / 結婚慾の轉落 / 解放娘の人生觀 / 生活の幸福 / 女らしさ

人生への出發 / 女性の幸福について / 不意の訪問客 / 婦人の進出を邪魔する婦人 / こまつた母たち / 自殺について

性慾 / 女性の天分 / 女性についての隨筆 / 生活めも

女の幸福 / 妻の生き方 / 嫁の生き方 / 母の生き方 / 夫を捨てる妻たち / 明日の女性

無智と離婚 / 境遇の奴隷 / 結婚の解放 / 幸福への能力 / 解放と獨立


古谷 綱武 (ふるやつなたけ)
「若さと幸福」
(わかさとこうふく)


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*221頁 / 発行 1955年 / 社会思想研究会出版部名義

*目次
とびらのことば
T
心を惹かれた女性たち / うわさばなし / 世話やきずきな女性 / ふだんの生活 / 突然の来客 / 男の家庭科 / 亭主と台所 / 妻の質問 / 商家の中年夫婦 / 商店と妻の協力 / めざめゆく炭鉱の主婦
U
若さと幸福と / よろこびということ / 女の友情について / 現代の恋愛観 / ふしぎを感じる心 / 健康について / 正直ということ / 教養をつくる基礎 / 自分の値ぶみ / けちんぼうについて / おしゃべり / よい杖 / 日日のおもい
V
映画のなかの女性像 / 「女の一生」の允子 / 「妻の座」の閑子 / 「千羽鶴」の太田夫人
W
嫁 / ある母親の話 / 母の失業 / おんな言葉 / さびしい幸福 / 再婚について / あるPTAの席で / 若い先生 / 家庭人へのあこがれ / 職場と恋愛 / 結婚と子供 / 教養と言葉
あとがき 


ブレーズ・パスカル著 渡辺 秀訳 (Blaise,Pascal わたなべしゅう)
「パンセ冥想録への誘い 若い人のための人生論3」
(ぱんせめいそうろくへのさそい)


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*263頁 / 発行 1966年

*目次
第一部 人間の偉大と悲惨
 一 精神と文体 / 二 神なき人の悲惨 / 三 正義と現実の理由 / 四 哲学者
第二部 神と人間
 一 賭け / 二 信仰への道 / 三 キリストの教え / 四 キリスト教の基礎 / 五 宗教論 / 六 護教論断片
解説 / パスカル年譜


フレヤ・スターク著 勝藤 猛訳 (Freya・Stark かつふじたけし)
「暗殺教団(アサシン)の谷 女ひとりイスラム辺境を行く」
(あさしんのたに)


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*371頁
*発行 1982年

*目録文
『東方見聞録』にえがかれ、現在もシルクロードの秘境として名高い暗殺教団の谷を、若い女性がしなやかな感性でつづる旅行記。謎深い「ルリスタンの宝探し」も併録。