
*写真提供・植村鞆音
アートワーク・矢部弘幸・ [MACH55GO!]
デザイン・関口聖司
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*324頁 / 発行 2008年
*カバー文
小心にして傲岸、寡黙にして雄弁、稀代の浪費家にして借金王、女好きのプランメイカー、直木三十五。「藝術は短く、貧乏は長し」とばかりに、莫大な借金に追われながら、七百篇におよぶ小説・雑文を書き、昭和初期の文壇に異彩を放ち、悠然と人生を駆け抜けた人気作家の全貌をあますところなく描いた評伝決定版。
*目次
第一部 無名時代
上京 / 佛子寿満との同棲 / 卒業写真 / 就職難 / 春秋社と冬夏社 / 直木と芥川龍之介 / 債権者撃退談 / ペンネーム直木三十一 / 香西織恵との出会い / 関東大震災
第二部 関西時代
「苦楽」編集と作家デビュー / プラトン社の同僚、川口松太郎と岩田専太郎 / 映画製作に乗り出す / 牧野省三と「聯合映画藝術家協会」を設立 / 映画界を去る
第三部 流行作家
東京生活の復活 / 直木三十五の誕生 / 代表作「南国太平記」 / 「私の略歴」に描かれた日常生活 / 直木をめぐる女たち / 友人たち / 晩年の日常 / 「人の事、己の事」
第四部 晩年
晩年 / 入院 / 死 / 葬儀とその後
おわりに
直木三十五(植村宗一)年譜
参考文献
解説 縄田一男
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