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*478頁 / 発行 2015年
*カバー文
「文学の域にまで高められていないという理由で軽んじられ話題にもならず忘れ去られた書物の一群がある。私がとりあげるのはそのような本である」。自費出版、パンフレット類を含め五百冊を超える戦記を蒐集、読破した芥川賞作家。無名兵士たちが綴った言葉の数量と戦場の真実。
*目次
はじめに … 『出発は遂に訪れず』島尾敏雄著 / 『戦艦大和の最期』吉田満著 / 『セレベス戦記』奥村明著
一 敗者が得たもの … 『沖縄戦敗兵日記』野村正著 / 『赤松海軍予備学生日記 ─ クラークフィールドの墓碑銘』赤松信乗著
/ 『戦中派不戦日記』山田風太郎著 / 『定本俘虜記』大岡昇平著
二 虚実 … 「今日の話題」(パンフレット) ─ 空母翔鶴最後の決戦、北海の浮上作戦 /
『日本海軍(全三巻)』木村八郎著 / 『海軍特別攻撃隊(上巻)』高木俊郎著
三 さすらう兵士たち … 『栄光マラソン部隊』北本正路著 / 『帝国陸軍の最後(全五巻)』伊藤正徳著 / 『西部ニューギニア作戦秘話』了戒次男著 / 『船舶太平洋戦争』三岡健次郎著 / 『野哭 ─ ニューギニア戦記』尾川成二著
四 巨大な陰惨 … 『地の果てに死す』植松仁作著 / 『ニューギニア戦記』金本林造著 / 『海軍特別攻撃隊(上下巻)』高木俊郎著
五 生者と死者と … 『月白の道』丸山豊著
六 河辺の無名兵士たち … 『太平洋戦記(全一三巻)』 / 『ビルマの花吹雪』
七 海の光 … 『ノモンハン』五味川純平著 / 『捕虜日記』J・ウェーンライト著 / 『太平洋戦史文献解題』井門寛著
/ 『海の域』渡辺清著
八 勝利者と敗者と … 『最後の帝国海軍』豊田副武著 / 『海軍の反省』福留繁著 / 『戦藻録』宇垣纏著
九 栄光 … 『鉄底海峡』高橋雄次著 / 『海上護衛戦』大井篤著 / 『戦艦武蔵の最期』渡辺清著
一〇 象徴 … 『大東亜戦争秘史』保科善四郎著 / 『君は天皇を見たか』児玉隆也著
一一 軍艦大和 … 『日米全調査・戦艦大和』吉田満・原勝洋著 / 『鎮魂戦艦大和』吉田満著
/ 『軍艦長門の生涯』阿川弘之著
一二 昔も今も … 『最悪の戦場に奇蹟はなかった』高崎伝著 / 『年々の花』伊藤整著 / 『ミンダナオ島戦記』真木葉著 / 『大本営の二〇〇〇日』瀬島龍三著
一三 丘 … 『戦史叢書・捷号陸軍作戦(2)』防衛庁戦史室編 / 『ある兵士の手記』宮前鎮男著
一四 もうひとつのテルモピレー … 『玉砕を禁ず ─ 比島カバルアン丘の死闘』小川哲郎著
一五 檻の中 … 『虜人日記』小松真一著
… … 『勝利と敗北』ハンソン・W・ボールドウィン著 / 『大東亜戦争全史』服部卓四郎著
/ 『沖縄決戦』八原博道著
一七 洞穴とクリ舟 … 『嗚呼インパール』菊池靖著 / 『メレヨン島 ─ 生と死の記録』朝日新聞社編
/ 『人間の極限 ─ メレヨン島海軍軍医長の記録』森萬壽夫著 / 『空白の沖縄戦記
─ 幻の沖縄奪還クリ島挺身隊』森杉多著 / 『沖縄脱出』渋谷敦著
一八 漂泊と帰還 … 『帝国海軍陸戦隊』山田栄三著
一九 審判 … 『日本のいちばん長い日』大宅壮一著 / 『終戦秘史・有末機関長の手記』有末清三著
/ 『東京裁判をさばく』滝川政次郎著 / 『東京裁判(上下巻)』児島襄著 / 『東京裁判』朝日新聞社法廷記者団編
/ 『文明は裁いたか裁かれたのか』長尾竜一著
二〇 闘争 … 『東京裁判』朝日新聞社法廷記者団編 / 『市ヶ谷台から市ヶ谷台へ』河辺虎四郎著
/ 『世紀の遺書』巣鴨遺書編纂会編 / 『敗者 ─ 東条英機夫人他戦犯遺族の手記』林逸郎編著
/ 『あれから七年』飯塚浩二著 / 『秘録東京裁判』清瀬一郎著 / 『共同研究・パール判決書』東京裁判研究会編
/ 『神を信ぜず』岩川隆著
二一 崩壊 … 『帝国海軍の最後(第五巻・終末篇)』伊藤正徳著 / 『シベリア虜囚記』野中光治著 / 『シベリア抑留記』神谷菊二郎著
二二 滅亡と救済 … 『きかわだつみのこえ』日本戦歿学生手記編集委員会編 / 『レイテ戦記』大岡昇平著 / 『ひかりごけ』武田泰淳著 / 『ガダルカナル』ガ島会著 / 『日記と書簡』吉原道則著
おわりに … 『特集・戦争文学者 ─ この三十年の心情「寡黙な世代への語り部」』伊藤桂一著
/ 『一兵士の野戦日記』大西勝巳著 / 『戦没農民兵士の手紙』岩手県農村文化懇談会編
/ 『ブーゲンビル島』蔵原惟和著 / 『広島が滅んだ日』宍戸幸輔著 / 『「原爆」と三十年』秋月辰一郎著
あとがき / 参考引用文献 / 解説 大澤信亮
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