

*カバーデザイン・蟹江征治
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*上520頁・下496頁 / 発行 2007年
*カバー文
上巻
アメリカはどのように形作られてきたのだろうか。大陸発見の道筋を切り開いたコロンブス、ピューリタンの新天地建設をめざしたウインスロップ、独立宣言を起草したフランクリンやジェファーソン、インディアン連合を組織しアメリカと戦ったテカムセ。巧みな構成、自由な語り、多彩な人物の伝記を並べ綴るおもしろさ抜群、魅力あふれるアメリカ史。
下巻
人物の伝記を連ね綴り、アメリカ的特徴とは何かを探る。シカゴの貧民窟で闘った女性解放運動家アダムズ、近代化の矛盾に目をつむった自動車王フォード、非暴力に徹し、黒人の権利向上に邁進したキング牧師、苦節の末の栄光と屈辱に満ちた没落を味わったニクソン。多様な人間模様、多面的な視点、意欲的な構成と記述、個人が輝き、歴史が息づく異色のアメリカ史。
*目次
上巻
第一章 クリストファー・コロンブス ― 誤解が生んだ新大陸発見の栄誉
第二章 ジョン・ウインスロップ ― ピューリタン植民地建設のディレンマ
第三章 ベンジャミン・フランクリン ― 独立戦争を勝利したもっともアメリカ人らしいアメリカ人
第四章 トマス・ジェファーソン ― アメリカン・デモクラシーの象徴
第五章 テカムセ ― 史上初のインディアン連合を組織した天才
第六章 キット・カーソン ― フロンティアの夢が生んだ西部の英雄
第七章 フレデリック・ダグラス ― 逃亡奴隷の見た南北戦争
第八章 ロバート・E.リー ― 敵からも称賛された南軍の悲劇の名将
下巻
第九章 マーク・トウェイン ― ユーモア作家の痛恨の晩年
第十章 ジェーン・アダムズ ― シカゴの貧民窟で闘った優雅な女性解放運動家
第十一章 ヘンリー・フォード ― 近代化の矛盾に目をつむった自動車王
第十二章 エレノア・ローズヴェルト ― 弱者のために奔走した世界のファースト・レディー
第十三章 マーティン・ルサー・キング(ジュニア) ― 非暴力に徹した黒人解放運動家
第十四章 リチャード・ニクソン ― 苦節の末にかちとった栄光と没落
訳者あとがき
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